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カテゴリ:火器管制レーダー照射事件の記事一覧

韓国側が「証拠能力がない」とする日本に再反論。日本側のやるべき唯一のこととは?

韓国国防省、日本に再反論「常識的に起きた事案でない」(朝日新聞)
韓国国防部、日本の「証拠写真」反論に「では日本が相応する資料出すべき」(中央日報)
 韓国国防省が海上自衛隊の哨戒機の飛行に抗議して自衛権の行使に言及した問題で、同省関係者は25日、韓国記者団との懇談会で、韓国側の対応に問題はないと強調した。問題が起きたとされる東シナ海の岩礁「離於島(イオド)」付近は公海上で飛行自体に問題はないという日本側の主張については「常識的に起きた事案ではない」と反論し、哨戒機の飛行の異常性を指摘した。
(引用ここまで)
国防部報道官は25日の記者懇談会で、「首相官邸のある幹部が前日公開された写真は証拠にならないと話した日本メディアの報道に対する立場」について質問を受けて「では日本側がそれに相応する資料を出すべきだ」と25日、明らかにした。
(引用ここまで)

 韓国の記者には無能しかおらんのか……。
 どう考えても「これが証拠写真だ!」って出てきた写真に水面が写っていないことを突っこむべきでしょうに。
 「日本側がこう言っているが」でもいいし。
 540メートル離れた機体の写真には見えないけども、なにか意図があるのかとか聞けない理由が分かりませんわ。
 そんなことを聞こうものなら、ヴォイス・オブ・アメリカの記者同様にカカオトークのグループチャットから追放されて干されるのかもしれませんけどね。

 で、韓国はあくまでも通常の哨戒活動を「常識的に起きた事案ではない」として、妨害することを言明。
 問題はこんなことを言っている韓国側ではなく、海上自衛隊が粛々と哨戒活動を続けることができるかどうか、なのですが。
 韓国がなにを言おうが、どんな「証拠」を出してこようが、一切無視を決めこんで防空識別圏の哨戒活動をすること。
 そこだけが問われているのですよ。

韓国公表の画像に防衛省関係者からも「証拠と主張することは理解できない」との声、それでもこの論争に乗るべきではない理由

韓国公表のレーダー画面、徹底分析=P3Cデータ確認も・機影写真は証拠ならず-防衛省(時事通信)
 韓国側が公表した2枚のレーダー画像は、韓国駆逐艦が装備する米レイセオン社製の3次元の対空韓国側が公表した艦上から撮影したとみられる写真には海面が写っていないため、P3Cの機体の全長(約35メートル)から高度を推定することはできない。しかも韓国艦に向かって飛行しておらず、同省幹部は「この写真が脅威の証拠と主張すること自体、到底理解できない」と話した。

 赤外線で撮影したとみられる白黒写真も公表され、P3Cとみられる機影が写っているが、撮影日時があるだけだ。韓国側はレーダーが航空機を探知した日時と、P3Cが飛行した日時が同一であることを証明するためとみられる。海自幹部は「赤外線画像には武器の選択に必要な自艦から探知目標までの距離・高度のデータが右下に表示されるはずだ。日時だけの表示は不自然」と指摘した。
(引用ここまで)

 防衛省関係者からも「この画像がなんの証拠になるんだか理解できない」とコメント。
 まあ、そりゃそうだわ。
 うちの予想は「あ、これは韓国当局がやらかすパターンだ」と感じて、あのエントリを書いたのですが。まさか動画なしで静止画のみとまでは予想できませんでしたからね……。
 なんであれを予見できたかという話ですが、総合的にいうと勘。
 勘……というよりは、言語化できていない情報処理体系が自分の中に存在していて、今回のパターンはその琴線に引っかかったとしか言いようがないですね。
 長年、ウォッチャーをしているとピンとくる瞬間というものがあるのですよ。
 「考えるな、感じろ」ってヤツです。
 ファン・ウソクのときも「これは怪しい」とは思っていたものの、生命科学には一般教養レベルしかなくて手が出せなかったなー。

 あとですね……。
 これ書こうかどうか迷ったのですが、2000ftを200ftに画像加工しているとか、P-3Cを画像加工しているとかいう陰謀論は頭悪く思われる(それもだいぶ)のでやめたほうがいいです。
 前者は英語圏では単位と数字の間に半角スペースがあるのは普通のこと。大谷が時速100マイルを出した時は「He threw 100 mph fastball.」とかになります。
 ゲームタイトルでも○○3とは書かずに○○ 3と書きます。SteamとかでシリーズのあるFalloutやResident Evil(バイオハザードの英名)あたりで確認してみてください。日本ではバイオハザード7でも、英語圏ではResident Evil 7です。
 原則として数字の前後にはスペース。これ、英文作成時の基本です。

 P-3Cの周りのモヤモヤはJPEG圧縮時のモスキートノイズ。
 おそらく報道各社がリリースから受け取って、各社のサイトに掲載する際に2次圧縮してひどくなったのでしょうね。普通のことです。
 見ているほうが恥ずかしくなるレベルです。「うわー、やめてやめて!」ってなる。

 そういったアレな陰謀論よりも「なんで海面を写していないんだ」とか「距離測定もできる赤外線センサーで距離が表示されていないのはどういったわけだ」とか、「レーダーで高度200フィートと書かれているけど、これの対象がP-3Cである証拠はなんだ」と合理的な疑問を出していったほうがよっぽど追いこめますよ。

 そもそも、韓国がやろうとしているのは通常の哨戒活動を封じ込めようとしているという悪手。防空識別圏における哨戒は海洋国家にとっては生命線のひとつですからね。
 この土俵に上がって論争するのはよろしくない。
 というか論争なんて意味がない。なにしろ哨戒活動はどっちにしたってやるべきことなのですから、粛々と続けるしかないのです。
 中国ですら国際法上なんの問題もないことを理解しているのですけどね……。


 Twitterでこういう書きこみを見て、当該の記事を見たら……

日本のP3Cは非友好的、中国を毎年約500回監視
軍事専門家の尹卓氏は、「P3C対潜哨戒機は中国を詳細に偵察しているが、これはわが軍の軍艦および潜水艦の活動の重大な脅威となっている」と指摘した。 (中略)

尹氏によると、P3Cの近接飛行は中国に対する非常に非友好的な行動だが、国際法には違反しない。
(引用ここまで)

 中国人ですらこう認識しているっていうのに、韓国人ときたら……。
 P-1、P-3C乗りの海自隊員の皆さん、韓国艦船に接近する際には注意してください。

他人を平気で振り回す迷惑な人たち (SB新書)
片田 珠美
SBクリエイティブ
2017/2/6

【答え合わせあり】韓国国防部が「日本の低空脅威飛行を糾弾する映像」を公開予定。どんな映像になるか予想してみた

日本哨戒機の威嚇飛行 韓国が駆逐艦撮影の映像きょうにも公開(聯合ニュース)
日本の海上自衛隊の哨戒機が23日、南部・済州島南方の岩礁、離於島近海で韓国海軍の駆逐艦「大祚栄」に対する威嚇飛行を行った問題で、韓国軍当局は大祚栄が撮影した映像を早ければ24日のうちに公開するようだ。

 軍関係者は「大祚栄が23日に哨戒機による低高度での近接威嚇飛行の様子を撮影した。日本の挑発の度合いを推し測ることのできるこの映像は、軍合同参謀本部に送られたと承知している」と伝えた。

 韓国軍によると、日本の哨戒機が23日午後2時3分ごろ、離於島近くの海上で大祚栄に距離約540メートルまで接近し、高度約60~70メートルの超低高度で威嚇飛行した。

 大祚栄は「経路を離脱せよ」「これ以上、接近するなら自衛権的措置を取る」などと警告通信を約20回発したが、哨戒機は応答せず艦艇の上空60~70メートルで円を描きながら飛行した。

【ソウル聯合ニュース】日本の海上自衛隊の哨戒機が23日、南部・済州島南方の岩礁、離於島近海で韓国海軍の駆逐艦「大祚栄」に対する威嚇飛行を行った問題で、韓国軍当局は大祚栄が撮影した映像を早ければ24日のうちに公開するようだ。

 軍関係者は「大祚栄が23日に哨戒機による低高度での近接威嚇飛行の様子を撮影した。日本の挑発の度合いを推し測ることのできるこの映像は、軍合同参謀本部に送られたと承知している」と伝えた。

 韓国軍によると、日本の哨戒機が23日午後2時3分ごろ、離於島近くの海上で大祚栄に距離約540メートルまで接近し、高度約60~70メートルの超低高度で威嚇飛行した。

 大祚栄は「経路を離脱せよ」「これ以上、接近するなら自衛権的措置を取る」などと警告通信を約20回発したが、哨戒機は応答せず艦艇の上空60~70メートルで円を描きながら飛行した。

 これに対し、日本の岩屋毅防衛相は23日、韓国国防部の発表は「正確ではない」とし、哨戒機は「高度150メートル以上を確保して、適切な運用を行っていた」と主張した。

 韓国軍は先月20日に日本の別の哨戒機が韓国駆逐艦「広開土大王」に威嚇飛行を行ったことを受け、自衛権的措置の「対応行動守則」を補完した。これには警告通信、火器管制レーダーの稼働、警告射撃を含む兵器システムの稼働といった順で対応することなどが記されているという。
(引用ここまで)

 韓国国防部のYouTubeチャンネルに掲載されると思われます。



 14時現在、アップロードされていないのでちょっとした予想でもしてみましょうかね。

 こんな「証拠となる映像」はいやだー。

・望遠レンズで機体をアップに撮影したものだけ。
・高度を測られたくないので水面からどれだけ離れているかという映像は出さない。
・前回と同じBGMがついてくる。
・後付けで振動音が入ってる。
・またテキストの煽り文がメインで実映像は30秒以下。
・「我々は日本の哨戒機が低空飛行で向かってくるのを見つけた!」で次回に続く。
・エースコンバット7の映像が入ってる。

 っていうか、哨戒機が艦船を視認できる以上に低空飛行する意味なんてないんですよね。
 全体を見渡してこそ哨戒任務なので。
 もっとも、韓国が遵守しているらしい3海里だとまともな哨戒行動はおろか、空母であってですらどこのものかを視認することは難しいでしょうけども。

 できたら22日の3.6km離れた「低空脅威飛行」の映像も公開して欲しいなぁ……。
 上野駅から東京駅がおおよそ3.6km。36メートルほどのP-3Cがどのくらいの大きさで見えるのかなー。楽しみですね(笑)。

 国防部は映像ではなく、静止画を公表しました。

軍、日哨戒機の脅威の飛行動画の代わりに写真公開... 「節制された対応」(聯合ニュース・朝鮮語)

 で、公表された画像がこちら。聯合ニュースから引用。

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 高度が分からないように水面も写さず、望遠レンズを使ってあるていどの機影が分かるレベルで撮影されてますね。
 ……ね?

5月までに2巻が出るとの話。
異世界おじさん 1 (MFC)
殆ど死んでいる
KADOKAWA / メディアファクトリー
2018/11/21

韓国国防部長官「今後、日本の哨戒機が近づいてきたら撃墜する」可能性に言及

韓国艦に威嚇飛行した海自哨戒機、20回以上警告するも応答せず(朝鮮日報)
 日本の海上自衛隊のP3哨戒機が23日午後、韓国海軍の艦艇の近くを低高度で飛行した問題で、韓国軍当局は「威嚇する意図があったのは明確だ」と分析した。

 韓国軍関係者は23日、記者団に対し「日本の哨戒機に何らかの意図があったかどうかが問題だが、今回は近接威嚇飛行をするという明らかな意図が確認された」と強調した。

 更に日本の哨戒機は午後になって離於島の南西131キロ地点を航行していた韓国駆逐艦に近づき、艦艇の後方を威嚇的に通過し、最も接近した午後2時3分ごろには距離がわずか540メートル、高度60-70メートルという近さで駆逐艦の左側を通過した。

 通常、哨戒機のような航空機がこれほどの低空飛行を行えば、艦艇の乗組員は振動と騒音を感じるというのが軍関係者の共通した説明だ。

 特に、P3哨戒機のように対艦船任務を担当する航空機がごく近くで威嚇してきた場合、艦艇側でかなりの恐怖を感じるのは間違いない。 (中略)

 韓国軍関係者によると、脅威を感じた韓国駆逐艦は、作戦マニュアルに基づき日本の哨戒機に「貴国は我々側に接近している。経路を離脱せよ」「これ以上接近すれば自衛権的な措置を取る」などと20回以上にわたり日本の哨戒機に通信した。しかし哨戒機からは応答がなかったという。 (中略)

 韓国側が再び「相互に識別できるにもかかわらず距離900メートル以内、高度200フィートでの近接飛行は、韓国艦艇が脅威を感じる飛行だ」と抗議すると、日本は全く応答しなかったと軍関係者は話した。

 韓国側は、敵対行為と誤認されかねない追跡レーダーは使用せず、艦艇から哨戒機の低空飛行を光学カメラとビデオカメラで撮影したという。

 今回の日本側の低空飛行は、最初に問題となった先月20日の日本のP1哨戒機による低空威嚇飛行のパターンと類似した点がみられる。 (中略)

 18日には日本のP1哨戒機が韓国の駆逐艦「栗谷李珥」からわずか1.8キロの位置で、高度60-70メートルでの低空威嚇飛行を行った。22日にはP3哨戒機が3.6キロ離れた地点を飛行し、当時の高度はわずか30-40メートルだった。

 韓国軍の関係者はこれについて「18日と22日は距離も離れており、飛行パターンからはっきりとした意図は感じられなかった」としながらも「韓国側の艦艇を詳細に見るための偵察行為」と指摘した。

 韓国軍の別の関係者は「日本が3度の威嚇飛行を通じて似たような状況をつくり出し、韓国の艦艇が追跡レーダーを照射するよう仕向けたとみられる」とした上で「日本側の論理を合理化させるレーダーのデータが必要だった可能性もある」と分析した。
(引用ここまで)

 韓国側が18日、22日、23日にそれぞれ近接飛行されたというので、それぞれ高度と距離を見てみましょうか。

    高度  距離
 23日 60-70m 540m
 22日 30-40m 3.6km
 18日 60-70m 1.8km

 3.6km、1.8kmが近接飛行。
 ……朝鮮日報にも「わずか1.8km」って書いているので、本当にこれが「近接飛行」だっていう主張なんだろうなぁ。
 以前、韓国メディアの質問に対して国防部は「我が軍は3海里(約5.5km)以内には近づかない」と言ってしまったので、それが基準になってしまっているのでしょう。

 光学カメラとビデオカメラで撮影したっていうなら、とっととそれを勇壮なBGMと一緒にYouTubeにアップロードすればいいと思いますが、なんでやらないんでしょうね?
 動画を作るほどの時間がなかったというのであれば、キャプチャして記者会見で「これほど近づかれたのだ!」ってやればいいと思うのですが。
 まあ、実際の映像は先日のゴミ映像と同様、豆粒大にしか写っていないのでしょう。
 高度は機体の大きさからすぐに計測されてしまうからなぁ……。
 他にも「20回以上警告したシーン」なんて、船内の緊迫している状況が明らかでしょうから使えばいいと思うのですけどね? 動画編集せずに前後をカットするなんていまのPCパワーだったら数分でできることなのに。
 なんで使わないのかなぁ?

 で、朝日新聞の記事によると、記者会見の際に韓国の国防部長官(大臣に相当)から「一定範囲内に入ったら自衛権的措置を実行する」との言葉があったそうで。

韓国国防相「自衛権的措置の実行」に言及 日本を批判(朝日新聞)

 これ、要するに日本側に「韓国側艦艇に近づいたら撃墜する」って言っているのと同然ですからね。
 どんな国際法を基準にしてそれを正当化するつもりなのやら。

 いやぁ、しかし偶発的な戦闘が起きるとしたら中国とだろうと思っていたのですが、まさか韓国から「自衛的措置」だのの実力行使を直接的に言ってくることになるとは。
 日本国内の親韓派も、韓国国内の知日派も殲滅する勢いですね。

42%オフのセール中。
自分の「異常性」に気づかない人たち 病識と否認の心理
西多 昌規
草思社
2016/11/25

韓国海軍「レーダー照射がなかったことを証明する」と実験を公開……いや、ちょっと待てなんだその茶番

日本側の「レーダー」と主張に反論するための実験公開(YTN・朝鮮語)
韓国海軍艦艇の広開土大王艦が射撃統制レーダーを照射したという、日本の度重なる主張に韓国軍は2回に渡って、状況を直接再現しました。
軍は、同じ場所で天候や波の高さなど、複数の条件を合わせました。
北朝鮮の漁船救助作業に出た海洋警察のサムボンホも再び動員しました。
広開土大王艦とサムボンホは救助作業時と同じようレーダーを作動し、航跡もそのまま再現しました。
空は海軍哨戒機P-3Cを浮かべるなど、2回の模擬実験の結果、射撃統制レーダーはまったく捕捉されなかったと明らかにした。
(引用ここまで)

 ……いや。
 このニュース見たとき、目を疑いましたわ。
 要するに広開土大王、サンボンホを現場海域に並べて、捜索用レーダーを起動させる。
 で、韓国にはP-1はないから哨戒機であるP-3CKを飛ばして、火器管制レーダーによる電波を補足できたかどうかを実験したそうです。

 その結果、火器管制レーダーを捕捉することがなかったという結果が出たそうです。
 ちなみに広開土大王から火器管制レーダーをP-3Cに照射はしていないとのこと。

 火器管制レーダーを起動していないのだから、そりゃ補足しないでしょ。
 この茶番を「実験」とか「再現」とかって言い切る胆力に感心しましたわ。
 というか、わざわざ捜索レーダーと火器管制レーダーを混同することはないという証明をしてくれたっていう。
 わけがわからないよ……。なにが目的なの、これ。

【追記あり】韓国国防長官が記者懇談会中に「日本の哨戒機がまた低空飛行をしたとの速報だ!」と懇談会を中止に……演出過多じゃない?

国防部「日本の哨戒機は、我々の艦艇に向かって今日も近接飛行」(聯合ニュース・朝鮮語)
国防部は23日、日本の海上自衛隊哨戒機がこの日、韓国海軍艦艇に向かって近接飛行をしたと発表した。

国防部当局者は記者団にこのように明らかにし、「チョン・ギョンヅ国防部長官が合同参謀本部と状況措置をしている」と述べた。

鄭長官はこの日の記者懇談会の間に、日本哨戒機が南海であっても近海で韓国海軍艦艇に向かって近接飛行をしたというニュースを聞いて状況措置のために急いで席を開いた。
(引用ここまで)

 韓国国防部が再度、「日本の哨戒機が近接飛行を行った」とのアナウンスをしたそうですよ。
 しかも、国防部長官が記者懇談会をしている最中に速報が入って、懇談会をお開きにした……なんていう劇場型のストーリーまで作ったそうですわ。
 韓国としては今回の事案を「日本の哨戒機による低空威嚇飛行」をメインストーリーとして捉えさせたいのでしょうね。
 少なくとも韓国国民はそれに乗りまくり。
 この速報レベルのニュースに1時間ちょっとでコメント数3000オーバー。日本を非難するものばっかり。

 昨日だったかに出た韓国国防部のプレスリリースでも「今回の話の主筋は低空威嚇飛行をしたことだ」というように語っています。
 まあ、そこまで「低空で脅威的だった」という割にはP-1になんの通信もしていない。
 おそらく今回も同じことでしょう。
 言っていることが矛盾していることに気がついているのかいないのか。

 ちなみに日本側からは今年の春に予定されていた海上自衛艦の釜山入港を見送ることも検討中とのこと。

韓国に「制裁、非難決議を」…防衛協力に影響も(読売新聞)
 韓国海軍駆逐艦による海上自衛隊P1哨戒機への火器管制レーダー照射問題に関し、岩屋防衛相は22日の自民党国防部会に出席し、「日韓、日米韓の防衛協力は継続する努力をするが、タイミングや中身による。適時適切に判断する」と述べた。防衛協力の重要性には変化はないものの、照射問題の影響は避けられないとの認識を示したものだ。 (中略)

日本政府関係者によると、照射問題の余波で、春ごろに予定している海自護衛艦の韓国・釜山プサンへの入港を見送ることも検討しているという。
(引用ここまで)

 よい傾向ですね。
 日韓が離間していくためにはちょうどいい事案となったってところです。

【追記】
 韓国側は記者会見を行って「日本の哨戒機が高度50~60メートル、距離540メートルの近接脅威飛行をした」との発表をしました。あくまでも韓国側の発表。

軍「日本の哨戒機、今日韓国の軍艦に対して540mの距離の脅威の飛行...強力糾弾」(聯合ニュース・朝鮮語)

火器管制レーダー照射事件:韓国政府は「あんなのはただの機械音だ!」と叫ぶものの……

レーダー問題で防衛省が協議打ち切り 韓国国防部「深い遺憾」(聯合ニュース)
 国防部の崔賢洙(チェ・ヒョンス)報道官はこの日の会見で、日本側が根拠となる資料の提示なしに、レーダーの電波を音に変換したとする記録だけを公開したとした上で、「事実関係を検証するための2国間協議を打ち切ることに深い遺憾を表明する」と述べた。

 また日本側が提示した記録について、「われわれが要求する探知の日時、方位、電波の特性などが全く確認することができず、実体が分からない機械音」と指摘。その上で、「われわれがこれまで強調してきた通り、正確な証拠を提示し両国の専門家を加え、科学的で客観的な検証を行うことに積極的に応じることを促す」と強調した。

 崔報道官は「今回の事案の本質は人道主義的な救助活動中だったわが国の艦艇に対する日本哨戒機の低空威嚇飛行であり、これに対する再発防止と日本側の謝罪を再度求める」とする一方、「韓国政府は韓米連合防衛体制とともに韓日の安全保障協力の強化のための努力は今後も発展させていく」と述べた。
(引用ここまで)

 電波音の公開が報道された土曜日の夕方、公開される当日(今日)の午前、そして公開後。
 「ただの機械音」「証拠にならない」って同じことを3回言っているおかしさよ。
 報道ステーションの解説者が「協議を打ち切るというのは、日本側はこれであやふやにして終わりにしようという意向」とか言っていましたが、おそらく最終見解の中身を読んでいないですよね。
 「棚上げにして終わり」にするのであれば、最終見解において……
防衛省は、実務者協議において、更なる客観的根拠の提示を求めましたが、韓国側からは、そのようなものは示されず、逆に「脅威を受けた者が、脅威と感じれば、それは脅威である」などの全く客観性に欠ける回答を繰り返しています。

こうしたことから、防衛省では、韓国側の主張は、客観的根拠に基づいていない説得力を欠いたものであり、火器管制レーダー照射に関する重要な論点を希薄化させるためのものと言わざるを得ないと考えています。
(引用ここまで)

 こんな風に協議内容の実態を暴露する必要なんてないでしょっていう。

 勘違いしている人も多いようですが、今回の話に勝ち負けとかないのですよ。
 韓国が「照射しましたごめんなさい」っていうのが日本の勝利条件だとすれば、最初からそれはない。というか、海自はそもそもそんなことを目指していない。
 韓国が「事案そのものを公開しないでくれ」って言っていたにも関わらず、火器管制レーダーを照射されたことを公開した時点で方向性は変わっているのです。

 日本側は再発防止策を施してくれればそれでよかったのですが、それができなくなった以上は、事案の是非を世界に示しておかなければならない。
 軍同士の交流が多い海軍として、どちらの言っていることが正しいのかを主張しておかなければ面目が立たないのです。

 防衛省が公開した電波音、および「低空飛行」云々に対する最終見解。
 韓国の言っていることと、日本の言っていることのどちらが筋が通っているのか。
 まあ、もうすでに軍関係者国務省に近い(かつ、いつもなら韓国側に立つことの多い)大学教授らには理解されていますが、ダメ押しになったことでしょう。
 今回の「最終見解」という名の暴露話を10カ国語に翻訳しているというのは、そういう面が大きいと考えます。

 そしてなにより、今回の事案は日韓関係の離間の理由として使えるのです。
 韓国になんらかの件で「協力してくれ」って言われたら、「いや、近づいて火器管制レーダー照射されたら困るしwww」くらいに言い返せる。
 とてもよい結果になったと思いますね。

 そういえば、慰安婦同意のときも世界遺産登録騒動の時も「負けた!」って騒いでたのがいましたっけね。
 楽韓Webでは慰安婦同意に対して「安倍総理はうまくやった」と書き、世界遺産登録騒動の際には「この韓国の動きは自らに毒が回る」という話をしてました。
 その後、どうなりましたっけ?
 そして、この事案の最中にも「韓国の首を取ることが目的ではない」とも書いています。
 今回の事案はそういう話なのですよ。

エヴァンゲリヲン新劇場版:破 1/8 式波・アスカ・ラングレー テスト用プラグスーツVer.
アルター
2010/12/3

火器管制レーダー照射事件:防衛省、電波音公開とともに声明発表、激オコの模様→「韓国の言うことは客観的根拠がない」「協議の継続はもはや困難」

韓国海軍艦艇による火器管制レーダー照射事案について(防衛省)

 とりあえず全文は防衛省のサイトで見てもらうとして。
 かなり語気が荒いです。いわゆるお役所文章なのですが、その範囲内で可能なかぎりの怒りを表しているって感じの文章。
 防衛省としては、韓国駆逐艦による海自P-1哨戒機への火器管制レーダー照射について、改めて強く抗議するとともに、韓国側に対し、この事実を認め、再発防止を徹底することを強く求めます。更に、これ以上実務者協議を継続しても、真実の究明に至らないと考えられることから、本件事案に関する協議を韓国側と続けていくことはもはや困難であると判断いたします。
(引用ここまで)

 あとこのあたりにもそれを強く感じます。
 防衛省は、実務者協議において、更なる客観的根拠の提示を求めましたが、韓国側からは、そのようなものは示されず、逆に「脅威を受けた者が、脅威と感じれば、それは脅威である」などの全く客観性に欠ける回答を繰り返しています。

 こうしたことから、防衛省では、韓国側の主張は、客観的根拠に基づいていない説得力を欠いたものであり、火器管制レーダー照射に関する重要な論点を希薄化させるためのものと言わざるを得ないと考えています。
(引用ここまで)

 これまで防衛省はSTIR-180を照射された、とはいっさい言ってこなかったのですね。
 あくまでも「火器管制レーダーの照射」としてきたのは、韓国側のメンツをあるていどは慮っていたからでしょう。
 STIR-180を照射したということは、韓国側の広開土大王がシースパローなり艦砲での砲撃なりを目論んできたと、直接言及することになりますから。
 ですが、今回の資料では「STIR-180を照射された」「CUES違反である」「複数回の照射を受けた」「韓国の救難艦には同じレーダーは搭載されていない」としっかりと韓国側のあやふやな反論に対しても論駁。

 さらに韓国側の「低空飛行は脅威的なものだった」という話に対しても過去の事例を挙げるなどして徹底的に反論しています。
 最後の「韓国側との協議打ち切り」はこれで最後にするというわけではなく、韓国側との協議が終わっているというだけでしょう。
 もし、韓国側からまたあやふやな反論が出てきたら、それなりの対応をするということになるのでしょうね。