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カテゴリ:ユン・ソンニョルの記事一覧

韓国ユン大統領がウクライナ訪問→野党「韓国を新冷戦の中心地にした!」「戦争の火種を持ちこんだ!」……別に韓国が中心地になるとかあり得なくない?

尹大統領のキーウ訪問を「戦争の火種がやって来る」と批判、世界に例を見ない野党・共に民主(朝鮮日報)
尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が極秘にロシアと戦争中のウクライナを訪問し、ウクライナとの連携を表明したが、これに対して韓国野党・共に民主党は一斉に「韓国が安全保障上のリスクに直面した」と主張し始めた。共に民主党の最高委員は「韓半島を新冷戦の中心地にしてしまった」と非難した。文在寅(ムン・ジェイン)前政権で秘書室長を務めた586(1960年代に生まれて80年代に大学へ通った50ー60代)のある人物は「イデオロギー外交で国益に反した」と発言し、元四つ星将校の議員は「韓国の安全保障を危険に陥れかねない」と主張した。中でも共に民主党の元院内代表は「戦争の火種を韓半島に持ち込んだ」と述べた。

 共に民主党によるこれらの主張が正しければ、世界で尹大統領だけがキーウを訪問し、ロシアはその報復として韓国に対して今すぐにでも宣戦布告するだろう。しかし実際は昨年2月のロシアによる軍事侵攻後、米国のバイデン大統領、フランスのマクロン大統領、英国のスナク首相らG7(先進7カ国)をはじめとする自由民主主義陣営の首脳は全員がキーウを訪れ、ウクライナ国民を応援した。欧州以外では日本の岸田文雄首相も今年3月に訪問しており、カナダのトルドー首相は2回もキーウに向かう列車に乗った。これらの国の野党が「自分たちの国の首脳が戦争の火種を自国に持ち込み、自国が安全保障上の危険にさらされた」と主張したケースは見いだしがたい。ドイツでは緑の党所属の副首相が今年4月にキーウを訪問し「ドイツ政府による武器支援に時間がかかり、また非常に遅くなって恥ずかしい」としてシュルツ首相を批判したが、目につくとすればこの程度だ。韓国の大統領によるウクライナ訪問を理由に、ロシアが韓半島で報復戦争を起こすという共に民主党の主張は、映画にもできないほどあり得ない話だろう。
(引用ここまで)


 韓国のユン・ソンニョル大統領がウクライナ訪問を果たしたことは先日もちらと書きました
 で、これについて野党である共に民主党から一斉に非難の声が出ています。
 いわく、「これで韓国が新冷戦の中心地になってしまった」「戦争の火種を韓半島に持ちこんだ」なのだそうで。

 ま、要するにこれも政争の具でしかない。
 左派、野党の立場からすると「ムン・ジェイン前大統領が打ち立てた全方位外交を破綻させた!」との認識になるのです。
 ハンギョレあたりは「バランス外交を破棄するとは!」みたいな記事を書いてました。
 ムン・ジェインも「5年間かけて成し遂げたものが一瞬で消え失せた」とか言ってましたっけ。

 今回も同様ですね。
 というかまあ、ユン大統領がウクライナ訪問したからってロシアが韓国をどうのこうのするとは思えないし、「新冷戦の中心地」なんかになるわけがないのですけどね。
 まーた自分たちの力量を勘違いしてるわけですよ。


 処理水放出についても糾弾するし、ウクライナ訪問についても同じように糾弾する。
 岸田総理がウクライナ訪問を果たした際にはさすがに立憲民主党すら(少なくとも表立っては)非難しなかったのにね。国会質問で非難したのは共産党くらいかな。

 もうなんでもいいんですよね、糾弾のネタは。
 大統領夫人がリトアニアの高級店で買い物したことすら糾弾される始末。

大統領府、「金夫人ショッピング」質問に「すでに政争化···言及しない」(ヘラルド経済・朝鮮語)

 もう一切交わることがない。
 分断をいかに広げて、自分たちの支持者にアピールするかって話だけになっているのですね。

 ま、考えてみたらムン・ジェイン政権時代の国民の力も似たようなもんでした。

 大統領夫人の服飾費について追求してたりしましたからね。あれは公金の問題でもありましたけども。
 あとカルティエのパンテールの偽物をつけてるってオチになったものでした。ある意味で韓国名物だから問題ないのかもしれない。

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ユン大統領、ベトナムを国賓訪問。ベトナム政府は「過去を問わない」方針……そこにある構造とは?

国賓訪問した尹錫悦大統領…ベトナムは過去を問わなかった(朝鮮日報)
ベトナムを国賓訪問した韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が23日、ハノイでホー・チ・ミン廟を訪れた。 (中略)

 尹大統領はこの日、廟において韓国のベトナム戦争参加など過去史についての言及は行わず、献花と黙祷をして追悼の意を表した。尹大統領は、ベトナム訪問で両国の未来を強調した。2018年には、当時の文在寅(ムン・ジェイン)大統領がベトナムを訪れて「われわれの心に残っている両国間の不幸な歴史について遺憾の意を表する」と述べた。2001年には金大中大統領が「不幸な戦争に参加して本意ならずベトナム人に苦痛を与えたことについて申し訳なく思う」と発言し、2004年には盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領が「韓国国民には心の負債がある」と語った。李明博(イ・ミョンバク)、朴槿恵(パク・クンへ)大統領は廟を訪れただけで、金泳三(キム・ヨンサム)大統領はホー・チ・ミン廟を訪れなかった。

 ベトナム政府は、ベトナム戦争の戦勝国という認識を持っているため、政府レベルで過去史を問題視してはいない。また、経済発展という国家目標のため「過去は封じて未来のために協力しよう」という歴史認識を示した。ベトナムは韓国に対しても、1992年の国交樹立以降、ずっとこの基調を維持してきた。このため、文在寅政権時代に過去史謝罪の意思を打診すると、ベトナム政府はむしろ難色を示したといわれている。
(引用ここまで)


 ベトナムの態度も当然というべきか。
 彼らは輝かしい戦勝国なのだから、鷹揚でいられるのです。
 もちろん、被▼(▼はがい)にあわれた方々が韓国において民事で戦うことについては邪魔したりはしませんが。
 実際に韓国の地裁でベトナム人被▼者遺族が勝訴したりもしています。

「韓国軍ベトナム民間人虐×」被▼者への賠▲命じる一審判決に韓国政府が控訴(ハンギョレ)

 さて、これはルトワックがその著書の中国4.0で語っていることなのですが。

中国4.0 暴発する中華帝国 (文春新書)
エドワード・ルトワック
文藝春秋
2016-03-18


 第二次大戦中、ドイツに対してあっさりと従ったオランダは戦後の対独感情が悪く、「ドイツ人お断り」との貼り紙まで出ていた。
 対ドイツで激戦を戦い抜いた旧ユーゴスラビアでは「ドイツ人無料」とドイツ人を歓迎していたほど。


 つまり、ユーゴスラビアは「我々はドイツと戦い抜いたのだ!」との誇りを持つことができたので、ドイツ人を歓待することができた。
 オランダは戦後になっても忸怩たる思いを抱え続け「悪いのはドイツだ!」と失われた自尊心を補填するために叫び続ける必要があったのです。

 どこかで聞いたことがある話ですね(笑)。

 ここでいう「オランダとドイツ」の関係は日本と韓国の関係に敷衍できますし。
 同様に「旧ユーゴとドイツ」の関係は日本とアメリカ、あるいはベトナムと韓国の関係そのままだと言うこともできる。

 ベトナム政府の態度を見て、韓国人が自らの所業を見直す……ことはないか。
 「ラッキー」くらいに思ってるでしょうね。

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ユン・ソンニョル大統領、ムン・ジェイン前政権のごり押しした太陽光発電事業について「不正がないか徹底調査せよ」と指示

太陽光事業巡る不正摘発 前政権の意思決定ライン徹底調査を指示=尹大統領(聯合ニュース)
韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は14日、監査院が文在寅(ムン・ジェイン)前政権時代に行われた太陽光など再生可能エネルギー発電事業で多数の不正疑惑を摘発したことについて、当時の太陽光発電事業の意思決定ライン全般について徹底的に調査するよう大統領室の公職紀綱秘書官室に指示した。
(引用ここまで)


 ユン・ソンニョルはムン・ジェイン政権時代の「業績」とされたものを覆すことに躍起になっています。
 かねてからいわれていますが、韓国の政権交代は易姓革命なので前政権のものはすべて焼くのが基本です。

 ユン・ソンニョルが公約していた女性家族部の廃止や、大統領府の青瓦台からの移転もその一環として見るのが視点として正解でしょう。
 ムン・ジェインが
イ・ジェミョンのやっていた資源外交をなにもかもなくしてしまったのも同様に考えることができます。

 今回の太陽光発電への監査着手もそのひとつとして挙げられるのではないですかね。
 なぜか左派は「再生可能エネルギー」ってヤツが大好きで。
 これ以上ないほどにごり押ししてきたという経緯があります。


 その一例は「日本の干拓とはわけが違う」くらいに言っていたセマングム干拓地でのメガソーラー。
 2100メガワットクラスのメガソーラーを建設するはずが、糞害でミリほども発電しない事態が続いて、解消するために合成洗剤でパネルを洗ったら死の干拓地になったってオチ。

 それでも異様な勢いでメガソーラーを各地に建設し、結果として送電網負担が高くなりすぎて2030年頃からいつでもブラックアウトできる状況になっています。
 このあたりのラインを見据えているのか。
 それとも支援金になんらかの問題があったのか。

 ムン・ジェイン政権をいつでも賞賛してきたハンギョレは「ムン・ジェイン政権への攻撃が目的だ」とするような記事を書いています。

ユン、ムン·ジェイン政府狙い「太陽光不正意思決定ライン調査せよ」(ハンギョレ・朝鮮語)

 まあ、確かにムン政権への攻撃が狙いであるのは否めないところ。
 でもま、不正があれば正すのが本道ではありますからね。
 なんの不正もなければよいのです。ね?

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ユン・ソンニョルの支持率が40%台に回復……支持、不支持とも理由は「外交」

カテゴリ:ユン・ソンニョル コメント:(37)
尹大統領の支持率 3カ月ぶり40%台回復=5週連続上昇(聯合ニュース)
韓国世論調査会社のリアルメーターが29日に発表した調査結果によると、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の支持率は40.0%で、前週から1.0ポイント上昇した。同社の調査で40%を上回るのは3月第1週(42.9%)以来、およそ3カ月ぶり。

 尹大統領の支持率は国賓として訪米し韓米首脳会談を行った4月末から5週連続で上昇した。5週連続の上昇は尹政権発足後初めて。不支持率は前週から1.2ポイント下落の56.7%となった。

 同社関係者は「尹大統領の外交・安全保障関連の取り組みに対する共感が広がった」と分析。今後、43~45%を突破するかが焦点となると説明した。

 政党支持率は与党「国民の力」が0.4ポイント下落の38.1%、共に民主党は2.1ポイント上昇の44.5%だった。革新系野党「正義党」は3.5%、無党派層は12.4%。
(引用ここまで)


 ユン・ソンニョル大統領の支持率がじりじりと上げています。
 本人は「支持率を気にして政策ができなくなることはない」と断言していますが、それでも支持率なんて高くて邪魔になることなんてないですからね。
 というわけでリアルメーターという調査会社の数字では40%というひとつの目安を突破。
 G7にゲスト国として参加したことも評価はされているのかな。

 なお、もうひとつ大手の調査会社である韓国ギャロップの調査では前回比で1パーセントポイント下落の35%。

尹大統領の支持率35% 1ポイント下落(聯合ニュース)

 だいたい、現状では35〜40%くらいって考えればいいですかね。
 一時期に比べればだいぶ上げてきたかもしれません。


 ちょっと面白いのが「支持の理由」も「不支持の理由」も外交がトップにきている部分。
 支持する理由には「外交」(40%)、「労組への対応」(6%)、「決断力・推進力・粘り強さ」「対日関係改善」「国防・安全保障」(いずれも4%)などが挙がった。

 支持しない理由は「外交」(29%)、「経済・国民生活・物価」「独断的・一方的」「対日関係・福島汚□水放出問題」(いずれも8%)と続いた。
(引用ここまで)

 右派が思い描くような外交をやっている、つまりアメリカへの傾倒具合が評価されていると。
 逆に左派から見たらそれが気に入らない。
 これまでムン・ジェイン政権が築き上げてきた(?)米中バランス外交を損なっている、との認識なのでしょう。

 なんとなくですが左派政権では40%弱の強固な支持層があり、右派政権では30%ちょいの支持層があるといった感覚です。
 そこに無党派層の支持をどれだけ得られるかというのが韓国の支持率の実際。
 ムン・ジェイン政権は80%以上の支持率からはじまりましたが、あれは右派もそこそこ支持していたって感じですかね。

 なのでユン政権は無党派層にもそこそこ受け容れられつつある、というのが現状かな。
 支持率が低下して反日に振れるよりはまあよいか、くらいに見ておけばよいと思います。

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韓国で「公金を私的流用する市民団体」への規制が強まる、その名も「ユン・ミヒャン防止法」……日本のあの団体にも波及するか?

尹大統領「市民団体による血税の私的乱用、容認できない」…文政権時代に年間5兆ウォン支援(朝鮮日報)
 尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権が労働改革に続き、市民団体改革にも乗り出しました。韓国の市民団体の相当数は政府や自治体の財政支援を受けて運営されていますが、そのお金がどこに、どのように使われているのかは不透明だ、というのが政府の判断です。

 その代表的な例として、尹美香(ユン・ミヒャン)議員が関与した正義連(日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯)問題がありました。 (中略)

 尹大統領は国務会議(閣議)で「この数年間、民間団体の国庫補助金が急激に増えているが、管理は不十分だった」「国庫補助金により私的な利益を得る振る舞いは見過ごせない」と指摘しました。 (中略)

 そして、「非営利団体」に対する国庫補助金支援体制の全面的な見直しを指示しました。 (中略)

 大統領室関係者は「大統領退陣を求める中高生のロウソク集会主催者側が女性家族部から補助金を受け取っていたというのは深刻な事態だ」と語りました。

 また、沈没した貨客船「セウォル号」関連予算を使ってヨットに乗ったり、プール付きのペンションを借りたりした団体もあるほか、国庫補助金を数千万ウォン(数百万円)受け取って「金正恩(キム・ジョンウン=北朝鮮総書記)ソウル訪問歓迎集会」を主導した団体もありました。
(引用ここまで)


 ムン・ジェイン政権下で労働組合と共に我が世の春を謳歌してきたのが左派市民団体です。
 笑ってしまうほどに支援金を政府、地方自治体からもぎ取っていっていました。
 ソウル市でも前市長のパク・ウォンスン時代に異常なレベルで「市民団体」にバラまきをしていたことが暴露されています。
 それらの支援金がまともな福祉事業に支払われているのであればいいのですが。

 ソウル市の場合は「哨戒艦天安の爆沈は空想だ」と主張する市民団体や「北朝鮮が南北共同連絡事務所を爆破したのは韓国への報復ではない」とする市民団体へのものが多数。

 そしてそれらの「血税の私的乱用」の代表として扱われているのが、慰○婦支援事業(○は安)を延々とやってきたはずの正義連。
 現在では国会議員になっている元理事長のユン・ミヒャンは詐欺や準詐欺、公金横領で裁判中。


 ちなみにですが、いま話題のあの団体の「共産党と強いつながりのある」あの人ですが、今年の8月に韓国で正義連が主催している水曜集会に参加しています。
 韓国への旅行解禁が6月からでしたから、時期的には「解禁されてすぐに参加」といった感じ。

 いわく「5年ぶりの参加」なのだそうで。
 5年前(より以前)にはまだいうほどの活動もしていない状況だったことを考えると、この参加でなんらかのきっかけやコネをつかんだのかもしれませんね。

 正義連のビジネスモデルはまさに「支援すべき人々を無視して支援金をすべて持っていく」というもので。
 あれを日本でも参考にした動きが出ているのは間違いないところ。

 韓国でも「ユン・ミヒャン防止法」との通称で「市民団体」への支援金、補助金の透明性確保を行おうとしています。

與「ユン・ミヒャン防止法」優先立法の推進(韓国経済新聞・朝鮮語)

 韓国では一足先にこうした透明性確保が急がれています。
 無論のこと、前政権をすべて否定する易姓革命の部分もあるでしょうけども。
 日本もそこに続きたいところではありますね。

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 正義連、ナヌムの家のやってきた詐欺行為をレポートした本。

韓国大統領室や法相、「フェイクニュースを広めることは許さない」と野党議員やジャーナリストを名誉毀損で告発。損害賠償請求は10億ウォン!

韓国大統領室「フェイクニュースは放置しない」…金鍾大・金於俊両氏を告発(朝鮮日報)
大統領室は金鍾大元議員を虚偽事実流布による名誉毀損の疑いで告発した。金鍾大元議員のインタビューを行ったジャーナリスト、金於俊(キム・オジュン)氏も共謀の疑いで告発を受けた。大統領室関係者は「金鍾大元議員は全く事実に反する内容を広め、金於俊氏はインタビューを意図的に行ったとみられる」と告発理由を説明した。

 金鍾大元議員は前日、TBS(交通放送)ラジオの「金於俊のニュース工場」に出演し、国防部高官から聞いた話として、「3月に陸軍参謀総長の公館とソウル事務所に天空が訪れ、公館管理官である副士官が案内したという証言を聞いた」と発言した。ユーチューブでは「金竜顕(キム・ヨンヒョン)警護処長が天空を同行し、陸軍参謀総長公館を下見し、その後大統領官邸が漢南洞の外交部長官公館に変更された」と主張した。 (中略)

大統領室は「フェイクニュースには一貫した原則で法的責任を問う」とし、「フェイクニュースを工場のように排出すれば、汚染されるのは社会の空気だ」と指摘した。大統領室はこれまで法的措置に慎重だったが、最近野党が匿名の情報提供などで「信じようが信じまいが」式の疑惑を提起し始めたことで方針転換した。 (中略)

大統領室は金建希氏のカンボジア歴訪当時の写真について、「少なくとも2-3基の照明を使用したコンセプト撮影だった」と主張した民主党の張京泰最高委員を先月22日に告発した。
(引用ここまで)


 楽韓Webからは「左派のコバンザメ」(あるいは汚い葉加瀬太郎)と呼ばれているキム・オジュンが名誉毀損で告発されました。
 ムン・ジェイン政権成立からここまで我が世の春を謳歌してきましたが。
 ユン政権になってからこっちはフェイクニュースを出しまくり。
 ハロウィンでの圧死事故でも「ムン政権時代のハロウィンで一方通行になっていた(嘘)」、「麻薬捜査に人員を割いていたから事故が起きた」といった話で与党を責め立てようとするものの、多くの韓国人からは「政治利用やめろよ」くらいの扱いでした。

 共に民主党への援護射撃のつもりだったのでしょうけどね。
 あまりにもやり過ぎて冠ラジオ番組の「キム・オジュンのニュース工場」も終了させられるのではないか、との報道もあります。

 今回は「大統領室の青瓦台から龍山への移転は占い師が主導した」と主張する元議員のフェイクニュースを広めた件での告発。


 このフェイクニュースには共に民主党からも「もし本当なら第2のチェ・スンシル事件だ!」として 大騒ぎになったのですが。
 すべての面で嘘であると証明されてしまって尻すぼみ中。

 この「もし本当なら」ってノリでこんなフェイクニュースを連発されたらたまらん、ということでしょうね。
 ちなみに「ハン・ドフン法相とユン・ソンニョル大統領が酒席を囲んでいた」というフェイクニュースもあったのですが。
 これについては民事・刑事の両方で告発が行われていて、民事では10億ウォンの損害賠償請求が行われたとのこと。

韓東勲法相、「深夜に尹大統領と酒席疑惑」めぐり共に民主・金宜謙議員とネットメディアなどを提訴…10億ウォン賠償請求(朝鮮日報)


 巨額の賠償請求したことについて、件の共に民主党のスポークスマンは「カネを請求して口をふさぐつもりか」と言っているそうなので最後まで法廷闘争を繰り広げるのでしょう。
 「言うだけならタダ」くらいのつもりでフェイクニュースを垂れ流したのでしょうが、思いの外高くついたというオチに終わりそうです。

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韓国野党による度の過ぎた大統領夫人バッシングに対して、撮影地のカンボジアから苦言……「我々にとっては夫人の行為はありがたい話だった」

「私たちはキム・ゴンヒ夫人がありがたいのですが……」カンボジア大使がちくり(韓国経済新聞・朝鮮語)
ユン・ソクヨル大統領の東南アジア海外巡回中キム・ゴンヒ夫人の脆弱層児童と写真撮影に対して野党から「貧困ポルノ」などの批判を提起した中、駐韓カンボジア大使は「私たちはキム夫人の親切を感謝している」と皮肉った。

チルン・ボトムランセイ駐韓カンボジア大使は去る20日コリアタイムズとインタビューで「この問題が過度に政治問題化された」としながらこのように語った。

チルン大使は「キム夫人が今回の訪問で本当にカンボジアを見て文化を学びたかったことを感じることができた」とし、「子供の病院訪問はキム夫人が重要に考える意味あることだったようで、私たちは体が不便な子供たちに対する彼女の支援に非常に感謝している」と述べた。

チルン大使はキム夫人が当時各国首脳配偶者プログラムに参加せず、先天性心臓疾患を患っている青少年の家を電撃訪問して論議が起こったことについては「カンボジア文化経験機会を提供する」配偶者プログラムに参加することは義務ではない「と言った。 (中略)

キム・ヨンミン共に民主党所属議員は、主語を明らかにしなかったが、フェイスブックに「真似したければ、身なりやポーズではなく、彼らの心と犠牲に従いなさい」、「苦しむ人たちを装飾品のように活用する邪悪さから捨ててほしい」とした。 (中略)

チャン・ギョンテ共に民主党議員はキム夫人が心臓疾患少年と共に撮った写真が演出されたという疑惑を提起し、「貧困ポルノ」発言などで大統領室から告発された。チャン議員は最近相次いで党最高委員会で「キム夫人の貧困ポルノ写真撮影が論争になっている」、「外信と専門家らはキム夫人の写真を自然な奉仕過程で撮った写真ではなく、少なくとも2~3本の照明まで設置して事実上現場をスタジオのようにして撮った『コンセプト写真』であると分析している」と主張してきた。
(引用ここまで)


 ユン・ソンニョル大統領のASEAN+3、G20等の東南アジア歴訪の際、ファーストレディであるキム・ゴンヒ婦人がカンボジアで心臓疾患を患っている少年の過程を訪れた、ということがあったのですね。
 で、それに対して韓国の野党、そして左派メディアも総じて「貧困ポルノだ!!!」と強烈に糾弾をしたのですね。

 「オードリー・ヘップバーンのコスプレだ」とか「まるでスタジオのように照明を整備して撮った写真だ」とか言い出していたわけです。
 左派にとってキム・ゴンヒ夫人は絶好のターゲットで。
 以前も「遊興酒店(持ち帰りシステムのある下卑たキャバクラ)に在籍していた」なんて話を元法相であるチュ・ミエがしてました。なんの証拠もなしに。

 チュ・ミエはユン検事総長(当時)と抗争を繰り広げ、敗北して更迭されたという経緯もあってユン夫妻に恨みを抱いていることもあって、こうした戦いを延々とやらかしていたわけですが。


 今回の件についてもそうした左派の恨みつらみが詰まった攻撃がなされていたのですよ。
 正直、攻撃がひどすぎて記事を調べるのも辟易するレベルだったのですが。

 駐韓カンボジア大使から「もうカンボジアのことを政治問題化するのはやめてくれ」との声が上がりました。
 まあ……そりゃそうだよなぁ。
 支援してもらえてありがたいだろうし。
 なんだったらカンボジアがまだそういう状況にあるということを知らせてくれた、という広報の役割をしてくれたわけで。

 それをこうして政治問題化されたら、カンボジアの立場がない。
 ま、左派のやりがちなことではあるかな。過度に攻撃することで、大元の行動の目的がなんだったのかを忘れてしまうっていう。
 とても韓国らしい話である、と感じました。

 ファン・ウソクを「国益になる」として擁護していた連中が本当に嫌いだったのですが、それは遺伝子の病気を抱えている子供たちのことを蔑ろにしていたからなんだよなぁ……。

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韓国最大野党「なんでもいいから大統領夫人を叩け!」と外遊先での行動をすべてバッシングするものの……

韓国野党「金建希夫人、照明使用」主張に…大統領室「全く事実ではない」(中央日報)
大統領室は20日、尹錫悦大統領夫人の金建希(キム・ゴンヒ)氏がカンボジア心臓疾患の児童を訪ねた当時、照明を使用したと主張した民主党のチャン・ギョンテ最高委員の主張に対して「全く事実ではない」と反論した。

大統領報道官室は同日、担当記者団に知らせて「金夫人の訪問当時、照明を使った事実自体がない」とし、「公党である民主党の最高委員が事実関係を確認すらせず、虚偽事実を流布したことに対し、強い遺憾を表明する」と明らかにした。

また「何でも金夫人の行動を貶めるために事実でないことを作り出し、国際的タブー事項という荒唐無稽な表現まで付け加えたことこそ、国格と国益を傷つける行為」と強調した。 (中略)

これに先立って、チャン最高委員は前日、自身のフェイスブックに「(金夫人が)自国でもない外国で、自身ではない子どもの救護ボランティアではなく外交歴訪で照明まで設置した」とし「これは国際的タブー事項を破ったもの」と主張した。

チャン最高委員はこれに先立ち、14日民主党最高委員会議で「金夫人の貧困ポルノグラビア撮影が論議を呼んでいる」とし「外交行事開催国の公式要請を断ったことも外交的欠礼であり、医療脆弱階層を訪問して広報手段にしたのはさらに失礼」と批判した。
(引用ここまで)


 ASEAN+3、G20とユン・ソンニョル大統領の東南アジアを歴訪していたスケジュールが終わりまして。
 なにか外交的成果があったかというと、微妙。
 まあ、日米韓で対北朝鮮のミサイル発射をリアルタイムで監視する環境を構築するというのはサプライズでした。
 ごくごくフツーの外遊だったかな、と。

 んで、成果に叩くほどの失敗はなかったことから野党はキム・ゴンヒ夫人の動向を徹底的に叩こうと決心したようで。
 カンボジアの病院を訪れたキム夫人を「貧困ポルノだ」「オードリー・ヘップバーンのつもりか」と叩きまくり。
 黄色いスカートをはいたら「ジャクリーン・ケネディのコスプレだ」と叩き。
 バイデン大統領と腕を組んだ写真を公開したら「公的な心がない」と叩くっていう。

尹大統領夫人のこの写真、「貧困ポルノ」と何が違うのか(ハンギョレ)
昨日は「ジャクリーン」、今日は「オードリー」…尹大統領夫人の写真が連日物議(ハンギョレ)

 特に左派紙であるハンギョレは痛々しくなるほどの叩きっぷり。


 あと「バイデン大統領と腕を組むなんて!」って騒いでいた議員はムン・ジェイン前大統領と腕を組んだ写真を嬉々として自分のFacebookで公開してたなんてこともあった模様。

金建希夫人の腕組み写真に嚙みついた高ミン廷議員、文大統領との腕組み写真を自慢していた(朝鮮日報)

スクリーンショット 2022-11-21 11.52.56.png
(画像引用元・MBNの記事から画面キャプチャ)

 まあ、キム夫人はいろんな意味で目立つので叩きたくなるのでしょう。
 大統領選挙中から異常なくらいに叩かれてましたからね。

 当選後も「録音された通話が公開される」というだけで共に民主党議員は大騒ぎになり「ついに秘密が暴露されるのだ」「放映を死守しろ!」とかなっていたほど。
 けっきょくはただの通話でなにか秘密があったというわけでもなかった、というオチに終わったのですが。

 いかにも左派のやりようだな、とは感じます。

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