国防部は9日、韓国軍が先月23日以降も日本の海上自衛隊哨戒機の威嚇飛行に対し抗議していたという日本メディアの報道に対し「事実でない」と否定した。
この日国防部当局者は、「日本の哨戒機が先月23日に離於島(イオド)周辺海上で韓国海軍の艦艇に向け威嚇飛行をしたと(韓国国防部が)当日発表してから日本の哨戒機の威嚇飛行はなかった。したがって威嚇飛行に対し日本側に抗議したこともない」と明らかにした。
(引用ここまで)
昨日の朝日新聞による「韓国軍から自衛隊に『低空脅威飛行』に対して抗議があった」という記事に対して、国防部が否定したとのこと。
ただし、会見ではないようですし、国防部のサイトにも掲載されていません。
これまたカカオトークのグループチャットによるテキストリリースでしょうね。
いわく「先月23日以降、日本の哨戒機の威嚇飛行がない。したがって抗議もない」とのこと。
まあ、あり得ませんね。海自が哨戒飛行をするのであれば普通に近づくでしょうし。韓国側のいうところの「3海里離れないと威嚇飛行である」という規定に従うのであれば、海自の哨戒活動は常に「威嚇飛行」にならざるを得ないのですよ。
通常の哨戒飛行であれば威嚇飛行ではないとするようになったか。あるいは実際には抗議をしたのだけども、後日になってそれを隠蔽したい事情が出たのかのどちらか。
どちらにせよ先月の28日にハリス駐韓アメリカ大使が国防部長官と会談したということで、そのあたりが効いている感じがしますね。
でもって昨日の「自衛隊側に抗議」という記事ですが、朝日新聞の朝刊に掲載されたものです。Webサイトへの掲載時間は朝の7時。
で、この記事の韓国版の大元である聯合ニュースに掲載されたのが10時5分。
リアクションタイム速すぎない?
火器管制レーダー照射時の警告音音声を公開するっていう報道があったときには、12時間後に記事になっていました。
今回はなんと記事が出てから3時間でリアクション。
Googleアラートでニュースピックアップしてるのかってくらいにリアクションが早くて苦笑します。
いやぁ、しかしスクープ連発で大統領府を出禁になって、さらに機務司か国情院あたりから尾行されているにも関わらず、牧野ソウル支局長の「韓国政府が嫌がる報道」は止まりませんね。