共に民主党のイ・ジェミョン代表が24日、党革新委員会が提案した不逮捕特権記名投票と関連して「必要だ」という立場を明らかにした。
イ代表はこの日、最高委員会議を終えた後、取材陣と会い「革新委が不逮捕特権記名投票しようと言ったが、関連した措置を検討中なのか」と尋ねる取材陣質問に「それは立法事案なのに私は早期に記名投票に切り替えることが必要だと思う」と答えた。
それと共に「責任政治という側面で投票結果に対して責任を負うことが必要だ」とも付け加えた。
(引用ここまで)
これは草。
先日、共に民主党は「所属議員の不逮捕特権を放棄する」と宣言したのですね。
韓国最大野党 所属議員の不逮捕特権放棄を決定(聯合ニュース)
国会議員の不逮捕特権をもう使わない、と。
ただし、「正当な礼状請求について」とあって周囲からは「やる気ないな、これ」とされていました。
んで、その後にイ・ジェミョンに再度逮捕状請求も、との報道が出てきまして。
イ・ジェミョン、対北朝鮮送金「司法リスク」再浮上···8月国会で令状請求説(聯合ニュース・朝鮮語)
衣料品大手のサンバンウルがイ・ジェミョンの北朝鮮訪問を画策して、北朝鮮当局に300万ドルを支払った件での逮捕状請求となるだろう、と。
「不逮捕特権を放棄する」といった建前上、国会でも受け容れなければならない……となっているのですが。
そこで逆転のウルトラCが「逮捕同意投票を記名制にしよう!」という提案。
以前にイ・ジェミョンの逮捕について国会での同意投票があった際には大量の造反票と棄権が出たことは記憶に新しいかと思います。
なにせ、共に民主党は議席数で圧倒しているのに、1票差とはいえ賛成票が反対票を上回ってましたからね(棄権が多く過半数に達しなかったので不逮捕特権が有効)。
そもそもイ・ジェミョンは党内の主流派ではなく、セクハラや犯罪等で政治生命を失った候補が多かったために唯一残った大統領候補という構図だったのですね。
そんな非主流派の「もういいから逮捕されろ」と考えている議員が多数いることが確認されたわけです。
ただ、記名制にしたところでイ・ジェミョンに対する反感が収まるのかどうかはまた別。
正直、前回の投票であれほど嫌われていることが分かったわけで。
まあ、面白いとは思います。
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