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カテゴリ:チョ・グクの記事一覧

「タマネギ男」ことチョ・グクの娘、インスタグラムにインフルエンサーとして登場……まあ、これしかできないわな

チョ・グクの娘チョ・ミン、インフルエンサーとして登場?「フォロワー11万突破」…「政治改革派」政治コメントも(デジタルタイムズ・朝鮮語)
ユーチューブ「キム・オジュンの謙遜は大変だ ニュース工場」放送出演を皮切りに活発なSNS疎通の歩みに乗り出したチョ・グク前法務部長官の娘チョ・ミン氏のインスタグラムが「爆発的な人気」を呼んでいる。支持者と推定されるネチズンたちは、チョ・ミン氏の掲示物に応援するコメントを付けたり、「いいね」を押すなど、彼女を応援している様子だ。

12日政界によると、この日午前12時基準でチョ·ミン氏の公式インスタグラムフォロワー数は11万人をはるかに越えた。先月14日に開設されたチョ氏のインスタグラムアカウントは、短時間で11万人を突破するなど、パワーインフルエンサーに劣らない人気を集めている。 (中略)

先立って6日、チョ氏はユーチューブ「キム・オジュンの謙遜は大変だニュース工場」に出演し「私も『政治的意見』があるが、言いたいことも多いが、今この場では言わない」とし「私の個人的には不足していない私の環境、それ自体が誰かに特権と映ることを私が心から悟った」とし「それで私と同じ年頃の友人たちに申し訳ない気持ちを持つのも自然な過程のようだ。それでこれからもっと良い人になりたくなった」とこれまでの心境を明らかにした。

進行役のキム·オジュンさんは「2019年10月以来、4年ぶりだがもう一度直接インタビューを自ら要請してすると出た理由は何か」と質問し、チョ氏は「私がこの4年間チョ・グクの娘として生きてきたが、今日父親が実刑を受けるのを見守りながら『私は堂々とできないのか』とじっくり考えることになった。私は堂々とする。恥ずかしくないように生きてきた」とし「それで(放送出演を)決心することになった。もうチョ・グクの娘ではなく、チョ・ミンとして堂々と隠れることなく暮らしたい」と話した。

「4年前のインタビューの時、高卒になれば悔しいが、医者に30歳でなれなければ40歳でなればいい」と言った。今も同じ考えなのか」という質問にチョ氏は「もしそのようなことが起きれば私にはあまりにも不当だと思うが、司法体系がそのような決定を下し、私がその時も医師が継続したいならば当然10年過程を再び体験すれば良い」と答えた。続いて「もう一度やればいい。私自身を証明するために私の資格を証明するために医師免許に執着したくはない」として「医師チョ・ミンでなくても十分に幸せになる自信がある」と伝えた。それと共に「私にとって医師免許は社会貢献できる一つの手段であり目標ではなかった。それで今やりたいことがますます多くなっている」と付け加えた。
(引用ここまで)


 タマネギ男ことチョ・グクが実刑判決を受け、自身も大学入学及び、大学医学専門大学院への入学取り消し、医師資格取り消し寸前のところまできている娘のチョ・ミン。
 先日、「左派のコバンザメ」ことキム・オジュンがやっているYouTubeチャンネルに出演し、「表彰状では医師になることはできない」「私は堂々としている」とうそぶいていましたが。
 その際に楽韓さんは「ああ、これは左派のアイコンになろうとする戦略だな」と断じました。

 というのは高麗大学入学も、さらには釜山大学医学専門大学院入学も取り消される。
 医師資格もなくなる。
 一応、現在は入学取り消し処分に対しての取り消しを求めた裁判中なので身分は保留されていますが、父母共に実刑判決を受けていること。
 すでに母親の裁判は実刑が確定しており、入学に際して特別扱いがあったことが事実認定で認められています


 というわけでチョ・ミンは実質高卒となり、韓国ではまともな人間扱いされない階層にまで落とされたのです。
 こうなった以上、大学卒業資格が必要ない職業に就くしかない。
 その一方で「高卒」が韓国でまともな職業には就くことはほぼ不可能。

 というわけで「アイコンになる」くらいしか、「チョ・グクの娘」という階層を満たせないのです。
 しかも、現在の大統領は「チョ・グク夫妻の捜査を行った際の検察総長」であるユン・ソンニョル、法務部長官(法相に相当)は「チョ・グク夫妻の捜査を担当した現場の最高指揮者」であるハン・ドンフン
 それらの「被害を受けた」という設定になっているわけですから。

 「左派のアイコン」としては充分に売り物になるでしょう。
 まあ、なんか意味のあることはできないでしょうが。
 ムン・ジェイン支持者から投げ銭とかもあるんじゃないでしょうか。

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チェ・スンシルの娘がチョ・グクの娘に「おまえが医者を続けることこそ不公正」「私のアジア大会メダルは本物」と意見……まあ、どっちもどっちだけどね

チョン・ユラ、チョ・ミンに向かって「笑うしかない…君のお父さんは私になぜそうしたのか」(中央日報・朝鮮語)
「国政壟断」事件で実刑が確定し、服役中のチェ・ソウォン(改名前のチェ・スンシル)氏の娘チョン・ユラ氏は6日、自分のフェイスブックにこのようなチョ氏のインタビュー記事をキャプチャーして掲載した。

そして、「私の乗馬選手としての資質にはなにが不足して君のお父さん(チョ元長官)は私にあのようにしたのか」と「あなたが悔しく思うのか、私が悔しく思うべきなのか」と書いた。

チョン氏は「不公正はあなたがまだ医者を続けることで、私は『アジア大会メダルは生きているが実力は虚偽』という『甘ければ飲み込み、苦ければ吐いている』というおかしげな民主党の論理だろう」と「左派がないを言おうとも私のメダルは偽造ではない」と付け加えた。
(引用ここまで)


 いわゆる「国政壟断事件」で容疑者の娘として糾弾され、梨花女子大の入学が取り消されたチョン・ユラが、チョ・グクの娘であるチョ・ミンをあざ笑っているという構図。
 なかなか興味深いですね。
 以前からチョン・ユラはチョ・ミンを目の敵にして、何度かこうしたコメントを出しているのですけども。

 ま、構造としてはなにも変わらない。
 強力なコネを持つ親(チェ・スンシル、チョ・グク)がその権力を使って名門大学にねじこんだっていう。
 その結果、チョン・ユラ、チョ・ミンのどちらも入学取り消し処分になったっていう。
 それなのにまるでチョ・ミンは自分が犠牲者のように振る舞っているのだから気に入らないでしょうね。
 ちなみにチョン・ユラはキム・オジュンがチョ・グクを名誉毀損だったかで訴えています。


 チョ・ミンは「私は医師資格を正式に取得したので医者だ」なんて言ってましたが。
 一応、いまのところ入学取り消しは訴訟沙汰になっているのでペンディングされている状態。
 ただ、チョン・ユラについては有無を言わさずに梨花女子大の卒業が取り消しされていましたけどね。
 整合性がないんだよなぁ……。
 やっぱり権力者(チョ・グク)の娘には手が出しづらいというのが実際なのでしょう。

 冒頭記事には1000以上のコメントがついています。
 「そういえばチョン・ユラはアジア大会で金メダリストだったな。あれは実力で取ったのに、チョ・ミンは実力で入学していなかった」「チョ・ミンに手術を任せたいか? 私だったら絶対にいやだ」みたいなコメントであふれています。

 ちなみにチョ・ミンの「私は医者だ」という話に医学界から「あいつ、なに言ってんだ」みたいな反応が出ています。

「医者になって一年余りの子供が…」チョ・ミンに残念と述べる医師ら、なぜ(中央日報・朝鮮語)

 医師会関係者は「免許管理は我々ではなく保健福祉部の担当なので手が出せない」と苦々しくコメントしています。
 まあ、入学そのものがインチキでかつ医者になって1年かそこらのひよこに「私は医者だ」とか現役の医師からしたらちゃんちゃらおかしいのでしょうね。

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「娘のインターン証明書、表彰状偽造」で実刑判決を受けたチョ・グクの娘、「表彰状では医師になれない」と顔出しインタビューを受ける……なるほど、アイコンになろうという戦略か

顔公開したチョ・ミン「表彰状で医師にはなれない……私は堂々としている」(京郷新聞・朝鮮語)
チョ氏は6日に公開されたユーチューブチャンネル「キム・オジュンの謙遜は大変だニュース工場」とのインタビューで「今日(3日)父親が実刑を受けられるのを見守りながら、私は堂々としていないかとじっくり考えてみることになった」と述べた。 (中略)

チョさんは「海外に行ってまた始めるという人たちが本当に多かった。しかし、私は逃げたくない。 私は自分に堂々としている。 時々マスコミのせいでつらいけど私は韓国で正面から私のやり方でやっていく」とした。

チョ氏は、チョ元長官が1審で2年の懲役を言い渡されたのに対して「検察やマスコミや政界で私の家族を過去4年間の扱いを見れば本当に過酷だと思う」、「果たして本人たちは自分の立場がそうなったとき、彼ら家族に同様の物差しを適用しているのか問いたい」とした。 (中略)

チョ氏は議論になっている自分の医師免許資格については、「表彰状で医師にはなれない。その当時、入試に必要だった項目で私の点数は十分だったし、なにかがこぼれたりもした。 医師の資質が十分だと聞いた」とした。 また「これ以上病院で働らかないことにした。 被害を与えたくないからだ。 私と関連した裁判が終わる前には私が持っている医療知識を医療奉仕することにのみ使うだろう」とした。

チョ氏はいわゆる「7大スペック」と呼ばれる虚偽インターンシップ確認書や表彰状を入試の過程で提出した事実がチョン元教授の刑事裁判で認められ、釜山大学医学専門大学院入学が取り消された。 趙氏はこの処分に不服して訴訟を提起した状態だ。 裁判所が入学の取り消し措置に執行停止を決定し、いったん本案訴訟1審判決が言い渡されるまでは入学効力が維持される。

チョさんは「私の個人的には不足していなかった私の環境、それ自体が誰かには特権として映りかねないということを私が心から悟った」、「私の仲間らにすまなさを持つのも自然なプロセスであるようだ。 それで、これからより良い人になりたくなった」とした。
(引用ここまで)


 「いくら剥いても疑惑が出てくる」ことから「タマネギ男」と呼ばれているチョ・グクが一審で懲役2年の実刑判決を受けました。
 娘、息子の大学入試に向けて、インターン経験があるといった証明書や表彰状を偽造したことについてほぼすべてで有罪となっています。

 んで、それを受けて娘のチョ・ミンがYouTubeのニュースチャンネルに出演して「表彰状では医師になることはできない」とうそぶいていると。
 まあ……表彰状で医師資格を取ったわけじゃないのは確かですけどね。
 そもそも入学できなかったのだから、資格も取れなかっただろうにって言われているだけで。
 記事末にあるように、現在は「高麗大学、釜山大学医学専門大学院による入学取り消し処分を取り消す」ための裁判をやっていまして。
 ただ、勝訴はだいぶ難しいだろうともされています。
 今回のチョ・グクへの実刑判決でなおのこと難しくなりましたかね。


 もうひとつ面白いなと感じたのが、チョ・ミンが出演したのがキム・オジュンのYouTubeチャンネルだということ。
 以前から語っていますが、キム・オジュンは左派のコバンザメです。
 相手が左派であればなんでも受け入れるという地獄のような番組をラジオでやっていて、ソウル市長・市議会が保守派になったために当該のラジオ番組自体がなくなるという経歴を持つ人物。
 日本では「日本の新型コロナ検査キットはデルタ変異体を検知できない(から日本の陽性者数は少なくなっている)」というバカバカしい陰謀論を語ったことでも知られていますね。

 チョ・ミンは高麗大学、釜山大学医学専門大学院への入学が取り消され、さらに医師免許まで取り消されるのが確定路線。
 韓国では人扱いされない高卒となることもあって、こうして顔出しして「被害者ムーブ」で売っていこうと決めたのではないかと思われます。

 左派にとっては「チョ・グクの娘」というだけでひとつのステータスになりますからね。
 なんだったら「保守派に陥れられたチョ・グク夫妻とその娘」くらいまでできるはずで。
 「父さんな、これからはYouTubeで食っていこうと思うんだ」を実際にやろうとしており、娘もそれに乗ろうということなのでしょう。

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タマネギ男ことチョ・グクに「息子、娘の大学入試不正等」で懲役2年の実刑判決……なぜここまで裁判が遅延したのか、ムン・ジェインからの圧力だったのでは……

文政権、チョ・グク事態後に「検察大量左遷」...判事休職などで一審判決まで3年(朝鮮日報)
 検察はチョ氏一家に対する捜査を進め、2019年11月にチョ氏の妻の鄭慶心(チョン・ギョンシム)元東洋(トンヤン)大学教授を逮捕・起訴した。チョ氏も同年12月に在宅で裁判を受けることになった。

 すると文在寅政権はチョ氏を捜査した検察に対し「虐殺人事」で報復した。秋美愛(チュ・ミエ)元法務部長官は2020年1月に当時の韓東勲(ハン・ドンフン)大検察庁(高等検察庁に相当)反腐敗・強力部長、宋庚鎬(ソン・ギョンホ)ソウル中央地検第3次長らを左遷した。同年8月にはソウル中央地検で控訴維持を担当していたカン・ベクシン副部長検事にソウルから往復12時間離れた統営支庁への移動を命じた。

 裁判も納得しがたいものとなった。金命洙(キム・ミョンス)大法院(最高裁判所に相当)長は進歩(リベラル)系判事グループ「ウリ法研究会」出身のキム・ミリ・ソウル中央地裁部長判事にチョ氏の一審裁判を担当させた。キム・ミリ判事は裁判で「検察の捜査は検察改革を進めようとしたチョ・グク氏への反撃という見方がある」と判断した。裁判官人事で他の判事2人が加わると、キム・ミリ判事は2021年4月に突然休職を申請し、金命洙・大法院長はこれを許可した。他の判事がやって来たが、最初から記録を確認する必要が出たため裁判は遅れた。これにコロナ渦が重なり一時は6カ月にわたり裁判が開かれない時期もあった。 (中略)

 チョ氏の妻の鄭慶心氏は昨年1月に大法院で懲役4年が確定した。チョ氏は起訴から3年2カ月後に一審で懲役2年が宣告された。
(引用ここまで)


 昨日、いくら剥いても疑惑が出てくるタマネギ男ことチョ・グクに対して一審判決が出まして。
 2年の実刑となりました。息子と娘の大学入試についての違法部分はほぼすべて有罪。
 さらに職権乱用罪、奨学金を受け取ったことについても収賄ではなくキム・ヨンラン法違反で有罪。

チョ・グク元長官に懲役2年…「息子の入試不正・監察もみ消し」で実刑判決(ハンギョレ)

 ついでに妻のチョン・ギョンシムにも懲役1年追加。
 ちなみに妻側の裁判はすでに大法院(最高裁に相当)まで裁判が終わって懲役4年の実刑が確定しています。
 チョン・ギョンシムは収監され、さらに手術で刑執行停止が認められ、かつ手術を終えて再収監されているほど。

韓国検察、鄭慶心東洋大学元教授の刑執行停止延長を不許可…来月4日に再収監(Wow! Korea)

 それなのにチョ・グクの裁判はがこれほど遅れたのはなぜか。


 チョ・ギョンシムが起訴されたのは2019年の11月。
 チョ・グクが起訴されたのは同年12月。
 起訴されたのは同時期なのに、これほどまでに裁判の進行度が異なる。

 ムン・ジェイン政権から圧力があり、裁判を遅らせてきたということなのでしょうね。
 実際、当初裁判を担当したのはリベラル派の巣窟として知られるウリ法研究会出身の判事。
 ムン・ジェインが無理矢理登用したキム・ミョンス大法院長(最高裁判所長官に相当)も同じウリ法研究会出身。
 遅延に遅延を重ねて、最終的には休職願を出して裁判休止。
 おまけにまともな引き継ぎすらせずに、最初から裁判やり直しとなるっていう。

 これこそがまさに「政権による圧力」であり、韓国ではよくあることなのです。
 時間をかけて事態が打開できるようなことにならないか、と考えていたのでしょうけどね。
 まあ、そんなこともなく実刑判決を喰らった……というオチだったのさ。

 さすがに「大学入試に親が手を出した」というのは韓国社会で致命的だったってことなのだろうなぁ。
 いわば最後に残された聖域ですからね。

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たまねぎ男ことチョ・グク、息子のオンライン試験のカンニングを手伝っていた……「父さんは準備できている。家族で力を合わせて乗り越えよう」……カンニングですよね?

「父さんは準備できた、問題を送れ」…チョ・グク元韓国法務長官夫婦「息子代理試験」の顛末(中央日報)
「父さんは準備できている。問題を送れ」。

チョ・グク元韓国法務部長官が妻の鄭慶心(チョン・ギョンシム)元東洋大教授と共に、米ジョージ・ワシントン大学に在学中の息子チョ・ウォン氏の試験問題を代わりに解いたという具体的な証拠が出てきた。チョ・ウォン氏が当時受講中だった科目のオンライン試験問題を撮影し、家族のチャットルームに載せれば、チョ元長官夫婦がこれを協力して解くという形だ。

検察によると、鄭元教授は2016年9月、家族のチャットルームで「ウォン、クイズを始めよう」とコメントした後、歴史学関連科目の客観式試験問題の答案を載せた。チョ・ウォン氏はこうした形で満点を受けた。

別の民主化関連の科目でも2回も代理で試験を受けた。チョ・ウォン氏は2016年10月と12月にも家族のチャットルームでオンライン試験日程を事前に共有した。チョ・ウォン氏が「父さん、私は1時に試験を受ける」というメッセージを送ると、チョ元長官は「父さんは準備できている。問題を送れば、私は下から上に、お前は上から下に、あなた(鄭元教授)は好きにすればいい」と答えた。鄭元教授も「母さんもコンピューターの前に座った。準備完了」と伝えた後、真ん中から上に向かって問題を解いた。 (中略)

チョ元長官側は昨年6月、代理試験内容に関連し「チョ元長官の息子は2011年に校内暴力にあい、これによる後遺症があった。校内暴力の被害者の場合、トラウマに関心を持つのは(裁判所も)よく知っているはず」とし「そのような行為(校内暴力)による落ち込みが生涯続き、いろいろとケアの必要性があった。当時の特殊性で行われた対応が手段と方法を問わず一般化した」と述べた。裁判では今後、チョ元長官側が検察の証拠に対する意見を提示し、攻防が予想される。
(引用ここまで)


 これまたださい。
 たまねぎ男ことチョ・グクへの地裁での審理が続いていまして。
 息子のジョージ・ワシントン大学時代のカンニングを担当していたことを暴露されました。

 「父さんの用意はできている」じゃないんだよなぁ……。
 これまでは審理の先行していたチョ・グクの妻であるチョン・ギョンシム元教授による犯罪行為がクローズアップされていました。
 娘への大学、大学院入学に際して書類を雑コラで偽造したことがメインだとされていましたが。
 息子の留学先でもこうして偽計業務妨害にあたるカンニングをやっていた、と。


 チョ・グク本人、嫁はソウル大学に入れるほどの学力だったのだけども、娘・息子共にそこまでの優秀さではなかった。
 優秀さがなければ蹴飛ばされるのが韓国社会。
 というわけでカンニングしたり、雑コラで賞状を作ってきた……と。
 もし、彼らが充分に優秀だった世界線だったら、いまごろムン・ジェインの後継者としてチョ・グクが大統領になっていた可能性があるというわけか。

 とはいえ、まだまだ少なくないムン派は「次回の大統領選挙でチョ・グクを大統領に」とか考えているようです。
 ほら、イ・ジェミョンはいくらなんでもさすがにアレですから……。
 場合によっては公民権なくなる可能性(大統領選挙中に虚偽発言)もあるから。

 懲役4年の実刑判決を受けて収監中の妻については「椎間板ヘルニアでの狭窄がひどいのですぐにでも入院させろ」との主張があるようです。

韓国元大統領秘書室長「チョ・グク元法務部長官の妻、ヘルニアで下肢麻痺…法務行政、ここまで残忍にはなれないはず」(中央日報)

 ……と、元ムン政権の大統領秘書室長だった人物が述べている、だけで本当かどうかは不明。
 裁判中から「私は病気なのだ」アピールがひどくてなにが本当でなにが嘘なのやらってところです。

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韓国野党から「チョ・グクの妻を赦免すべきだ。支持率を失ったユン政権は国民統合の意向を見せるべき」との赦免論が出る理由とは?

パク・ジウォン「ユン、チョン・ギョンシムの赦免を検討すべき(TV朝鮮・朝鮮語)
朴智元(パク・ジウォン)元国情院長が21日、チョ・グク元法務長官の夫人チョン・ギョンシム元教授の8・15光復節特赦を検討しなければならないと主張した。 (中略)

彼はチョン元教授について「健康面にも問題があるし、相当な収監生活をしたから赦免があったほうがいいかと思われる」、「赦免を通じて国民統合に向かうのが現在の克服に役立つ」と付け加えた。 (中略)

このような中、民主党の党員掲示板には「チョ・グク様を党代表に推薦したい」などのチョ元長官夫妻を支持する文章も相次いで掲載されている。
(引用ここまで)


 タマネギ男ことチョ・ググ元法務部長官(法相に相当)の妻であり、娘の大学入学試験用資料の偽造で懲役4年の実刑判決を受けたチョン・ギョンシムに「赦免すべきだ」との論議が野党の共に民主党から出ている、との話。
 なんでも「国民統合の象徴として、ユン大統領が検察総長時代に捜査していたチョ・グク事態の容疑者を赦免すればいいのではないか」との建前です。

 あとムン・ジェイン前大統領の最側近であったとされる元慶尚南道知事のキム・ギョンスについても赦免を出すべきだという話が出てますね。
 キム・ギョンスはいわゆるドルイドキング事件 ── コメント部隊によって当時の与党に都合のいいコメントをニュースサイトに書きまくるという世論操作をドイルドキングに依頼した張本人。
 懲役2年の実刑判決を受けて満期なら来年の春頃出所予定となってます。
 なお、公職選挙法違反のために公民権が停止されており、キム・ギョンスは次回の大統領選挙にも出ることはできません。

 さて、このチョン・ギョンシム赦免論、なにを狙っているのかというと。
 チョン・ギョンシム本人の釈放そのものが狙いではないのですね。
 いまだにチョ・グク氏については地裁判決すら出ていないのですが、有罪はまず間違いないところ。
 先行するチョン・ギョンシムの公判でチョ・グク氏の関与、共犯が認定されている状況です。
 多少、罪状が変わったとしてもおそらくは懲役3年ていどの実刑判決になるだろうと思われます。

 ま、実際には党内でも意見は割れている状況で実現は無理かな、という感じですが。


 今回のチョン・ギョンシムへの赦免云々はチョ・グク氏が有罪判決を受けた時の早期赦免の前例を作っておきたい、ということなのです。
 同じ罪状のチョン・ギョンシムを赦免したのであれば、チョ・グク氏が収監された際にも同じ理由で赦免が出しやすくなるという意図が多分にあるのですね。
 で、記事の最後に「共に民主党の党員掲示板では『チョ・グク様を党代表に』との声もある」とありますが。

 いまだにムン派にとってはチョ・グクはムン・ジェインの後継者として有望視されているわけです。
 5年後の大統領選でこそ……と望む層がまだいるのですね。
 そうしたムン派に対してもチョン・ギョンシムの赦免論をぶち上げることで「仲間である」とアピールできる手段となります。

 パク・ジウォン氏は明日にでも北朝鮮漁師強制送還事件で聴取が開始されても不思議じゃない状況ですから。
 そうして仲間作りをしておきたい、という部分もあるでしょうね。

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チョ・グク「有罪になった妻が勝手に表彰状を偽造しただけ。家族だからといって共犯ではない」と主張……うわ、そうきたか

妻の有罪確定した「チョ・ミン表彰状偽造」…チョ・グク元長官「全く知らなかった」(朝鮮日報)
子の不正入試などで起訴されたチョ・グク元法務部長官は3日、5カ月ぶりに行われた裁判で、弁護人を通じて起訴内容を全面的に否定した。チョ・グク元長官は有罪が確定した東洋大学元教授で妻のチョン・ギョンシム受刑者(収監中)の「娘チョ・ミン氏の東洋大学表彰状偽造およびソウル大学医学専門大学院提出」の件で一部共犯としても起訴されているが、それについては「(偽造は)全く知らなかった事案だった」と主張した。

 チョ・グク元長官の不正入試に関する起訴内容は、妻チョン・ギョンシム受刑者と共謀し、2013年7月に息子のソウル大学公益人権法センターインターン予定証明書を虚偽により発行させた件や、2017年に崔康旭(チェ・ガンウク)現国会議員=共に民主党=の弁護士事務所で息子の虚偽インターン証明書を発行させ、延世大学・高麗大学大学院入試時に提出したというものだ。チョ・グク夫妻が2016年に米ジョージ・ワシントン大学のオンライン試験を息子の代わりに受けた件については業務妨害罪が適用された。

 チョ・グク元長官はまた、娘チョ・ミン氏のために2009年にソウル大学公益人権法センターのインターン確認書を偽造し、同年釜山市内の某ホテルのインターン確認書を虚偽で発行させた件や、妻が偽造した「東洋大学表彰状」を娘のソウル大学医学専門大学院入試に提出したとして起訴された。チョ・ミン氏が釜山大学医学専門大学院から受け取った奨学金600万ウォン(約63万円)については贈収賄罪が適用された。
(引用ここまで)


 うっわ、そうきたか。
 チョ・グクの妻であるチョン・ギョンシム元トンヤン大教授(二審判決後に辞職)はすでに大法院(最高裁に相当)で有罪判決を受けています
 懲役4年の実刑判決。想定されていたよりもだいぶ重い判決でした。
 すでに収監済み。

 で、これら判決の中ですでにチョ・グクの共犯は事実認定されてます。
 さらにチョ・グクの地裁公判では「押収されたPCに証拠能力はない」とされていたのですが。
 チョン・ギョンシムへの大法院判決では「PCに証拠能力を認める」との判断となっています。

 ムン・ジェイン政権下であってですら、大統領の強力なウリ(我々の意。この場合は仲間意識)であったはずのチョ・グクの妻に対してこれほど厳しい判決が出たのですから。
 ユン政権となったいま、ユン大統領と徹底的に対立していたチョ・グクにどれだけの厳しい判決になるのだろうか……場合によっては罪を認めて刑罰の軽減を狙うなんて方向もあるかな、と思っていたのですね。


 ところが出てきた戦略は「徹底抗戦」でした。
 すでに大法院判決で事実認定されている状況から、チョ・グクは完全に詰んでます。
 できるといえば「自分の責任は小さい」っていうくらいのものかなぁ……と思っていたのですけども。
 まあ、完全に詰みだからこそ全面抗争ってことなのかもしれません。

 すでに娘については高麗大学、釜山大学医学専門大学院への入学が取り消されようとしています。一応、裁判所からは執行停止が認められているので作業は止まっているようですが。
 行政訴訟も検討されているようですが、覆すのは相当に難しいでしょうね。

釜山地裁、チョ・ミンの医専院入学取り消し効力を1審まで停止(東亞日報)

 なんとか裁判を遅らせてイ・ジェミョンが大統領になって、政権からの圧力に期待していたという感じなのでしょうが。
 さすがに進退窮まっている感じがあります。  

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タマネギ男ことチョ・グク、娘の大学、大学院入学取り消しに対して法廷闘争を挑む模様……ただし、勝ち筋は……

「チョ・ミンへの『入学取り消し』撤回」の大統領府国民請願「12万人」突破… スピーカーを育てるチョ・グク(DIGITALタイムズ・朝鮮語)
16日政治権によると、去る7日大統領府国民請願掲示板に掲載された「**大は祖国戦長官の娘**の**の全員入学取消処分を撤回しなければなりません」という請願文はこの日0時30分基準、12万5364人の同意を得た。掲示されてから9日ぶりに請願に参加する人数が爆発的に増加したのだ。

請願人A氏は「多くの人々に悲痛さと絶望感を与えるニュース」とし、釜山大議員のチョ・ミン氏「入学キャンセル」の決定が間違っているという趣旨の主張をした。 (中略)

A氏は「釜山大学はこれまで入学したすべての学生に対する専修調査を実施し、事案の公平性を合わせようとする努力よりも、メディアに上がる一件の事案だけ判断する誤りを犯した」とし、「公明正大で学問と良心の砦という大学本来のアイデンティティを捨てて政治的判断を行ったという歴史的判定を受けた。これを訂正するには(チョミンさんに対する)判断を取り消すしかない」とチョ前長官と娘チョ・ミンさんの肩を持つような発言を付け加えた。 (中略)

当事者であるチョ元長官も批判水位を引き上げている。チョ元長官は前日、自分のFacebookを通じて「『殺戮獣』(生きている権力捜査)云々していた検察は、なぜすぐに押収捜索をしないのか。ハン・ドンフン法務部長官の顔色を見ているのか? 多くもなく少なくもなく同じようにしろ」と不満を隠さなかった。その前日には「ユン・ソクヨル当選者の親友チョン・ホヨン福祉長官候補が娘・息子の生活記録部、インターン(体験活動)証明書に対して検察、言論、慶北大は徹頭徹底した捜査・調査・取材をするか」と圧迫した。

一方、国会保健福祉委員会(以下、保健委)によると、保健福祉部はチョ・ミン氏医師免許取消手続に着手し、来月4日に関連する聴聞会を開く計画だ。去る12日福祉部がチョ氏側に送った聴聞会事前通知書に書かれた日付が5月4日であることが分かった。行政手続法は、関係省庁が行政処分関連内容を当事者に事前通知した後、意見を聞くように明示している。
(引用ここまで)


 自称「日本で一番、チョ・グク事態を見つめ続けている」楽韓Webですので、こうした話もお伝えします。
 チョ・グクの娘のチョ・ミン氏への釜山大学医学専門大学院への入学取り消し処分を取り消せという大統領府国民請願掲示板への書きこみが12万人ほどの賛同になったそうです。
 どうもチョ・グクがいつものようにファンネルを飛ばしたのではないかとの話。
 まあ、国民請願掲示板への書きこみでなにかが進展したことなんてありませんので、このままでしょう。

 引用していない部分では現在の与党である共に民主党所属の国会議員も「入学取り消しを取り消せ」みたいな話をさかんにしていることが報じられています。
 どこまで行ってもウリの軛からは逃げられないのですね。

 さて、最後のほうにチョン・ホヨン候補者云々という話が出ています。
 これはユン・ソギョル次期政権で保健福祉部長官(厚生大臣に相当)に指名されたチョン・ホヨン氏が慶北大学病院長であった時代に息子、娘を特別扱いしていたのではないか、との疑惑が浮上していることを指しています。

医学部編入前に父が勤務する病院でボランティア活動…韓国次期長官候補の子2人に疑惑浮上(朝鮮日報)

 チョ・グク事態と同じではないか。少なくとも捜査をしろ、と。
 まあ、チョン・ホヨン氏の息子、娘が実際にはどのように扱われていたかはまだ不明なのですが。

 チョ・グク事態で問題となったのは「ボランティアに参加して感謝状をもらった」という、大学に提出したすべてが虚偽だったことですから。
 ボランティアにも参加していなかった。
 感謝状ももらっていなかった。
 感謝状は母親がコラージュで作成した、というすべてが虚偽。
 大法院(最高裁に相当)から認定されています。


 共に民主党やチョ・グク側は「子女がボランティアに参加」というだけでえらく噴き上がっているようですが、まだこの件に対しては様子見。
 こうしたスペックのかさ上げはチョ・グクの娘にかぎらず、いろいろなところで行われているので「ボランティアに参加していませんでした」ってなってても不思議じゃないですけどね。

 チョ・グクは「チョン・ホヨンの子女のボランティア参加は偽造されている」と確信しているようですけども。
 自分がそうしていたから、でしょうかね(笑)。

 さて、チョ・グクの娘であるチョ・ミン氏への高麗大学入学取り消し、および釜山大学医学専門大学院への入学取り消しが決定していますが。
 これに対してチョ・グク側は法廷抗争を繰り広げる模様です。

「入学取り消しはあまりにも過酷」 チョ・ミン法定攻防開始(ヘラルド経済・朝鮮語)
1審判決文によると、裁判部は虚偽のスペックがなかったらチョ氏が最終合格はもちろん、1段階書類選考でも脱落しただろうと見た。裁判部は「チョ氏の最終点数と不合格1番の16などの点数差は1.16点に過ぎず、東洋大総長表彰状の受賞歴がなかったら、チョ・ミンは釜山大院に合格できない可能性が高い」と判示した。チョ氏の東洋大総長表彰状など7大スペックも虚偽と判定した。
(引用ここまで)

 先日も報じたように、チョ・グク側は「インターン参加などのスペックがなくても合格したことに変わりはない」と主張するようですが、実際にはスペックのかさ上げがなければ合格できなかったと裁判所から認定されています。
 チョ・グクが望むほどには娘が優秀でなかった、というのがすべての原因であったように感じますね。
 いわゆるSKY(ソウル、高麗、延世)よりも下の大学だとプライドが許さなかったのでしょう。チョ・グクの。

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