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カテゴリ:選挙の記事一覧

世界に冠たるK民主主義、投票用紙が足りない選挙所は50ヵ所にもなっていた……韓国の選挙管理委員会があまりにも無能すぎる

「無能・腐敗ファミリー企業」韓国選管、捜査を受けて解体的出直しを【6月5日付社説】 統一地方選(朝鮮日報)
李在明(イ・ジェミョン)大統領が、投票用紙不足という前代未聞の事態について「極めて大きな遺憾を表する」「明確に責任を問いたい」と発言した。松坡区の公務員は「どうして、こんな事態が起きるまで松坡区選管からは職員が1人も来られないのか」と書き込んだ。用紙不足という事態が今まで一度も無かったのは、韓国の全ての有権者が投票するという考えでもって十分に準備してきたからだ。ところが今回、松坡区選管は有権者数の50%分しか用紙を印刷していなかったという。中央選挙管理委員会は、この誤った判断を避けることができなかった。単純な行政上のミスや錯誤ではない。 (中略)

 選管は真相究明委を運営したいとコメントしたが、選管は自分の問題を自ら正すことができる機関ではない。選管が10年間で291回行った公務員の中途採用は、全て不正もしくは規定違反があったという事実が監査院の監査で発覚したことがある。採用の公告もなしに職員の子女を内定したり、子女の面接の点数などを操作したりということをやっていた。採用不正の通報が入ってくると「われわれは家族会社」だとして黙殺したという。内輪でポストを世襲して便宜を図ってやり、税金を配って食っていた。マフィアと変わらない。

 それにもかかわらず、外部の監査を受けよと言ったら「独立的な憲法機関」だと称して拒否した。監査院が「採用不正」を監査すると、憲法裁判所に権限争議審判を請求した。すると憲法裁は「選管は監査院の監査対象ではない」として選管の肩を持った。今の選管は完全に、監視の死角地帯で腐敗と無能の集団になった。その規模は実に3000人だ。しかも、海外に派遣職員も置いている。
(引用ここまで)




 こないだの統一地方選挙で、ソウルの保守地盤を中心として「投票用紙が足りなくなる」、それも大幅に足りなくなるとの体たらく。
 日本でもかつて投票用紙が足りなくなるって事態はあったのですが、1枚でした。
 今回はどれくらい足りなくなったんですかねぇ……。



 左派政権下でこれは「接戦のソウル市長選挙で保守地盤である江南3区を狙った工作では?」って思いたくなるくらいのひどさなのですが。
 断言してもいいですが、選挙管理委員会が無能なせいです。

 韓国の選挙管理委員会は一種のみなし公務員的な存在なのですが。
 「我々は政府から独立した憲法機関だ」と言い出してまして。
 勝手気ままにウリ(我々の意。この場合は仲間)に職員の椅子を配る、世襲採用するなどやりたい放題の連中です。



 どのくらい無能かっていうと、アメリカから「韓国の選挙は3〜4点。閉鎖的な選挙管理委員会がいるので信頼性は低い。民主主義国家では最低レベル」って言われるくらいにはひどいです。



 2022年の大統領選挙では「エレベーターのないビルの3階を投票所」に設定しまして。
 「……障害者どうすればいいの?」ってなってました。
 また、同じ大統領選でコロナ禍で感染者・隔離者は事前投票も隔離されて行われたのですが、この際の投票箱が「ザル」とか「買い物かご」でした。
 ……いや、本当の話ですよ?

<韓国大統領選>プラスチックのかごが投票箱…選管委発の最悪の事前投票(中央日報)

 なお、当初「投票用紙が足りなかったのは14の選挙所」とされていたのですが。
 調査の結果、50の選挙所で足りていなかったことが判明しています。

選官委「投票用紙不足だった投票所全国50カ所…投票中止されたところ22カ所」(朝鮮日報・朝鮮語)

 こうした選挙管理委員会に韓国のK民主主義は支えられているのです。
 世界に誇る民主主義体制ですよね。ホントにさ。



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韓国の統一地方選挙で大勝したイ・ジェミョンの与党が失ったもの、敗戦の野党が得たもの……次期大統領選への影響はどうなる?

ソウル市長選、不動産高騰で与党敗退 釜山など主要12首長選は勝利(日経新聞)
韓国で3日に投開票された統一地方選は、革新(進歩)系与党「共に民主党」が主要な16の首長選のうち12カ所を制した。ソウルでは李在明(イ・ジェミョン)大統領の選んだ候補が敗退した。首都圏の不動産価格の高騰が影響したとみられる。 b

接戦となったソウル市長選は4日、5選を目指した保守系野党「国民の力」の現職、呉世勲(オ・セフン)氏が勝利宣言した。選挙前の世論調査では同市前区長の与党候補、鄭愿伍(チョン・ウォノ)氏が10ポイントほど呉氏を引き離していた。 b

韓国メディアが投票日に実施した出口調査も同様の結果だったが、結果は呉氏が僅差で逆転した。公営放送KBSの出口分析によると、20〜30代の男性が呉氏を強く支持した。20代男性の75%が呉氏に投票した。 b

呉氏は勝因について記者団に「ソウル最大の懸案は不動産問題だ」と述べた。李政権はマンション価格の高騰に歯止めをかけるため、複数所有者への課税強化などの対策を講じたが効かなかった。 b

ソウルで最も人気の高い江南エリアでは84平方メートルの部屋が60億ウォン(6億3千万円)を超えるという。政府の対策の結果、賃貸物件が減り家賃も上昇している。
(引用ここまで)




 もうちょっと統一地方選挙についてのお話を。
 16の道知事、広域・特別市首長についてはソウル市で現職のオ・セフン市長が勝利したのは不動産高騰が最大の問題だったとの話が日経新聞から出ています。
 まあ、そういった部分は少なからずあるでしょう。

 ただ、もうひとつある「若い男性がオ・セフンに投票した」ってのが大きいだろうなぁ、と感じます。
 その原因が不動産高騰なのかは微妙なところ。
 ソウルに住む若い男性が現状の韓国政府に不満を持っていないわけがないですね。



 そうした「怨念」がオ・セフンをぎりぎりソウル市長に押し上げたのでしょう。
 ただ、市議会議員選挙では共に民主党所属議員が多数となって、いわゆるねじれ市議会となったのでこれからの4年は茨の道となると思われます。

 もうひとつ保守勢力についてチェックしておきたいのが元国民の力党代表であったハン・ドンフンが無所属で国会議員補選で当選したこと。
 元々は検察官でユン大統領の検察総長時代から部下であり、ユン・ソンニョル政権において法務部長官(法務相に相当)を務めるなど、ユン前大統領の懐刀といっていい立場だったのですが。
 ユン・ソンニョル大統領の戒厳令発令から弾劾にかけてユン大統領と対峙したために、国民の力党代表の地位を石もて追われています。

 ハン氏は立候補後に「これはイ・ジェミョンとの戦いだ」と述べて選挙戦を戦い、共に民主党側が擁立した候補も「私が勝つということはイ・ジェミョン大統領が勝つことだ」と述べていたので注目選挙区のひとつだったのですね。
 結果、ハン・ドンフン議員が誕生しました。ちょっと注目点となります。

 オ・セフンがソウル市長を続けられること、およびハン・ドンフンが無所属で国会議員になれたことで、時期大統領選挙でちょっとだけ保守に目が出てきた可能性があります。



 その一方で大勝した与党側ですが、ひとつ大きな星を落としています。
 それが慶尚南道でキム・ギョンスが負けたこと。
 かつてムン・ジェイン大統領の側近中の側近、腹心以上の存在とされていたものの、いわゆるドルイドキング事件でニュースサイトのコメント順位を操作したことで有罪判決を受け、慶南知事職を失ったた人物です。



 その後、ユン政権から特赦を受けて被選挙権を取り戻し、今回は政治家として復帰する腹づもりだったのですが。
 失敗に終わりました。

 最後にチョ・グクが国会議員補選で敗北したことも大きなトピックといえるでしょうね。
 共に民主党からの候補と票を食いあって(いわゆるカニバって)、国民の力側の候補が当選してしまった。
 チョ・グクは自らが結党した祖国革新党の代表から退くことを表明しています。

チョ・グク、平沢での敗北責任で党代表辞任「反省しながら次の準備」(朝鮮日報・朝鮮語)

 これで革新側はキム・ギョンス、チョ・グクとムン・ジェイン直系の後継者をふたりとも失ってしまったわけです。
 これがけっこう痛い。時期大統領を誰にするか、との大きな選択肢をふたつも失ってしまったわけです。
 当面はイ・ジェミョンと「KOSPI8000!!!」って勢いだけでなんとかできるとは思うのですが。

 次がどうなるか。
 だいぶ韓国の政治情勢が混沌としてきたな、と感じます。
 ……まともな韓国ウォッチャーみたいなこと書いちゃったな。



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韓国、ソウルの保守地盤で「投票用紙が足りなくて」投票できない有権者が出てしまう……これがK民主主義か

投票用紙が足りない! 準備枚数は有権者数の50%、17の投票所で前代未聞の投票中断 韓国統一地方選(朝鮮日報)
韓国の第9回全国同時地方選挙の本投票が行われた3日、ソウル市内の投票所などおよそ10カ所で投票用紙が足りず、投票が一時中断されるという前代未聞の事態が起きた。一部の投票所では、投票用紙が無いせいで有権者が1時間30分以上も待たされ、一部の有権者は投票を諦めて帰っていった。本来なら午後6時の投票締め切り時刻を午後10時まで延長した投票所もあった。保守系最大野党「国民の力」は「有権者の参政権を侵害する重大な事態」だとして開票中止を要求し、真相把握の結果次第では再選挙をすべきだと主張した。

 国民の力は「3日午後8時現在、ソウル市江南・広津・銅雀・瑞草・松坡の5区14カ所、仁川市延寿区の2カ所、京畿道華城市の1カ所、計17カ所の投票所で投票用紙不足という事態が発生したことを把握した」と発表した。ソウル市松坡区などでは午後1時ごろから投票ができなくなっていたという。 (中略)

 中央選挙管理委員会は「投票率が2022年地方選挙よりも高くなり、一部の投票所で準備していた投票用紙が足りなくなった」とコメントした。例えば松坡区の場合、選挙人の数の50%に該当する用紙を準備していたが、実際の投票率はこれを上回り、用紙不足という問題が発生した―という説明だ。今回の地方選挙の投票率は61%(暫定)で、先の地方選挙の投票率(50.9%)より10.1ポイント高かった。
(引用ここまで)




 韓国の統一地方選挙、注目されていた16の広域市・道知事選は共に民主党候補が12、国民の力が4。
 ソウル市長選は現職のオ・セフンが辛勝。0.62%ポイント差。3万1500票くらいの差。
 投票総数は500万票を超えているので本当に薄氷の勝利。

 当初は「すべての広域市長・道知事の座を奪われるのではないか」くらいに言われていたのですが、ソウル市以外に保守の牙城とされている大邱市、慶尚北道、さらに慶尚南道の首長が国民の力から出ることになりました。
 でもまあ、惨敗だわな。
 大惨敗が予想されていたところからは多少は盛り返した、くらい。

 あと13の国会議員補選は9対4。
 たまねぎ男ことチョ・グクが負けて政治生命がやばくなってます。ここで国会議員に復帰できてたら次期大統領への道なんかも見えていたんですが。
 なんなら革新分裂で国民の力側に議席を献上した形になってます。



 そんな中、ソウル市で「投票用紙が足りない!」って事態になっている、とのニュース。
 投票用紙が足りなかった選挙区にいわゆる「江南3区」と呼ばれている高級住宅街が含まれています。

 江南区、瑞草区、松坡区。
 これらの地区は基本的に保守勢力が強いとされています。
 ユン・ソンニョルが大統領になれたのは江南3区で圧倒的な投票数があったから、なんてされているほどです。

 そこに投票用紙が足りないなんて事態が起きた、と。
 ……基本、陰謀論には与しないのですが。
 あまりにも印象が悪い。
 「故意にやったのでは?」と思われてもしかたがないですね。

 投票用紙がなくて諦めて帰宅した人も少なからずいたでしょう。
 「投票の意思があったのに果たすことができなかった」わけです。保守地盤で。
 「韓国の民主主義なんてこんなもん」とはさすがにならないとは思いますが。
 でもまあ、韓国社会って基本的にはこんなもんですよね、とはいえると思います。



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陰謀論まで出てきて延焼する韓国のスタバへの攻撃。イ・ジェミョン大統領自ら「低俗な商売人」と糾弾に乗っかり、親会社の会長まで謝罪する事態へ……そこまでする理由とは?

韓国スタバをデマ同然の言い掛かりで大統領・閣僚・与党が一斉攻撃、度を越してはならない【5月27日付社説】(朝鮮日報)
スターバックス・コリアの大株主で韓国流通大手・新世界グループの鄭溶鎮(チョン・ヨンジン)会長は26日、5・18(1980年5月18日に発生した光州民主化運動〈光州事件〉)嘲弄(ちょうろう)問題を引き起こしたスターバックス・コリアの「タンク(tank)デー」キャンペーン・イベントについて「心から頭を下げて謝罪し、皆様の許しを請う」と謝罪した。新世界グループは「独自真相調査の結果、今回のキャンペーンが光州民主化運動を念頭に、故意に企画されたという状況は確認できなかった」と説明した。実務者らは日付が光州民主化運動と重なるという問題を認識しないままキャンペーン企画を進め、4段階ある決裁を経る間、上司たちも問題意識を持たなかったという。そうならば、会社のシステムに問題があるということだ。

 企業が日付の意味に注意を払わず、不適切なキャンペーンを行ったことは批判を受ける余地がある。しかし、それも程度というものがある。にもかかわらず、批判・非難の度を越えて、事態は今や陰謀論まで広まっている。問題となっている「タンク・タンブラー」の名称と容量(503ミリリットル)が「光州民主化運動の戒厳軍の戦車(tank)や、朴槿恵(パク・クンヘ)元大統領の受刑者番号だった503番を示唆している」という主張がその代表的な例だ。 (中略)

 スターバックス・コリアが販売する「タンク・デュオ・セット」の割引率(21%)が、光州民主化運動時の戒厳軍の集団射撃日だった5月21日を象徴しているという疑惑、貨客船セウォル号沈没事故から10年にあたる2024年4月16日に、船を沈没させるという神話がある「セイレーン(Siren)」という名前を付けたマグカップ・シリーズが発売されたという疑惑なども、すべて荒唐無稽(むけい)な陰謀論に過ぎない。セイレーンは1971年のスターバックス創業当時からロゴとして使用されているシンボルで、韓国だけでもその名前が付けられた商品が500点以上販売されている。
(引用ここまで)




 いまだにスターバックスの「タンクデーキャンペーン」が韓国国内を揺るがしています。
 イ・ジェミョン大統領自らスターバックスへの攻撃を行っています。
 大統領が加わるようなことなのかねぇ、とも思われるのですが。



 「低俗な商売人の非人道的な行為に憤りを感じます」ですって。
 スターバックスコリアの親会社であるチョン・ヨンジン会長まで謝罪するに至っています。相変わらずすごい福耳だ。

 なんでも「光州事件を意図したわけではない」とのことなのですが。
 それはそれでチェック体制どうなってんのって話ではあります。「前の人間がチェックしただろうからヨシ!」じゃないんだよな。
 KTXの枕木破壊と同じ構造ですね。

 ただまあ、そこまで大騒ぎすることなのか……なんですが。
 少なくとも与党である共に民主党にとっては、騒ぐ価値のあることなんですよね。



 今回の「反スタバキャンペーン」は軍事政権下で起きた民主化要求デモが「鎮圧」された光州事件を揶揄した、つまり左派勢力を揶揄したと見られるわけです。
 左派、つまり与党である共に民主党は「民主主義への挑戦だ!」くらいまで言えるわけですよ。
 で、それがどこに作用するかなのですが。

 来週には韓国で統一地方選挙があります。地方の首長、議会すべてで選挙が行われるのですね。
 道知事、および特別市の首長はすべてが共に民主党からの候補が当選するのではないかとされている勢いですが。
 議会選挙では数票の差で議席が入れ替わるなんてこともよくあります。

 これで浮動層がちょっとだけでも共に民主党側に向かってくれれば儲けもの、くらいの意識なんでしょうね。
 その騒ぎを延焼させるためであれば陰謀論に与してもかまわないってことなんでしょう。
 さすがK民主主義っすな。



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来月行われる韓国の統一地方選挙、ソウル市長候補も釜山市長候補(どちらも当選濃厚)も前科者だった……なんなら左派候補の36%が前科持ちだった

共に民主党のソウル市長候補、警察官2人・市民2人暴行の過去を暴露される(朝鮮日報)
保守系最大野党「国民の力」の朱晋佑(チュ・ジンウ)議員は11日、進歩(革新)系与党「共に民主党」に所属する鄭愿伍(チョン・ウォンオ)ソウル市長候補が過去に「警察官・市民暴行」事件に関与して処罰された前歴を収めた裁判所の判決文を公開し、出馬の辞退を要求した。

 朱議員は11日、フェイスブックを通して「鄭候補が公務執行中の警察官2人と民間人2人を集団暴行した事件の判決文を初公開する」として、3ページ分の判決文の写しを載せた。

 朱議員が公開した判決文によると、鄭候補は1995年、陽川区庁長秘書官として勤務していた当時、民主自由党(現在の国民の力の前身)所属国会議員の秘書官A氏と酒席で政治談議をした際に口論を繰り広げ、その後、拳や足でA氏の顔などに数回暴行を加えて全治2週間のけがを負わせた罪に問われた。

 また鄭候補と一行は、出動した警察官たちが現行犯逮捕を試みるや、警察官B氏の耳に頭をぶつけ、パトカーの前に寝そべった―と判決文には記されていた。さらに、別の警察官C氏の胸ぐらをつかんで顔を殴り、警察官を助けた別の市民D氏の胸を足で踏みつけたことも確認された。この過程で警察官B氏とC氏、市民のD氏はそれぞれ全治10日、2週間、2週間のけがをしたと記録されている。

 当時、一審裁判部のソウル地裁南部支部は、鄭候補に対して暴行と公務執行妨害の罪などで300万ウォン(現在のレートで約32万円)の罰金刑を言い渡した。
(引用ここまで)




 来月3日に韓国で統一地方選挙が行われます。
 その中でも注目されているのが、特別市・広域市の市長選、および道知事選。
 これら16の広域自治体首長の当落がその時点での国民の力(保守)、共に民主党(革新)の力関係を示しているともされます。
 TK地域とされる大邱広域市、慶尚北道は保守が絶対的な強さを誇り、全羅道・光州広域市は革新勢力の牙城。

 それ以外の地域をどちらがどれだけ取るか……って感じでバロメーターとされています。
 今回の統一地方選挙では保守の岩盤地域とされている大邱、慶尚北道ですら危ういとされているのですけどね。
 このふたつの首長の座、どちらかでも落したら本当にやばいのですが。
 どちらも落とす可能性すらある状況です。

 このあたりの保守党としての国民の力が没落している理由もそのうち書かないとなぁ。



 ま、それはともかく。
 その統一地方選挙において、もっとも注目されているのはソウル市長選挙。
 東京都ほどではないにしても、人口で950万人規模。企業においてはほとんどの企業がソウルに活動の中心点を置いています。
 労働者も「ソウルに近くないといやだ」くらいのことを言ってて、新たに建設される半導体クラスタもソウルからほど近い場所に作られたほど。

 そのソウル市長選で有力視されている共に民主党からの候補が「意見の違いから暴行事件を起こしていた」ことが暴露されている、とのニュース。
 韓国では酒の場で暴力沙汰になるのはよくあること。
 かつて聯合ニュースの日本支社長は「韓国人は酒を飲んでけんかしてストレスを発散する」とか未開な話をしていましたし。



 ハンギョレの記者は同僚を殴って死亡させています。
 ……いや、殴った拍子に頭を打った事故とかではなく。倒れた相手をさらに殴っているので、濃厚、かつ明白な意思をもって行われた犯行でした。

 このソウル市長候補はそれ以外にも集会・デモ法違反で1991年に逮捕され、執行猶予付きの有罪判決を受けています。学生運動時代だとのこと。
 これ以外にも16の首長選に立候補予定の7人の前科者が出馬しているとのことで。

国民の力代表「共に民主党の広域自治体首長候補16人のうち7人に前科」 統一地方選(朝鮮日報)
共に民主党の釜山市長候補事務所、家宅捜索直前にPC初期化してハンマーで破壊(朝鮮日報)
前科15犯が出馬する韓国統一地方選、候補者の36%は前科持ちだった【独自】(朝鮮日報)

 まあ……考えてみれば大統領自ら前科4犯なので。
 そんなに珍しいことでもないんだよな。



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韓国の地方知事候補「あなたの支持者じゃない」と言われて「こいつ、頭がおかしいわ」と言い返してしまう……支持率が高いからって増長しまくってるなぁ

共に民主党・梁承晁氏、自身を支持しない通行人に「頭おかしい」と暴言 忠清南道知事選(朝鮮日報)
 国民の力の崔宝允(チェ・ボユン)首席スポークスマンはこの日、論評を出して「梁予備候補が、とうてい口にし難い妄言で忠南道民と韓国国民の胸を深く傷つけた」としつつ、このように主張した。先に梁予備候補は、ある有権者が「民主党(支持者)じゃない」と言うと、背を向けて歩きながら「頭おかしい」と言ったことが分かっている。

 崔スポークスマンは「政治的見解が違うという理由だけで有権者をあざけり、侮辱する人物が、どうして道民全体を束ねる道知事になろうというのか」「梁候補の目には、自分を支持する人間だけが道民で、批判する国民は排斥すべき『頭がおかしい人』に見えるのか」と追及した。

 その上で「梁候補ができる唯一の道理は、苦しい弁明ではなく心のこもった謝罪と即時の候補辞退のみ」と強調した。
(引用ここまで)




 6月に韓国で統一地方選挙が行われます。
 韓国全土の地方自治体の首長、議員が一斉に改選される大規模なものとなっています。
 その中でも注目されているのがソウル特別市長、その他広域市長、道知事などの広域自治他団体選挙。
 17の大きな地方自治体での首長改選が行われてその時の政治的な勢いがどちらにあるかを見ることができます。

 4年ごとに行われていまして。
 前回は2022年。ユン・ソンニョルが大統領選挙を勝利した勢いそのままで与党である国民の力が12、共に民主党が5。
 その前は2018年。こちらは前年にムン・ジェインが大統領となった勢いそのままで共に民主党が14、自由韓国党(現在の国民の力)が2、無所属(済州道)が1となりました。

 で、今回はイ・ジェミョン大統領の支持率が落ちていないために、大きく共に民主党が勝利するのではないか、とされています。



 すべての自治体ではないのですが、ソウル、釜山、大邱、仁川、京畿道、江原道、忠北道、忠南道、慶南道での調査では共に民主党からの候補が世論調査で全勝を遂げているとの結果が出ています。

キム・ブギョン54%対イ・ジンスク37%、チョン・ウォンオ52%対オ・セフン37%……広域10カ所、国民の力「全滅」(京郷新聞・朝鮮語)

 現状、イ・ジェミョン大統領の政権支持率は60%前後。
 それがそのまま適用されているといったところ。
 note記事で詳細を書きますが、保守系政党である国民の力は求心力を失っているのですね。
 びっくりするくらい求心力がありません。

 結果、共に民主党側の候補が増長して、こんな発言が出るようになったのだってのが冒頭記事。
 前忠清南道知事で22年には落選したものの、今回の選挙ではまあ勝つだろうとされているヤン・スンジョ候補がいちご祭の会場で、通りすがりに「私は民主党支持ではない」とだけ話した人に「こいつ、頭がおかしい」って述べたとのこと。
 動画もしっかり残っていて言い訳できないレベル。

 まあ、増長しまくっているんでしょうね。これでもおそらくは勝ててしまう。
 それくらいに対抗候補に求心力がないってことでもあるのですが。



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韓国地方選挙、知事候補が「私はジム・ロジャーズに支持された!」→ジム・ロジャーズ「外国の選挙に関与するわけがない」……なんていうか、まだだいぶ未開な選挙してますね?

選挙戦にまた登場したあの名前、韓国政治に振り回されるジム・ロジャーズ氏……「誰も支持しない」(朝鮮日報)
世界的な投資家の一人に挙げられるロジャースホールディングスのジム・ロジャーズ会長(84)は24日、本紙に「私は韓国の選挙で誰も支持しないし、支持することもできない」と明らかにした。 6月の地方選挙を控え、一部の候補が北朝鮮を含む韓半島の潜在的成長の可能性を特に強調してきたロジャースの名前を前面に出した選挙キャンペーンに乗り出した中で、李候補に対する公式支持を表明したのかという本紙の質問に対し、「私は誰を支持できる(立場では)ない」として、このように明らかにしたのだ。 昨年の大統領選挙でも選挙終盤にロジャースがイ・ジェミョン大統領を支持したか否かを巡り論難があったが、シンガポールに住んでいるこの投資家の名前が1年も経たないうちに選挙戦に再び登場した。

光明市長出身で今月初めに共に民主党京畿道知事予備候補として登録したヤン・ギデ前議員側は23日「ジム・ロジャース会長が過去にヤン予備候補に対して『民間人だったとすれば直ちにスカウトしたいほどの選球眼と挑戦精神を持った』として『投資家たちも一つ学ぶに値する革新』と絶賛した経緯がある」と明らかにした。 2017年市長在任中に会ったロジャースとの縁を紹介し自身を広報したのだが、ヤン候補側が配布した報道資料には「ジム・ロジャースも認めたヤン・ギデ」という題名が付けられ、2人が手を握った写真も添付されたが、一部地域メディアはこの題名・写真をそのまま引用して報道した。 ロジャーズは、これがヤン前議員に対する「支持」を意味するのかという質問に対し、「私は誰も支持しない」「(外国選挙に)そうすることもできない」と明らかにした。 (中略)

外国の権威ある人物の発言などを借りて、これを「支持表明」と装ったり自己宣伝に利用したりするのは、主要先進国の中でも韓国政治にのみ見られる後進的な手法だ。 与党がロジャースを特に好むのはジョージ・ソロス、ウォーレン・バフェットなどに比肩する「伝説的な投資の鬼才」である彼が過去「北朝鮮に全財産を投資したい」と明らかにするなど南北経済協力と対北投資を積極的に擁護してきたためだ。
(引用ここまで)




 去年の大統領選挙で「あのジム・ロジャーズがイ・ジェミョンを支持した」との話を共に民主党が出してきたことがあります。



 ま、嘘だったんですけどね。
 ジム・ロジャーズ側が即座に「そんなことは言っていない」って発表して終わりになったのですが。
 虚偽事実公表で告発されていたのですが、すっかり沙汰止み。
 ま、大統領になってしまった人物は外患誘致罪、内乱罪以外では訴えられないのでしかたない。

 で、2ヶ月ちょっと後(6月3日)に統一地方選挙がありまして。
 地方議員、首長の選挙が行われます。
 そんな中、またぞろ「私はジム・ロジャーズに認められた人材だ」と言い出してきた候補がいるよとのニュース。



 なんというか未開だな、って感触。
 「国外の大物が私を認めたのだ」ってアピール手法。
 昭和のプロレスみたいな感じですよね。「あの大物外国人が初来日!(本場では誰も知らない)」ってパターン。
 プロモーターが舌先三寸、招聘側も「まあ分からんやろ」ってやってたようですが。

 いまだに選挙でそんな行動をしないと支持が得られない。
 こう言っちゃなんですが、ジム・ロジャーズごときに認められたからなんだってんだって話ではありますけどね。
 「韓国を買え!」とか「北朝鮮に全力投資したい」とか「日本は移民すべきだ」とか「日本人はAK47を買わなければならない」とか言っていたことから、韓国人からの信頼は厚いらしいですが。

 はっきり言って名前が知られている投資家の中では小物だよな。
 ウォーレン・バフェットにポスコ株を売却されてそれっきり。
 韓国を支持してくれるのがロジャーズだけだったってことなんでしょうね。



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韓国で道知事への立候補予定者が「(ソウル周辺の)京畿道は2等市民、亜流市民だ」と本音をぶちまけてしまう……韓国ではよくある上下関係がにじみ出た本音なんだよなぁ

「京畿道は2等市民、亜流市民」 知事選出馬予定の共に民主・秋美愛議員が発言…地元民は激怒(朝鮮日報)
共に民主党の秋美愛(チュ・ミエ)議員が京畿道の住民に対し、「2等市民意識」「亜流市民」などの表現を使ったことが明らかになり、物議を醸している。秋美愛議員は「1等の京畿道を作るという意味だった」と釈明しているが、国民の力など野党だけでなく、共に民主党など与党からも「軽率だった」「不適切な表現だった」という指摘が出ており、波紋が広がっている。

 法制司法委員会の委員長を務めている秋美愛議員は同番組で、今年6月の地方選挙時、京畿道知事選に出馬するかどうかを司会者に尋ねられた際、うなずいて「心の準備はしっかりとできている」と答えた。

 そして、「今まで京畿道はアイデンティティーが不足していた。職場はソウルが中心で、教育もソウルなので、『ソウルで競争に遅れを取ったら京畿道に移転するのか』という2等市民意識、京畿道独自のアイデンティティー、そうした問題は実に解決が難しかった」と言った。

 その上で、「交通や教育…さまざまな問題で交通費を多く払っているが、通勤・通学地獄を体験しなければならない京畿道住民たちのことを考えれば、すぐに理解できるだろう」と言った。 (中略)

 秋美愛議員のこのような発言が放送されるや、京畿道在住の主婦向けインターネット掲示板や住民向けのネット・コミュニティー・サイトには「私たちはソウルで競争に負けたから京畿道に来たのか?」「私たちは2等市民なの?」「亜流市民から抜け出さなければならないだって?」など、さまざまな声が寄せられた。
(引用ここまで)




 さまざまな疑惑で法務部長官(法相に相当)を辞任したチョ・グクの後を受けて法務部長官に就任したのがチュ・ミエ議員でした。
 6年ほど前のことですね。
 で、当時検察総長であったユン・ソンニョルと激しく対立して、側近らを大量に左遷したことで知られています。
 2022年の大統領選挙に向けて党内候補を決める決選投票に「我こそはムン・ジェインの後継者」みたいな顔で出てましたが、敗退。
 現在では「わたしはミョン派(イ・ジェミョン派)ですが、なにか?」といった感じで国会議員になっています。

 で、今年の6月に統一地方選挙が予定されていまして。
 前回、2022年での選挙では共に民主党が惨敗といっていいレベルで負けています。17ある広域道、特別区等の重要首長選で5対12。
 ソウル市長選をはじめとして大半の道知事、市長の座を奪われており、捲土重来を狙っています。
 チュ・ミエは京畿道知事の座を奪還するために立候補しようとしているわけですね。



 そんな中、そのチュ・ミエが「京畿道市民は2等市民、亜流市民」との発言をしてしまったと。

 全体の文脈としては「ソウル市民に比べて京畿道市民はひどい目に遭わされているので、わたしが市長となってその身分を引き上げる!」って宣言なのですが。
 いま現在、京畿道に住んでいる人間にとっては「我々は2等市民なんかじゃない!」ってなりますわな。
 言葉選びが悪すぎる。

 でもまあ、これは本音でもあるんですよ。
 ソウル市民こそが1等市民で、その周辺自治体に住んでいるのは2等市民。
 ソウルにマンションを持てなかったソウルの亜流市民だろっていうね。

 儒教(朱子学)をベースにした社会では常に「どちらが上か」って話に終始します。
 年齢、社会的地位等々。
 そうした思想が染み出るのですね。
 この記事の韓国版では1400を超えるコメントがついています。

秋美愛「京畿道二等市民、亜流市民」··· 道民の怒り(朝鮮日報・朝鮮語)

 NAVERでコメントが1000を超えたらかるいお祭りってところです。
 ま、現状はそんな状況ってことです。



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