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カテゴリ:処理水放出の記事一覧

韓国メディア「福島の処理水放出を国際司法の場に出てでも止めないのはなぜだ。IAEAも信頼できる機関ではない!」……そんなんこっちの知ったこっちゃないよな

カテゴリ:処理水放出 コメント:(108)
福島汚■水 なぜ止めないのか?(京郷新聞・朝鮮語)
ユン・ソクヨル大統領の言葉通り、国際原子力機関(IAEA)の検証結果を待つというのはどうでしょうか。

IAEA国際検証団は去る1月「放流前汚■水処理などが適切になっているか点検する」と現地調査を行った後「3ヶ月内報告書を作成する」と明らかにしました。日本政府は放流に先立ち、IAEAの最終報告書を挙げて待っている状況です。

しかし、IAEAが「信頼できる場所」になることはできません。日本はIAEAに払う予算分担金が世界で3番目に多い、代表的な原発強国です。IAEAは原発産業を積極的に奨励し支援する国際機関で、日本に友好的な結論を下す公算が大きい。

さらに、今回の国際検証団の構成自体が「汚■水処理の安全性と放流を承認するために機能する手続き」という指摘もあります。そもそも検証自体を日本がIAEAに先に要請したものでもあります。

IAEAはすでに2020年に日本が提案した汚■水海洋放流案を検討した後、「技術的に可能」であり、「妥当な方法論に基づいた」と評価したりもしました。

ソン弁護士は「放流を大元から遮断することは難しくても、遅くても放流を中断させるために、韓国政府の司法的対応と外交的圧力が必要だ」と話します。

日本は多核種除去施設( ALPS )を通じて福島汚■水の放射性核種を基準値以下で「処理」した後、海に輸出するというが、技術的限界で三重水素は最初にろ過できないうえ、ALPSの「処理」能力も疑わしい状況です。

汚■水の放流はある程度予告された事態であっても、韓国政府は特別な措置なしに10年余りを過ごしました。現政府は「汚■水の放流を避けられない現実と認める」ように見えます。今の時点で汚■水の放流を事前に阻止するのは大変です。
(引用ここまで)


 左派紙である京郷新聞が「福島の汚■水放出を止めないのはなぜだ!」とする記事を書いています。
 国際法廷に日本政府を引っ張り出せと言い続けているのですが、あのムン・ジェイン政権ですらできなかったものがユン政権にできるとも思えませんけどね。
 それなりに国際法を遵守するつもりはあるらしいので。

 というか、そもそもムン政権が国際海洋法裁判所に提訴できなかった理由が「なんの証拠もないから」というものでした。
 提訴して仮処分相当となる、「放出停止」を勝ち取るには韓国側が「日本のALPSには能力がない」とか「処理水は国際的な規定以上の放射性物質が残っている」と証明しなくてはいけないわけですよ。
 まあ、無理っすな。


 なんでこの記事をピックアップしたかといいますと。
 実際には引用部分の数倍以上ある異常に大きな記事でして。
 恨み辛みを延々と述べているのですよ。
 で、それが最強に強まっているのが引用部分。

 もはやIAEAに対しても「日本はIAEAへの拠出金が世界3位だ」として信用しない。
 以前から同じようなことは言ってましたけどね
 IAEAが信頼できないんだったらこの世のどの機関も信頼できんわな。

 韓国メディア的には「韓国人の言い分こそが正義でそれを認めないIAEAも日本もアメリカも不正義だ」ってことなんでしょうが。
 おまえらの正義なんて知ったこっちゃないで終了。
 科学的根拠に基づいて、透明性を確保した行動こそが唯一の道筋です。

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北朝鮮「日本の福島沖に怪魚出現とのデマをばらまけ、社会不安を増幅させよ」と韓国国内の工作員に命じていた

カテゴリ:処理水放出 コメント:(86)
【独自】北朝鮮「福島沖に怪魚出現、奇●児出生デマを流せ」…韓国内のスパイ組織に反日感情刺激を指示(朝鮮日報)
北朝鮮工作員とひそかに連絡を取り北朝鮮の指令を受けて活動した、いわゆる「昌原スパイ団」、自主統一民衆前衛(自統)のメンバーが、北朝鮮から「反日感情」をあおって闘争せよという指令を受けていたことが23日に判明した。

 特に北朝鮮は、自統に「世論流布チームは福島沖で怪魚出現、奇●児出生といったデマをインターネットで大量にばらまき、社会的反感と不安感を増幅させよ」など、「反日感情」を刺激するよう具体的な指令を下していたことが明らかになった。 (中略)

 ソン被告はこれとは別に2019年5月7日、北朝鮮から反日関連の指令文も受け取った。北朝鮮の指令文は「最近、米国のやつらが反共和国政策の共助を狙った韓米日同盟を積極推進する中、日本当局が福島原子力発電所の汚×水を放流すると決定したことと関連し、社会の各階層において反日気運が急激に高まっている」とした。次いで「理事会(自統)では、放射能汚×水放流問題を掲げて地域社会の反日民心をあおり立て、日本のやつらを極度に刺激する一方、あいまいに遊び続けている文在寅(ムン・ジェイン)一党を圧迫して、当局のやつらと日本の間の対立・葛藤を取り返しのつかないところまで追い込むことに重心を置いてさまざまな反日闘争を組織・展開していかねばならない」と伝えた。

その上で「進歩党の地域道党、民労総(全国民主労働組合総連盟)地域本部、○○進歩連合、地域市民運動をはじめとする政党および大衆運動団体が、青瓦台を相手に東京オリンピック競技大会参加拒否、日本水産物全面輸入禁止、日本商品不買運動といった対日強硬姿勢を要求する請願書を一斉に発送し、署名運動、一人デモ、ろうそく集会も組み合わせて展開し、文在寅一党が菅義偉政権のやつらと結託できないようにしっかりと圧迫けん制しなければならない」と指令を下した。
(引用ここまで)


 韓国社会にはかなり深いところにまで北朝鮮の影響があります。
 それは「北朝鮮は日本を打倒して政権を打ち立てたのに、韓国はそうはできなかった」という北朝鮮の建国神話に対して劣等感を抱いていることをはじめとしていまして。
 日本人が一般的に想像するよりもはるかにその爪を社会内部に突き立てているのです。

 特に左派にはさかんに指令が飛んでいるレベル。
 「世界最悪の労組」として知られている民主労総の幹部は東南アジアで北朝鮮側の工作員と面会して、工作費用を受け取っていたなんてこともあるくらいです。
 ちなみにムン政権下では半ば黙認されていたのですが、ユン・ソンニョル政権になって摘発されるという始末。


 冒頭記事にある「韓国に社会不安を蔓延させる」という工作手法はかつて成功したことがありますね。
 すなわち、牛肉デモです。「韓国人は狂牛病に罹りやすい」とするテレビのデマに乗っかって、デモが行われていたものを左派が乗っ取って政権批判にまで及んだものになったのですが。
 その中途で朝鮮大学校の副学長が迂回工作を行ったことが判明しています
 それ以外にもF-35の導入に反対運動を繰り広げろとする北からの指令があったなんてことも知られていますね。

 処理水放出に韓国だけが執拗に抗議している理由がそれだけとは考えませんが、その大きな理由として北朝鮮の工作はあるでしょうね。
 離間事、イガンジルの一環です。
 アメリカはそれを理解しているからこそ、いち早く「透明性を確保した放出決定に感謝する」と述べた、のだろうなぁ……。

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韓国野党「塩の値段が上がって庶民が苦しんでいる。処理水放出のせいだ。ユン政権はなんとかしろ!」

カテゴリ:処理水放出 コメント:(95)
タグ: 処理水放出
民主党「福島汚■水…」自主権、生命権、漁業者の生存権を売り渡す」(租税日報・朝鮮語)
共に民主党は韓日首脳会談で「水産物輸入規制撤廃」を要求したという日本メディア報道と関連して大統領室が黙秘したことに対して「卑怯で屈辱的な沈黙を止め福島放射性汚■水投機中断と水産物輸入規制の明確な立場を明らかにせよ」と促した。

共に民主党福島汚■水放出阻止対応団所属のヤン・イウォンヨン議員は16日、国会で開かれた「尹錫悦政府福島対応訪日糾弾」記者会見以後、21日声明書を通じて「ユン大統領は2度の食事接待、1泊2日の韓日首脳会談で大韓民国の自主権と国民の生命権、漁業人の生存権を本当に売り渡したのか」と批判した。

梁議員は「昨年7月、日本政府が東京電力の『福島原発汚■水海洋放出計画』を承認した時から阻止対応団を設置し、福島放射性汚■水の安全性有無を確認するために国調室該当TFとの懇談会、国際科学者らと国際環境団体との討論会を開いた」と述べた。

それと共に「日本政府が主張する福島放射性処理水の放出は、まともに処理されていない『放射性汚■水海洋投棄』に他ならないという事実を確認する過程だった」とし「大韓民国の原子力安全委員会はさらに福島放射性汚■水関連元資料も確保できず、日本の主張をそのまま受け入れている水準」と明らかにした。 (中略)

彼は「政府が日本政府に対して責任ある措置を要求し、国際司法裁判所提訴など積極的な阻止に乗り出すまで国民と共に外交不服従を止めない」と明らかにした。 (中略)

また、共に民主党の金星煥(キム·ソンファン)政策委議長は同日、院内対策会議で「福島原発汚■水の放出は国民の安全と生命に直結した問題」とし「この事案について尹大統領はなぜ一言も言わなかったのか、一体どの国の大統領なのか国民の前でその真実を明らかにしなければならない」と述べた。

彼は「最近、市中で塩の価格が高騰している。福島原発汚■水の放流以前に汚■されていない塩をあらかじめ買いだめしているため」とし「実際、今春原発汚■水が放流され始めれば漁民と海産物を扱う商人たちは致命的な打撃を受けることになり、国民の健康への心配は大きく増えるだろう」と指摘した。
(引用ここまで)


 韓国の共に民主党が「漁民の安全を売り渡した」として福島の処理水放出に対して文句をつけようとしています。
 実際問題、ユン・ソンニョル大統領は大統領選挙の頃から「国際的な基準を満たしているのであれば許容する」といった話をしていました。
 その一方でイ・ジェミョン候補は京畿道知事であった頃から「太平洋に面している都市と連絡をとり、共同で糾弾する」「命がけの戦いだ」と連携をとるとしていたのですが。
 寡聞にしてその「連携の成果」があったとは聞いていません。

 先日、ニューズウィークに「処理水放出は安全だ」とする記事が掲載されていたので、そちらもピックアップしておきましょう。

原発処理水の海洋放出は安全だ(ニューズウィーク)

 ま、ニューズウィークにはバカなことを書いているコラムも掲載されているのでアレですが。

原発処理水の海洋放出「トリチウム水だから安全」の二重の欺瞞(ニューズウィーク)

 IAEAと協調していることをミリほども書いていない時点でまともじゃないんだよな。


 で、今回はちょっと面白いのがまたぞろ「塩の価格が上がっている」のだそうです。
 2008年に韓国の沿岸で原油タンカーが座礁して原油が流出したことがありましたが、その際にも塩の価格が上昇したそうです。
 処理水放出に備えて塩の買いだめが進んでいるとのこと。
 どちらかというと「小豆相場」的なものを感じるのですが。

 中国嫁で「中国人は心配になると塩の買いだめをする」という記述がありましたが、あれは本質が内陸国、大陸国家だからこその対応なのだろうなぁ……と思ったものですが。
 なぜかそれと同じ風習が韓国でもあるっていう。
 自国の製塩技術を信じていないのかもしれませんね。

 で、共に民主党議員は「この件を国際司法裁判所に持ちこむなどしろ」ってユン政権を糾弾しているのですが、ムン政権で国際海洋法裁判所への提訴ができなかったのになんで政権交代したらできるようになるんだかな。
 それだとまず糾弾されるべきはムン・ジェイン本人になりそうなもんですが。

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韓国の研究機関が福島処理水の分析を終えてIAEAに提出……「まともなデータ」が提出できるのか、注目です

福島原発汚○水の分析結果 3月中にIAEAへ提出=韓国の検証参加機関(聯合ニュース)
東京電力福島第1原発の処理済み汚○水の海洋放出を巡り、汚○水の放射性物質の検証に加わっている韓国原子力安全技術院は28日、最初の分析結果を3月中に国際原子力機関(IAEA)に提出する予定だと発表した。同院は昨年10月、米国、フランス、スイスなどとともに日本側から多核種除去設備(ALPS)で放射性物質を取り除いた処理済み汚○水を受け取り、分析を進めてきた。  (中略)

 IAEAは昨年3月、10月に検証参加機関の立ち会いの下で汚○水を採取し、分析を依頼した。昨年3月に採取した汚染水の検証には全ての機関が参加し、10月採取の汚○水の検証には韓国のみが第三者機関として参加する。

 IAEAは機関ごとの分析結果をまとめた最終結果を公表する予定だが、公開日は未定。このため、日本の海洋放出開始が今年の春から夏ごろという当初の計画よりも遅くなる可能性も指摘されている。
(引用ここまで)


 韓国原子力安全技術院がIAEAからの依頼を受けて分析を行っていたALPS処理水についての報告書を提出した、との話。
 先日、韓国海洋科学技術院と韓国原子力研究院が「今後10年に渡って日本が処理水を放出したとしても、韓国近海ではその差分ができる機器がないほどの上昇しかない」「影響はほぼない」とのシミュレーション結果を出しています。
 で、それに対して野党である共に民主党や市民団体は「日本の歪曲データを元にしたシミュレーションなど信じられない」とするアピールをしているわけですが。

 個人的にはこの原子力安全技術院の分析結果を楽しみにしているのですよね。
 IAEAは独自に分析を行っており、さらに各国の原子力研究機関に対して分析を依頼しています。
 IAEAの分析を裏書きするためでもあります。


 実はそれ以外にも韓国原子力安全委員会からも「科学的に問題はない」とする報告書が出ていました。
 韓国原子力研究院も同様に「韓国への影響は微々たるもの」との報告書を出したのですが。
 この「影響は微々たるもの」との報告書を出した研究者に懲戒処分が行われています。
 「社会的な影響が予想されている中で、このような韓国政府の見解と異なる報告書を出すとは何事だ」ということで。

 さて、そうした社会的な圧力のある中で、韓国原子力安全技術院は「ちゃんとしたデータ」を出せるのかどうか。
 個人的にはちょっと楽しみです。

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日本政府、G7外相会談で「処理水放出のプロセスに歓迎」声明を出そうと画策……韓国メディアは「中国が反対しているぞ!」と報道

カテゴリ:処理水放出 コメント:(70)
処理水放出のプロセス「歓迎」 G7閣僚声明で日本政府調整(朝日新聞)
 4月に札幌市である主要7カ国(G7)気候・エネルギー・環境相会合で、議長国日本がとりまとめる共同声明の「たたき台」が判明した。東京電力福島第一原発の処理水問題について「放出に向けた透明性のあるプロセスを歓迎する」、除染土を再利用する計画の「進捗(しんちょく)を歓迎する」とする表現を盛り込もうと、各国と調整している。いずれも国内で慎重論が根強い問題だが、主要国の支持を得る狙いがあるとみられる。

 こうした内容は、1~3日に都内であった実務者レベルの会合などで各国代表に説明された。政府関係者は「G7で結束できれば安全性をアピールできる」。ただ、日本固有の問題を共同声明に盛り込むことへの疑問のほか、ドイツなど原発に慎重な国もあり、別の関係者は「『歓迎』とまで入れられるかはまだ見えない」という。これまで、G7の共同声明に処理水放出や除染土再利用を後押しする文言が入ったことはない。
(引用ここまで)


 処理水放出について、5月に予定されているG7 外相会談で「透明性のあるプロセスを歓迎する」との声明を出そうと日本政府が画策しているとの朝日新聞の報道。
 放出そのものではなく、透明性のあるプロセスに対して歓迎するという声明を出すのはよいですね。

 記事中ではドイツが反対に回るのではないかともされていますが。
 その当のドイツもフランスの原発から電力供給してもらっている。
 そしてそのフランスは放射性物質の再処理工場で膨大な量のトリチウムを排出しているわけで。

 IAEAのチェックの入っているプロセスに文句を言える立場じゃないんだよなぁ。


 んでもって、韓国メディアは朝日の報道を見て発火中と。

原発汚○水放出、G7の承認を得ようとする日本…中国メディア「隣国に被害」(中央日報)

 いまのところ、国を挙げて反対しているのは中国、ロシア、北朝鮮。そして韓国。
 おや、「G7の敵」である国ばかりですね。
 昨日の「ロシアの撤退を求める国連決議」に反対した国が2、棄権した国が1。韓国派ここでは賛成していますが。

 ウクライナ戦争でG7の立場というものが見直されています。自由主義のありようそのものが見直されているというべきか。
 確かな意思の下で維持しなければ自由主義は儚く消えていくのだという現実が見えてきている。
 フィンランド、スウェーデンのNATO加入申請は次の犠牲者とならないためのもの。

 枠組みはいくつあってもいいという中、処理水放出であちら側に着くのか。
 半導体製造ではどうするのか。
 「韓国の立ち位置」というものがこれまでにないほどに問われていることに気がついていないんでしょうかね。

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韓国政府「汚○水のシミュレーション結果は政府の公式立場ではない」と表明、野党からは「日本の歪曲データを信じるとはなにごとだ!」と糾弾……まあ、好きにしてくれ

汚○水の海洋放出シミュレーション結果 「政府の公式立場ではない」=韓国長官(聯合ニュース)
韓国の趙承煥(チョ・スンファン)海洋水産部長官は21日、国会農林畜産食品海洋水産委員会の全体会議で、東京電力福島第1原子力発電所の処理済み汚○水の海洋放出を巡り韓国海洋科学技術院(KIOST)と韓国原子力研究院(KAERI)が発表した汚○水の拡散シミュレーションの結果について、政府の公式の立場ではないと述べた。

 趙氏は、野党議員からの「シミュレーションの結果、汚○水を海洋放出しても韓国海域に大きな被害がないという結論が出たが、これが海洋水産部の公式の結論か」との質問に対し、「そうではない」と答えた。

 続けて、「今回実施したシミュレーションはモデルを高度化した後、現状況で確保可能な資料に基づいて実施した初の研究という意味がある」としたうえで、汚○水の海洋放出による韓国海域への影響は別途の検証が必要だと説明した。 (中略)

 一方、環境団体などはシミュレーション結果について、日本政府のデータを信頼できないうえ、トリチウム以外の放射性核種に対する分析が抜けていると指摘している。
(引用ここまで・伏せ字引用者)


 国会で野党議員に「先日の汚○水シミュレーション結果は政府の公式的な立場なのか」と問われて「公式な立場ではない」と回答。
 ただし、「研究としては意味がある」との認識でもある、と。
 まあ、現状ではどっちつかずのこうした文言を積み重ねるしかないのでしょう。

 野党である共に民主党は「ユン政権は弱腰だ」「韓国国民の健康をなんだと思っている」くらいの攻勢に出ています。
 日本がどうこうというよりはただ単に政局に使いたいだけなのが透けてみえてますけどね。
 イ・ジェミョンは「ユン政権は日本を前にすると小さくなる」と糾弾。

イ·ジェミョン「尹政権、日本を前にすれば小さくなる…」汚○水に対応せよ」(ニューシス・朝鮮語)


 共に民主党の対応団は市民団体と同じように「日本のデータは歪曲されている」として、シミュレーション結果を信用できないとしています。

韓国の研究陣、日本の原発汚○水の影響測定の限界は…「データ信頼性のカギ」(聯合ニュース・朝鮮語)

 ま、どっちにしても韓国の政局の問題であって科学的なお話ではないのでスルー。

 韓国政府は「IMOロンドン条約の枠組みで議論を推進する」との方針を打ち出しました。

福島汚染水 海洋廃棄関連の議定書枠組みでの議論推進=韓国政府(聯合ニュース)

 ロンドン条約は海洋汚染を防ぐための条約で。
 健康に被害を及ぼすものの海洋投棄を防ぐ、という前提でのもの。
 うん、IAEAで認められている処理水放出には関係ないな。

 文句があるならIAEA経由でお願いします。
 韓国が求めていた協議体設置を拒絶して、IAEAに科学者の派遣なら構わないとした判断は素晴らしかったことが分かりますね。
 これもまた「ただの隣国として扱う」方針のひとつの成果といえるでしょう。

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韓国の市民団体「日本の汚○水データは歪曲されている。歪曲データを利用したシミュレーションなど信じられるか!」と韓国研究機関の報告書を否定……まあ、そう言うしかないよねー

カテゴリ:処理水放出 コメント:(79)
「日本政府の歪曲データを活用した原発汚○水シミュレーションを信じられない」(聯合ニュース・朝鮮語)
日本が今年3月、福島原子力発電所の汚○水を放流すれば、10年後に韓国海域に流入する放射性物質であるトリチウム(三重水素)が現在、分析機器で検出されにくいという研究結果に対し、済州地域の市民社会団体が憂慮の声を出した。

道内19の市民団体で構成された「脱核・気候危機済州行動」は17日論評を出し「韓国海洋科学技術院(KIOST)と韓国原子力研究院(KAERI)が昨日発表した『日本福島汚○水海洋拡散シミュレーション』にともなう危険性分析結果を信頼できない」と明らかにした。

この団体は「核汚○水に含まれた62個の核種の中で三重水素だけを対象に拡散シミュレーションを進行し、日本政府が提供した歪曲されたデータだけを活用した」として「日本政府が提供するデータがめちゃくちゃだという点は科学界で着実に指摘される事項」と主張した。

この団体は「結局、今回のシミュレーションは海流にともなう核汚○水の拡散経路と範囲を確認したことだけに意味があるだけで、それにともなう危険性分析結果は信頼できる」と指摘した。

同団体は「さらに、核汚○水をきちんと浄化できるかどうかも科学的に証明されていない状況で、多核種除去設備(ALOS)で62の核種のうち三重水素だけが除去されないという日本政府の主張をそのまま引用した今回のシミュレーション結果は、国民の混乱をさらに煽るだけだ」と批判した。
(引用ここまで・伏せ字引用者)


 韓国の市民団体が「昨日発表されたシミュレーションは日本政府による歪曲されたデータを使ったもので信用に値しない」とお気持ち表明。
 まあ、彼らとしては否定するしかないですわな。
 あのデータが正しいとするなら、もう文句をつけることができなくなってしまう。
 おまんまの食い上げですから。

 韓国海洋科学技術院と韓国原子力研究院はいい仕事をしてくれました。
 こうして「こんなのは歪曲されたデータなのだ」「日本政府はデータを歪曲している!」としか言えなくなったわけですから。
 あと少しで「IAEAはチンイルパだ」「IAEAもグルだ」まで行けるかな。


 そういう意味ではIAEAを介して韓国の分析機関にもALPS処理水の分析をやらせているところも好判断といえるのではないでしょうか。
 韓国から要請されていた二国間協議を完全に断ってすべてはIAEAを介して参加するという形にしたのも、こうした言いがかりを直接言わせないためなのでしょうね。

 韓国側が延々と二国間協議体を設置すべきだと言い続けていたのも「日本政府に俺らが一言、ガツンと言ってやった!」っていう実績を解除するためだけでしたから。
 これも日本の求める「ただの隣国関係」の達成のひとつと言ってもいいでしょう。
 韓国には「たまに説明会」をしてやっているだけで、協議はゼロ。

 「なんだ、相手にしなければいいんだ」って思い知っているでしょうね。
 ま、そういう方針にするのが最良なのです。

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韓国の原子力研究者、「日本からの処理水が10年間放出されても韓国海域では検出できないほどのものとなる」……韓国でそんなこと言っちゃって大丈夫?

カテゴリ:処理水放出 コメント:(90)
タグ: 処理水放出
「日本が汚○水10年放出時、韓国海域の三重水素『10万分の1』加算」(釜山日報・朝鮮語)
日本が今年3月から10年にわたって福島原子力発電所汚○水を放流する場合、韓国海域のトリチウム(三重水素)濃度は既存の10万分の1程度高くなるという研究結果が出た。

韓国海洋科学技術院(KIOST)と韓国原子力研究院(KAERI)研究者らは16日午前、済州ラマダホテルで開かれた韓国防災学会学術発表大会でこのような内容が盛り込まれた「福島汚○水海洋拡散シミュレーション結果」を発表した。 (中略)

福島沖に放出された三重水素は10年後に北太平洋全体に拡散し、韓国管轄海域に流入する三重水素濃度は10年後に約0.001ベクレル/立米内外に収束すると研究者らは明らかにした。0.001ベクレル/立米は現在、国内海域の平均三重水素濃度172ベクレル/立米の10万分の1水準だ。

これは現在の分析機器では検出できない程度の濃度だと研究陣は伝えた。
(引用ここまで)


 韓国の韓国海洋科学技術院と韓国原子力研究院が合同で福島第1原発由来の処理水放出について、シミュレーションを発表しました。
 10年間、処理水を放出し続けたとして韓国海域で増えるトリチウム量は1立方メートルあたり、0.001ベクレル前後に収束すると概算。
 これは現在の韓国海域のトリチウム量の10万分の1に相当する。
 かつ、現状の技術力では「検出可能とはいえない量」であると。

 これが正確な数字といえるかどうかは門外漢であるので不明ですが。
 まあ、そのくらいじゃないかなぁとは感じます。
 まず海水で充分に希釈され、かつそれが福島沖から流され太平洋を渡ってから世界を一周して韓国の海域に届くわけですからね。

 というか、以前からそうした報告書が出されているのですが。
 「影響は微々たるもので無視できる」という報告書を書いた研究者に対して懲戒委員会が開催され、罰されています
 今回の報告を書いた人もどうなることやら……。


 というか、「影響が出るほどの濃度」だったらIAEAが「海洋放出か大気放出がいいよ」とか勧めてきたりしないんだよな、そもそも。
 というわけで最近はトリチウムガーではなく、「他の核種が残っているかもしれない」って方向に転じつつあるのですが。

 IAEAがALPS処理水の分析について立ち会いもしてるんだよなぁ。
 素人が考えるような弱点を、専門家集団のIAEAが考えていないって思うほうがおかしい。

IAEA関係者が東京電力福島第一原子力発電所を訪問し、ALPS処理水の分析を行うためのサンプルの採取に立ち会います(経済産業省)

 サンプル採取されたALPS処理水はIAEA、および第三国(アメリカ、フランス、韓国、スイス)の研究所で分析されています。
 去年10月に採取されたものに対してなんらかの異常があったとの話はないので、このまま放出は行われるでしょう。

 科学的なシミュレーションでも影響がないことが分かったでしょ?

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