ユン・ソクヨル大統領の言葉通り、国際原子力機関(IAEA)の検証結果を待つというのはどうでしょうか。
IAEA国際検証団は去る1月「放流前汚■水処理などが適切になっているか点検する」と現地調査を行った後「3ヶ月内報告書を作成する」と明らかにしました。日本政府は放流に先立ち、IAEAの最終報告書を挙げて待っている状況です。
しかし、IAEAが「信頼できる場所」になることはできません。日本はIAEAに払う予算分担金が世界で3番目に多い、代表的な原発強国です。IAEAは原発産業を積極的に奨励し支援する国際機関で、日本に友好的な結論を下す公算が大きい。
さらに、今回の国際検証団の構成自体が「汚■水処理の安全性と放流を承認するために機能する手続き」という指摘もあります。そもそも検証自体を日本がIAEAに先に要請したものでもあります。
IAEAはすでに2020年に日本が提案した汚■水海洋放流案を検討した後、「技術的に可能」であり、「妥当な方法論に基づいた」と評価したりもしました。
ソン弁護士は「放流を大元から遮断することは難しくても、遅くても放流を中断させるために、韓国政府の司法的対応と外交的圧力が必要だ」と話します。
日本は多核種除去施設( ALPS )を通じて福島汚■水の放射性核種を基準値以下で「処理」した後、海に輸出するというが、技術的限界で三重水素は最初にろ過できないうえ、ALPSの「処理」能力も疑わしい状況です。
汚■水の放流はある程度予告された事態であっても、韓国政府は特別な措置なしに10年余りを過ごしました。現政府は「汚■水の放流を避けられない現実と認める」ように見えます。今の時点で汚■水の放流を事前に阻止するのは大変です。
(引用ここまで)
左派紙である京郷新聞が「福島の汚■水放出を止めないのはなぜだ!」とする記事を書いています。
国際法廷に日本政府を引っ張り出せと言い続けているのですが、あのムン・ジェイン政権ですらできなかったものがユン政権にできるとも思えませんけどね。
それなりに国際法を遵守するつもりはあるらしいので。
というか、そもそもムン政権が国際海洋法裁判所に提訴できなかった理由が「なんの証拠もないから」というものでした。
提訴して仮処分相当となる、「放出停止」を勝ち取るには韓国側が「日本のALPSには能力がない」とか「処理水は国際的な規定以上の放射性物質が残っている」と証明しなくてはいけないわけですよ。
まあ、無理っすな。
なんでこの記事をピックアップしたかといいますと。
実際には引用部分の数倍以上ある異常に大きな記事でして。
恨み辛みを延々と述べているのですよ。
で、それが最強に強まっているのが引用部分。
もはやIAEAに対しても「日本はIAEAへの拠出金が世界3位だ」として信用しない。
以前から同じようなことは言ってましたけどね。
IAEAが信頼できないんだったらこの世のどの機関も信頼できんわな。
韓国メディア的には「韓国人の言い分こそが正義でそれを認めないIAEAも日本もアメリカも不正義だ」ってことなんでしょうが。
おまえらの正義なんて知ったこっちゃないで終了。
科学的根拠に基づいて、透明性を確保した行動こそが唯一の道筋です。
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