相互RSS募集中です

カテゴリ:ムン・ジェインの記事一覧

ユン・ソンニョル、ムン政権の隠蔽を続々と暴く……THAAD基地の電磁波は基準値をはるかに下回る事実を隠蔽していた

[単独]ムン政権による「THAAD電磁波」の調査、有害基準値の2万分の1… 4年間「非公開」(TV朝鮮・朝鮮語)
ムン政権当時、国防部が2018年3月から今年4月まで慶北省州サード基地周辺で測定した電磁波統計データです。
THAADレーダーから異なる距離にある4つの地点で測定したが、4つとも平均値が政府が定めた人体有害基準値の2万分の1でした。
2019年7月に測定した最大値も114分の1でした。携帯電話基地局から出る電磁波に比べても 1000分の1レベルに過ぎません。

キム・ユンミョン檀国大学名誉教授「そこにいたとしても人体への安全基準の1/100以下であって何ら意味がないと思います」

パク政権がTHAADミサイルの搬入を決定した後、当時民主党議員は、デモの現場に参加して「THAAD電磁波で身体が揚がる」との、怪談流布に力を貸しました。

電磁波の危険などで星州住民が資材搬入を防ぐ間、ムン政権の国防部は、このような測定値を公開していません。
(引用ここまで)


 ムン・ジェイン政権がTHAADミサイルの電磁波を測定していながら、それを隠蔽していたことが明らかになったとのニュース。
 いわゆる「殺人マクワウリ」ですね。
 THAADミサイルのレーダーからの電磁波を浴びたマクワウリを一口食べたら死ぬのだ、という都市伝説があったのですよ。
 あるいは「人がレーダー波を浴びたら身体が揚がるのだ」みたいなこと言ってましたっけ。

 でも、軍の電磁波測定について反対していたのですよね。なぜか。
 実際の数字が出ると困るからでしょうけども。


 その後、ムン・ジェイン政権はTHAADミサイルの配置された場所で電磁波測定をしていたのだけども、まったく問題がなかったという結果を隠匿。
 なぜなら左派がTHAADミサイル配備に反対していたから。
 あとは放置しておいたほうが中国に言い訳が効くからでしょうね。

 こうした隠蔽をムン・ジェイン政権は少なからずやってきている、との指摘がされています。

 以前「借金苦で北朝鮮に向かったものの北朝鮮当局に射殺された」という設定が与えられた公務員がいたのですが。
 当時から遺族は「そんなわけはない」と主張していました。
 この件についても隠蔽があったことが判明しています。
韓国軍「北が遺体焼却の蛮行」→「焼却したと推定される」…青瓦台の答弁指針を基に立場を変えていた(朝鮮日報)

 北朝鮮の機嫌を取り続けることだけがムン・ジェイン政権のアイデンティティだったので、こうして隠蔽したということなのでしょうが。
 まあ、易姓革命なのでこうして隠蔽された事実が暴かれるのは当然といえば当然。
 まだしばらくムン・ジェイン政権を楽しめると思いますわ。

Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローよろしくお願いします。→

引退して田舎で隠遁をはじめたムン・ジェイン前大統領の自宅前で保守系団体が迷惑デモを続ける……まあ、そういう集団を擁護してきたのはキミだしな

文前大統領の娘が保守団体集会に怒り爆発 ツイート後に削除(聯合ニュース)
韓国の文在寅(ムン・ジェイン)前大統領が退任後に居住している慶尚南道梁山市の自宅周辺で保守団体が集会を行っていることに対し、文氏の娘が怒りを爆発させた。

 文氏の長女のダヘさんは28日、「これが果たして集会なのか? 銃口を向けて撃たないだけで、コーナーに追い込み口頭で乱射することと何の違いがあるのか」などと、強い怒りをツイッターに投稿した。また、「これ以上我慢する理由がない。これから両親は自分が守る」とつづった。

 現在、この書き込みは削除されている。
(引用ここまで)


 ムン・ジェイン前大統領とその娘が、引退後に隠遁の地として選んだ自宅周辺に保守系のデモ隊が来ていることを批判しています。
 今回の記事は娘の(一時期、タイに移住していた)ムン・ダヒ氏のもの。
 曰く「デモ隊は口で(我々に)銃撃しているも同じ」「家族は家に閉じ込められたネズミ」なのだそうで。

 いやぁ……。
 デモと集会で社会に混沌をもたらして、政権奪取を試みたのは誰なんだって話ですわな。
 で、それでパク・クネを弾劾に追いこんで政権奪取に成功したわけで。
 言ってみれば、韓国は「デモと集会」がなによりも優先されるような社会になっているのですよ。
 この保守派の集会もそれを逆手に取っているだけなんだよなぁ。


 ムン・ジェイン本人もデモ隊に対して「反知性だ」とか言い出してます。

文前大統領、自宅前の拡声器集会を「反知性」によるものと批判(ハンギョレ)

 でもまあ、こうして周囲に迷惑をかけることで自分たちの主張を通す、というやりかたを貫いてきたのはムン・ジェインを背後から支えてきた民主労総だったわけで。
 彼らが最高検察庁の庁内でピケを張るとか傍若無人のかぎりを尽くしてきたのを黙認してきたのはムン・ジェイン政権でしたし。
 THAAD部隊の駐留する敷地への道路において、私設検問所を黙認してきたのもムン・ジェイン政権でした。

 自分たちのやってきたことがそのままブーメランとして刺さっているだけ。
 あくどいやりかたを認めてきたのなら、それがそのまま自分たちの身に降りかかることも容認してもらわないとなぁ。

Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローよろしくお願いします。→

韓国で検察からの捜査権剥奪はこう行われた……民主主義の悪用じゃん

執念? 保身? 韓国・文在寅前大統領が繰り出した「最後の一手」(毎日新聞)
 任期末まで1週間を切っていた3日、文氏は検察の捜査権の多くを剥奪する改正検察庁法と改正刑事訴訟法の公布を決めた。政権を支える進歩系の「共に民主党」がこの日までに国会で強行採決して、成立させた。

 「検察の政治的中立や公平性に対する懸念は解消されていない。国民の信頼を十分得ていない」「時代の要求に合った改革だ」。文氏が同日の閣議で繰り返し述べたのは強烈な検察不信だった。 (中略)

金弁護士は「一番の問題点は、法改正で生じる長所や短所について、専門家の検討を交えることなく、政治的な意図であまりにも急いで処理したこと。法治主義に対するテロ行為です」と手厳しかった。

 もし李氏が大統領選で勝利していたなら、こんなにも急いで法改正に踏み切らなかった。これが金弁護士の見立てだった。 (中略)

文氏が「政治の師」と慕い続けた進歩系の盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領(同03~08年)は、09年に不正資金疑惑をめぐり、検察の事情聴取を受けた後に自ら命を絶った。

 だからこそ、文政権や共に民主党の関係者への「政治報復」を阻止するために法改正を急いだのではないか。そう問いかけると金弁護士はうなずいた。「文氏や、不動産開発関連などの疑惑が指摘される李在明氏、共に民主党の国会議員らが政治的な保護を受けるために唯一無二の法律を作ったということ。『検察が盧元大統領を殺した』という思いが文氏本人にあった。文政権中枢には学生運動に関わった人も多い。検察トップを務めた尹大統領が検察を利用して、自分たちを必ず弾圧してくると考えたのでしょう」
(引用ここまで)


 米韓首脳会談の共同声明はいま読んでます(そば屋の出前)。

 検察の捜査権完全剥奪についての記事がないものかと探していたら、ちょうど毎日新聞の記事がよい感じだったのでピックアップ。
 毎日新聞本体のサイトだと有料記事で半分ほどまでしか読めないのですが、Yahoo!だとなぜか全部読めるのでリンクはそちらにしてあります。

 すごく簡単にいえば、韓国では「ムン・ジェインが自分とイ・ジェミョンの保身のために検察から捜査権を剥奪した」ということなのですが。
 以前も書いたように韓国では警察も捜査権を持つものの、それは検察の補助としての捜査。
 これまでほぼ検察だけが捜査をする権限を持っていたものを、いきなり取り上げるという暴挙に出たわけです。
 韓国の社会システムが混乱するのではないかと有識者は危惧しています。

 これまで検察が捜査権を持つ、というシステムで社会が運営されてきたわけで。
 それが──

「これからは検察ではなく、警察が捜査権を持ちます」
「現役か、かつて高位公務員だった者については公捜処が捜査権を持ちます」
「検察も一定額以上の被害額となった経済事件等については捜査権があります」

 ──とかいう状況になる。
 「検察から権力を削ぎたい」というほぼ私怨で行われた「検察改革」ですから、実際に適用されたら社会のシステムがどうなるのかすら分かりません。
 これまでは「検察が捜査権を持つ」との前提で社会が動いてきたわけで。
 それを強行採決でねじ曲げた、というのが今回の出来事。


 師匠筋にあたるノ・ムヒョンが自死を選んだのは、検察の捜査が向かったことが原因であるムン・ジェインは考えています。
 捜査当時の大統領であるイ・ミョンバクを相当に恨んでいるという話は何度かしました。
 パク・クネは特赦で釈放されても、イ・ミョンバクに特赦が降りなかったのはこのあたりのムン・ジェインの復讐心が作用している部分も少なくないと思われます。
 それと同様に検察にも恨みがあり、今回の暴挙にいたったと。

 さらに自分の直系の後継者として指名するつもりであったチョ・グクに捜査の手が及んで権力の禅譲ができなかったことも作用しているでしょうね。
 ムン派であり、最側近であったチョ・グクやキム・ギョンスが大統領選挙に出て勝つことができれば大人しくしていたのでしょうが。

 よりによって検察庁出身のユン・ソンニョルが大統領になってしまった。
 しかも、検察総長であった時代に散々、その派閥も込みで弾圧し続けてきた相手。  これまでのパターンではムン・ジェインはユン大統領の任期中になんらかの罪で逮捕されていたでしょうが。

 ここまで徹底して検察の勢力を削いだことで、どうなるか分からなくなりました。
 蔚山市長選挙介入で逮捕される可能性があるかな、とは思っていたのですがだいぶ難しくなった感じがしています。

 こんなのが「見習うべき民主主義の見本」なわけがないんだよな……。
 むしろ議会制民主主義の悪用だし、独裁者に権力を与えるとこうなるっていう見本ですらありますよね。

Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローよろしくお願いします。→

韓国メディア「バイデン大統領の訪韓時にムン・ジェインと会談し、彼を北朝鮮の特使とするのではないだろうか?」→ホワイトハウス「会談もないし、特使なんて聞いたこともない」

文在寅氏とバイデン氏の面会見送りか 米補佐官「予定ない」(聯合ニュース)
バイデン米大統領の来韓に合わせて推進されていた文在寅(ムン・ジェイン)前大統領との面会が見送られる見通しであることが分かった。米国のサリバン大統領補佐官(国家安全保障担当)は18日(現地時間)の記者会見で、「文前大統領と予定されている面会は現在のところない」と明らかにした。

 これに関連し、文氏側の関係者は19日、「面会は当初、ホワイトハウスからの提案によって推進された。ホワイトハウスがスケジュールに含まないと最終決定したのであれば、それに付け加える言葉はない」と述べた。
(引用ここまで)


 アメリカの安保担当大統領特別補佐官であるジェイク・サリバン氏が訪韓、訪日について記者会見を行いまして。
 その場で「韓国メディアが報じているような『ムン・ジェイン前大統領との面談』の予定はない」と述べました。
 会見の様子はこちら。6分20秒くらいから。



記者「韓国メディアはバイデン大統領がムン・ジェイン前大統領と面会するとしていますが、これについては?」
サリバン補佐官「その予定はありません」
記者「北朝鮮にムン・ジェイン氏を特使として送るともされていますが?」
サリバン補佐官「そういった話があるとは聞いていません」

 もうばっさり。
 ムン・ジェイン前大統領が退任する前から「バイデン大統領の訪韓時にはムン・ジェインとの会談がある」と大統領府が大々的に喧伝していたのですよ。

文大統領 バイデン氏との会談調整中=韓国大統領府(聯合ニュース)
韓国の青瓦台(大統領府)関係者は28日、5月20~22日に訪韓するバイデン米大統領と文在寅(ムン・ジェイン)大統領の会談を調整していると明らかにした。

文大統領は5月9日に退任する。同関係者は「在任中の相互信頼と尊敬を表すという意味から文大統領とバイデン大統領の会談日程を協議している」と述べた。会談はバイデン氏側が要請したという。
(引用ここまで)

 この記事が4月28日のもの。
 当時、「新大統領の立場を希釈するような会談をわざわざするかな?」とは感じましたね。
 どこか訝しむべき話ではないかと。


 で、訪韓寸前になってこうなった、と。
 実際になんの話もなかった、とまでじゃないとは思うのですが。
 じゃあ、本当に大統領府が喧伝するほどまでに会談内容が詰められていたのか、となると怪しいかなと。

 ホワイトハウス側から呼びかけていどはあったのではないかと。スケジュールの確認とかそういうレベルで。
 でも、本決まりになるまでではなかったし優先度も高くはなかったのではないか、という感じです。
 で、サリバン氏への質問で「北朝鮮にムン・ジェインが特使として派遣される、という話もありますが」というものもありますが、それを扱った記事がこちら。

文前大統領と会談するバイデン大統領…ささやかれる対北朝鮮特使論(中央日報)

 バイデン大統領側から、ムン・ジェインに「特使として北朝鮮に行ってもらえませんか」という呼びかけがあるだろう、との推測があったとのことですが。
 うーん。微妙。
 いまさらムン・ジェインを北朝鮮に特使として派遣。
 ムン・ジェイン側にそういう意向があったとしても、バイデン側が認めるかどうか。
 そんな信頼関係なんてミリほどもないと思いますけどね。

 ホワイトハウスがムン・ジェイン側のメンツを潰すために仕掛けた……というよりは、ムン・ジェイン側がいつものように暴走した結果、ではないかなと。
 針小棒大に騒ぎ立てて恥をかいた、というオチではないでしょうか。

Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローよろしくお願いします。→

ムン・ジェイン、ついに退任。最後の最後まで統計を歪曲して終わった5年間だった……

【コラム】忘れたくても忘れられない文大統領(朝鮮日報) 韓国版
文在寅(ムン・ジェイン)大統領が今日、青瓦台(大統領府)を去る。任期最後の日に批判文を書くつもりはなかった。だが、心変わりをしたのは、終わったのに終わらない文大統領の「終わりの言葉」があったからだ。文政権は歴代最大となる分量の国政白書を出した。その分量は22巻・1万1944ページに達するという。特に統計歪曲(わいきょく)疑惑が多かった政権だけに、この膨大な分量の白書にどれだけ多くの統計粉飾があっただろうか、と思った。 (中略)

文大統領が取り上げたのは仮処分所得の分配指標だった。文政権で市場所得の分配指標は悪化した。市場所得5分位倍率は2015年の10.41倍から2020年は11.37倍へと、相対的貧困率は19.5%から21.3%へと高まった。「所得主導成長をする」と言って、政権序盤に最低賃金引き上げなどをして暴走した。「弱者をいっそう苦しくさせる」と政策の副作用を懸念する経済団体役員に向かって大統領が「社会的二極化を生み出した主な当事者」と名指しすると、与党寄りメディアは一斉にその経済団体役員を攻撃した。しかし、実際に分配指標の数値が悪くなると統計庁の庁長を変え、統計集計方式まで変えて議論を招いた。市場所得の分配指標は5年間改善されなかった。大統領は税金による支援で改善された仮処分所得の分配指標だけを見せた。 (中略)

世界的な不動産関連企業が発表した2021年7-9月期の住宅価格指数を見ると、韓国は1年で23.9%の上昇で調査対象56カ国中1位だった。文政権は現実を正しく反映できていない不動産公式統計ばかりにこだわり、不動産の失策をさらに深刻化させた。
(引用ここまで)


 今日退任して、大統領府から夫婦揃って退勤したムン・ジェイン大統領。


文、支持者応援の中で最後の退勤… 歩いて大統領府から出た(ソウル経済・朝鮮語)

 実際には日付が変わるまでは大統領で、ここからなにか起こったらムン・ジェイン自身が対応しなければならないのですが。
 まあ、とりあえず大統領府から出たところで一段落ではあります。
 5年間、お疲れ様でした。そして徹底的にネタをありがとう。

 でもって、「ムン・ジェイン政権白書」にまたまたクレームがついてまして。
 今回は「都合のいい数字だけを取り上げて、まるで善政を敷いたようなフリをしている」というもの。
 ただまあムン・ジェイン政権5年間ってそうしたチェリーピッキングの5年間でしたからね。
 統計庁の長官を「望んだ数字が出てこなかったから」として更迭してたほどですから。


 今回の記事は格差についてと、不動産価格についてのチェリーピッキング。
 「前政権時代と比べると格差が縮まった」としていたのですが、それは政府の補助があってこそのもの。
 現状、韓国で全世帯の半分が税金による現金福祉を受ける事態になっています。

 2019年の下位20%の勤労所得は7四半期連続で下落している状況でも、「政府の再分配」によって下位世帯の所得は増えた……というアレを人気の間、延々とやっていたということですね。
 当時、「それ見たことか、これが所得主導成長が正しかった証拠だ」みたいにしてましたね。
 再分配は必要なことですが、実際の市場所得は悪化していたものを「格差の補正に成功したのだ」とか言えてしまうんだよなぁ……ムン・ジェインならばこそ、です。

 不動産価格についてはもう延々とやってきたので割愛しますが。
 「数字は嘘をつかないが、嘘つきは数字を使う」というアレですね。
 これほどの国家元首を抱くことはもうないでしょう。
 すごい人物でしたわ。

Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローよろしくお願いします。→

ムン・ジェイン、「功罪を検証する」記事で功がなにも書かれない……

カテゴリ:ムン・ジェイン コメント:(86)
【寄稿】韓国人が一度も経験したことのない大統領…彼を記憶すべき6つの理由(朝鮮日報)
「無能だからなのか、人は良い」。この5年間韓国を統治した文在寅(ムン・ジェイン)大統領について、このように語る人が結構いる。高い地位にある人物が無能だとしたら、それこそ悪いことではないのかと問い返してみるが、そんなことを言うなら、良い人間はどれくらいいるのかという反論にぶつかったりする。私の評価があまりに辛口なのだろうかと悩んでいたとき、文大統領が孫石熙(ソン・ソクヒ)氏と交わしたテレビ対談を見た。文大統領自身は、退任後「忘れられた人になりたい」と謙遜していたが、こういう人物はわれわれ韓国人が長く記憶しておくべきだという意味で、対談を通して表れた文大統領の実体を整理してみる。

1. 私は「絶対善」だ(中略)
2. コロナ…残念で、ありがたい(中略)
3. 言い訳の帝王(中略)
4. 不利な質問はパスする(中略)
5. 難しい言葉は理解できない(中略)
6. 尹錫悦には強く出るが、金正恩は怖い
(引用ここまで)


 ムン・ジェイン大統領の任期は今日を含めても残り3日。
 この5年間の惨状をさまざまなメディアが振り返っています。
 ピックアップしたこのコラムはムン・ジェイン政権に対して最初から最後まで反発し続けてきた朝鮮日報に掲載されているものなので、そうした党派性があるのは間違いないのですが。
 それでも、こんなのが国家元首だったら悲惨だったろうなぁ……とは感じられます。

 小見出しを見るだけでも「うっわ」ってなりますね。
 さんざん、楽韓Webでも「ムン・ジェインは無謬である(と自分のことを思っているだけの異常者)」という話をしてきましたが。
 正確に言うと「自分と北朝鮮は絶対善」ですかね。

 この記事、後に顧みることもあると思うので、7日で消えてしまう日本版だけじゃなくて大元の記事をピックアップしておきましょう。

一度も経験できなかった大統領… 彼を覚えておくべき6つの理由(朝鮮日報・朝鮮語)

 北朝鮮が南北共同連絡事務所を爆破した件について問われると「批判すべき問題ではない。なぜ批判するのか」って言い出すとか、もうちょっとした恐怖映画ですよ。


 全体的に「なにかやっているように見せかけて、実はなにもやっていない」という政権でした。
 大きな岩を押してるのだけども、ミリほども動いていないので仕事量ゼロって感じ。
 各国から「なんだあいつ」って思われることで負の仕事は充分にしていたかもしれないけど……。

 もうひとつ、時事通信での連載でも5年間の振り返りが掲載されています。

米朝「二股」で袋小路に~韓国・文在寅政権の功罪~(時事通信)
 「いい人」を演じようとするあまり、結局は誰からも信用されなくなる。そんな典型を示した5年間ではなかっただろうか。 (中略)

 任期満了が迫るなか、文在寅は金正恩に親書を送った。その翌日に受け取った返信で、金正恩は文在寅の「苦悩と労苦を高く評価した」という。金正恩にはこれまでの南北対話が無駄ではなかったことを確認しあうことで、保守的な新大統領・尹錫悦をけん制する意図もあったのだろう。しかし、その「苦悩と労苦」を文在寅にもたらした原因が何であったかを考えると、皮肉の極致と思えてならない。親書交換の事実は『労働新聞』や朝鮮中央テレビなど北朝鮮の国内メディアでは一切報じられていない。
(引用ここまで)

 北朝鮮(キム・ジョンウン)からは「苦悩と労苦を高く評価する」とか言われて、中国からは「文政権を高く評価する」と褒められる。

 「功罪」って書かれているけど、功が……功が……。
 朝鮮日報と時事通信によるこれらふたつのコラムだけでも、ムン・ジェインの5年間がどういったものだったか理解できそうですね。

 当選当初から「ダメだろうなぁ」とは思っていたのですが、ここまでダメだとは。
 元駐韓大使の武藤正敏氏が「あれは北朝鮮のことしか考えていない」って言い放って「いくらなんでもそこまでではないでしょ」とも思ってはいたのですが、本当にその通りだったっていうね。
 すごい5年間だったわ。

Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローよろしくお願いします。→

「ムン・ジェイン白書」発刊で「危機を跳躍の機会にして韓国はいまや主導国となった」「時間が経てば歴史が分かってくれる」と自画自賛

ムン「ユン政府、我々の成果を全面否定」…新政府と相次ぐ対立(デイリーアン・朝鮮語)
ムン・ジェイン大統領がまもなく発足するユン・ソンニョル政権に対して「我々の成果を全面的にほぼ否定してきている中、発足をするようになったからこそ我々の成果・業績・指標と比較を受けることになるだろう」と述べ、不満を露わにした。

4日、ムン・ジェイン政権白書の発刊を記念した国政課題委員会委員たちとの大統領府の昼食会で、文大統領は「膨大な国政資料と統計を含めた白書を残したため、この資料につながる他の政府と比較が行われるだろう」と述べた。

ムン大統領の発言は、大統領職引継ぎ委員会が前日発表した110大国政課題に対する反感を表わしたものと分析される。 引継ぎ委はユン政権の主要国政課題に「脱原発廃棄」「不動産減税や供給拡大」「法務部長官による捜査権の廃止、検察の独立性の強化」などを含めたが、ムン・ジェイン政権で失敗したという評価を受ける政策に対する代案的な性格だった。

しかし、文大統領は「失策」であることを受け入れない雰囲気だ。 この過程でノ・ムヒョン元大統領も取り上げられた。 ムン大統領は「後日、時間が経てば歴史がわかってくれるという(ノ元大統領の)言葉を好まなかった」と述べながらも、「その言葉には今は評価されないが、後に時間が経てば正当な評価を受けるようになるだろうという慰めに内包されていた」と話した。 時間が経てば自分が正しかったというのが立証されるという主張であるわけだ。

仕上げの発言では白書について「危機をむしろより大きな跳躍の機会にして、ついに主導国へと進んだ国民の偉大な旅程に関する記録」とし、「防疫模範国家、最も早い経済回復、そんな中で成し遂げた分配改善、多様な分野で世界10位圏の認定とそれにふさわしい国格、文化強国、国際協力と炭素中立でリードしていくという評価と位相の向上が危機局面から出たというから驚きだ」と自画自賛した。
(引用ここまで)


 残すところ、あと5日の命となったムン・ジェイン政権の自画自賛が止まりません。
 なんでも「ムン・ジェイン白書」を発刊して、その記念昼食会を開催したのだそうですよ。
 で、その場でユン新政権への愚痴と、自分がどれほどに輝かしい業績を積み上げたのかを語ったのだそうですよ。

 経済でも、防疫でも、外交でもすべてに渡って素晴らしい業績があったとのことです。
 ちなみにこの白書ですが、対北朝鮮外交についてはミリも触れられていません。
 3日に行われた最後の国務会議でも「国際協力を強化して外交の地平を大きく拡大した」と言ったとか。
 「非核化のためには、まずは制裁解除を」って国際社会に向けて言い続けてきて、完全に無視されたこととか覚えていないんですかね。
 挙げ句の果てに「あのおかしな人」って欧州某国の首脳から言われたほどだったっていう。


 あ、ちなみにですが「我々はもはやすでに実質的にG8だ」と大統領府高官が述べていましたが、今年開催されるドイツでのエルマウサミットでは招待されませんでした。

G7サミットにインド首相招待へ、ドイツがロシア孤立化図る(ブルームバーグ)

 インド、インドネシア、南ア、セネガルが今年の招待国だそうです。
 まあ、ドイツはそもそもG7拡大に反対の意向を示していましたからね。
 当然といえば当然。
 ですが、去年に招待されたインド、南アはまた招待されています。ふむ、実質G8。

 なお、検察からの捜査権完全剥奪法は成立しました。

韓国検察の権限縮小、改正法成立 政権交代前に与党強行(日経新聞)

 検察は公職者の関わる事件についての捜査権を取り上げられました。  というわけでこれまで捜査が行われてきた月城原発1号機の違法廃炉や、蔚山市市長選挙へのムン・ジェインによる関与等々のムン・ジェイン政権にまつわる疑惑について捜査が中断されることになります。
 捜査途中の案件も完全に取り上げられるということですから。

 いやもう万全だな。
 まともな政策はひとつもなかったのに、保身だけはできるとか。
 まあ、ノ・ムヒョンの末路で学習した、ということではあるか。

Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローよろしくお願いします。→

ムン・ジェイン「K防疫は決して非難されない誇らしい成果だ」……なお、2月の超過死亡は前年比5394人増でした

文大統領「K防疫、決して非難されない成果…みんながコロナ英雄」(中央日報)
文在寅(ムン・ジェイン)大統領は28日、「K-防疫は我々の自負心だ。世界が認める成功モデルで大韓民国の国際的地位を高めるのに大きく寄与した」とし「決して非を打てない誇らしい成果」と述べた。

文大統領はこの日、青瓦台迎賓館で新型コロナ防疫現場で働く医療スタッフと公務員を招待して懇談会を開いた。

文大統領は「皆さんのおかげで未曾有の感染病危機にうまく対応し、国民生命と安全を守って日常に戻ることになった」とし「本当に苦労が多かった」と述べた。

続いて「スポットライトがないところでも最善を尽くして働く現場勤務者のおかげで、感染者と死亡者を最少化することができた」とし「この方たちはまさに大韓民国を守った英雄」と強調した。防疫に協力した国民に対しても「みんながコロナ克服の英雄といっても過言でない」と話した。
(引用ここまで)


 正直、韓国のやったことはひとつの選択肢としてはありだと思います。
 高いワクチン接種率を鑑みて、大半は軽症・無症状で済むだろいう判断から、経済を廻す方向性に転じるっていう。

 現在のところ、韓国におけるワクチン接種率(2回以上)は86.82%。
 3回目は67%以上。
 世界でもトップクラスの数字です。

 結果として、感染者数は多くても死者数はそこまででもないというものとなりました。
 まあ、「2週間の隔離期間以降に死んだら新型コロナでの死亡とは認めない」「火葬支援金の1000万ウォンも出さない」としているので、実際の死者数はもうちょっと(だいぶ?)多いとは思いますが。
 ちなみに今年2月の死亡数は前年同月比で22.7%の増加。+5394人。

2月の死者22.7%増え、歴代最多… コロナ直・間接影響(聯合ニュース・朝鮮語)

 一概にすべてがコロナ関連死とはいえませんが。  でもまあ、多いよなぁ。3月の時点でも韓国メディアからは「実際の死者数はもっと多い」という記事が出てました。

「韓国、実際に新型コロナ死亡者の2倍」…「非新型コロナ死亡者」致命的な抜け穴(中央日報)

 前にもピックアップしたと思いますが、自分用メモとして。


 韓国政府は「新規感染者が増えても防疫解除する」という賭けに勝ったと思います。
 ただまあ、自国の為政者にそれを選んでほしいか……というと。
 そうじゃないな、と。

 っていうのは、この賭けに出た要因が「大統領選挙」だから。
 明らかに大統領選挙までに収束することに賭けたというのが実態。そしてその部分では現政権は選挙に負けるという形で負けたわけですね。

 感染者数を爆発するに任せたことで社会的負担はとてつもないものになりましたし。
 保健所もパンク火葬場もパンク、そして今回も医療崩壊

 ちなみに今日までの時点で累計感染者数は1719万4614人。再感染を含めた延べ数で。
 ざっくり、総人口の35%くらいが感染していることになります。
 ほぼ全員がなんらかの形で免疫獲得しているのではないでしょうか。

 後遺症のことを考えると暗澹たる気分だなぁ。ワクチン接種者は後遺症も少なく済む、というような報告もあるのですが。
 ま、「弱者を切り捨てるK防疫」という意味では成果を挙げたのではないでしょうか。
 「ムン・ジェインの無謬さ」のひとつのパターンかな。

Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローよろしくお願いします。→