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カテゴリ:処理水放出の記事一覧

韓国人「日本政府と東京電力が信頼できないので処理水放出反対!」「日本国内ですべて処理せよ」……信頼できないから、なに?

カテゴリ:処理水放出 コメント:(110)
[寄稿]日本政府と東京電力を信頼できない理由(ハンギョレ)
コラムには妥当な話だけを書こうと努めているが、「もしかすると自分が間違っているかもしれない」という前提で考えるようにしている。だから、コメントなど読者の意見も、参考にできる部分がないか、熱心に読み込む。先月、コラム「原発汚染水が福島から放出される時」に反論した11月17日付の読者投稿「福島原発汚染水の危険、正確な情報で判断すべき」も、うれしい気持ちで読ませていただいた。ただ、「事実と科学ネットワーク」の活動家が書いたその文は、同団体を構成する原子力関係者の従来の主張をほとんど繰り返す内容だった。 (中略)

 一方、国内外の反核環境団体と医学者などはこれに反論する。要旨はこうだ。第一に、汚染水の処理と廃炉過程を信頼できない。 (中略)

 第二に、トリチウムは食物連鎖を通じて濃縮されるため危険だ。韓国の代表的な疫学者である国立がんセンターのペク・トミョン招聘医(前ソウル大学保健大学長)は「トリチウムが生物の体に吸収され有機結合型トリチウム(OBT)になると、 (中略)

 第三に(中略)

 第四に(中略)

 第五に(中略)

 このような状況でも、東京電力と日本政府を信じて汚染水の海洋放出を見守るべきだろうか。職業的な利害とは別に、国民の潜在的被害を共に心配すべきではないか。「お金がかかっても日本の領土で汚染水を処理せよ」と要求すべきではなかろうか。
(引用ここまで)


 韓国人に信頼されないからなんだっていうんでしょうね?
 IAEAとの協力体制を維持して、国際的な基準をはるかに下回る数値での放出を予定している。
 もうそれだけで充分なんですよ。
 韓国、北朝鮮、ロシア、中国といったアレな国々からは不満が出るのかもしれませんが。

 まあ、知ったこっちゃない。
 「有機トリチウムになれば生物濃縮される」って話については「有機トリチウムになるほどの濃度ではない」で終了。
 IAEAの監視下で行われる放出について信頼できないのであれば、もう好き勝手に国際海洋法裁判所にでもなんでも訴え出ればいいんだよなぁ。
 バラスト水にトリチウム水が含まれるとかもう笑わせにきているでしょ。
 笑われにきているというべきか。


 「お金がかかっても日本国内で処理せよ」っていうのも同じことで。
 先ず隗より始めよ、としか言いようがない。
 CANDU炉(重水炉)を3基も稼働させている韓国はとてつもない量のトリチウムを排出していますが、それをすべて韓国国内で処理してみせてからいえって話です。
 自分たちができていないことを日本に強いるんじゃない、で終了です。

 韓国政府は処理水放出について「二国間協議体を設置せよ」とか日本に要求していましたが、日本側は完全に無視。
 「IAEAの監視団にだったら参加していいよ」で終わらせている。
 で、のこのこと韓国人研究者も参加している。
 ここまでこれといった意見はないようです。
 日韓漁業協定なんかも同様。ムン・ジェイン政権時代には海洋水産部長官(大臣に相当)が「日本が締結しないのなら『決断』を下す」とか大言壮語していましたが。
 現在に至るまでなにもできなかったのが実際。

 韓国のハンドリングが板についてきましたね。

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韓国メディア「日本の汚染水放出は周辺国への配慮がない!」……だからどうしたって話ですね

カテゴリ:処理水放出 コメント:(75)
タグ: 処理水放出
全長1キロのうち420メートル掘り進んだ福島の海底トンネル、秒読みに入った汚染水131万トン放流(朝鮮日報)
 原発敷地のある建物の屋上に上がると、大地をぎっしり埋める、家くらいの大きさがある数百もの汚染水貯蔵タンクが見えた。事故の後、東京電力は円筒形の貯蔵タンクを建設し続け、汚染水を貯蔵した。だが今年8月に建設した1066番目のタンクを最後に、追加の建設は行っていない。最大貯蔵容量137万トンの1066基のタンクには、9月現在で131万トンの汚染水がためられている。汚染水は毎日発生するので、来年の7-8月には、もはや貯蔵する空間がなくなる。日本政府と東京電力は、自ら退路を断ったのだ。

 11年前に爆発事故が起きた福島第一原発にたまった汚染水131万トンの放流が、地域住民と最も近い隣国たる韓国の反対にもかかわらず、カウントダウンに入った。汚染水は、福島第一原発の事故で露出した核燃料を冷やしている水だ。多核種除去設備(ALPS)で汚染水から大部分の放射性物質を除去した処理水を、来年4月から放流する計画だ。日本の原子力規制委員会は、今年7月に放流計画を許可した。

福島第一原発の汚染水を巡る論争の中心にあるのは、浄化作業を行っても除去されずに残っている「トリチウム」だ。東京電力は、処理水のトリチウムは安全だと強調する。 (中略)

 日本政府は、汚染水放流を巡る懸念に対し「他国の原発もトリチウムを放流しており、福島第一原発は放流基準を厳格に守っていて、科学的に何も問題はない」と主張する。だが福島県の住民は、依然として不安をあらわにしている。福島県漁連の野崎哲会長は最近、NHKの取材に対し「放流反対という立場に少しも変わりはない」とし「海は漁民の職場のようなところなので、東京電力側に、より具体的な説明を引き続き求める」と語った。

 周辺国に対する配慮がないことも見過ごし難い、という指摘が出ている。日本で会ったある原発専門家は「日本政府が主張しているように、科学的には、大きなプールに小さな子が1人おしっこをしても希釈されて問題ないといえる」としつつも「だがみんな一緒に利用しているプールに子どものおしっこを流す立場の日本が、まずよそに了解と同意を求めるのが筋ではないか」と語った。
(引用ここまで)


 おや、珍しい。
 処理水放出について、少なくとも嘘をついていないという韓国メディアの記事は非常に珍しいのです。
 典型的なのは「有機トリチウムになって生物の体内で濃縮される」とかいう嘘ですが、これがほとんどすべての韓国メディアの記事に書かれています。

 その嘘が珍しく書かれていない。
 そういう意味では誠実というか、ややまともな記事となっていますね。
 ただ、結論としては「周辺国に配慮がない」ってアレなんですが。
 「韓国の反対にもかかわらず、カウントダウンに入った」なんてところも同様。


 IAEAを相手にしている時点で、全世界を相手にしているのと同義なんですよ。
 なので日本は韓国を無視しても高楊枝でいられる。
 逆に韓国は前大統領が「国際海洋法裁判所に訴える」だの、大統領候補のイ・ジェミョンが「これから日本と命がけの闘いがはじまる」とか言い出しちゃったんで拳のおろし場所がなくて困っている。

 延々と「二国間での協議体を設置しろ」って言い続けているのは「なんとかメンツを保ちたい」というだけの話でしかありません。
 国家、政府単位で日本に向けて反対を表明してしまい、敵対行動を行っている。

 でも日本は粛々とこうして作業を進めていて、来年の放出は止められそうにもない。
 じゃあ、韓国はどのように対応するのだろうというのがそこそこの見ものです。
 ユン政権は処理水放出についてムン・ジェインほどに声高には非難していませんが、野党側がどのように対応するのか。
 あるいは韓国メディア、特に左派メディアがどのようなアクロバティックな話を出してくるか。
 注目しておいて損はないかと思われます。

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韓国メディア「福島汚染水放出まであと半年……国際法的検討はできないか」……まあ、IAEAを相手にしてくださいな

カテゴリ:処理水放出 コメント:(88)
6ヶ月後になった日本の福島原発汚染水放流、韓国政府対応案は(アジアトゥデイ・朝鮮語)
来年4月、福島原発汚染水を海洋に放流するという日本政府の方針にどのように対応すべきかについての国際法的検討と解決策を模索する場が設けられた。

社団法人南北経済協力国民運動本部(以下、南北経済協力本部)は31日午後、ソウル鍾路区鍾路オフィステル1110号で「福島原発汚染防水、対応策ないのか?」というテーマで第96回南北経済協力戦略フォーラムを開催した。 (中略)

ソインウォン博士は発題文で「韓国政府は日本との二国間コミュニケーション・協議チャンネルなどを通じて、海洋放出の潜在的影響に対する憂慮を伝える一方で、韓国側の安全性の検討に必要な十分な情報提供と原発汚染水の安全な処理のための責任ある対応を持続的に求めなければならない」と主張した。
(引用ここまで)


 半年後に福島の処理水放出が迫っている、ということで韓国国内の動きも地味に出てきています。
 ただ、放出に反対している国はいまだに「韓国」「中国」「ロシア」「北朝鮮」の4カ国だけ。
 スーパーレッドチームっすなー。
 ちなみに現在の野党党代表であるイ・ジェミョンが京畿道知事時代に「太平洋沿岸諸国の自治体に向けて共助すべきとのメールを出した」「これから命がけの闘いがはじまる」としていましたが、その返事はまだ来ていないようですね。

 まあ、IAEAが音頭を取っている上に、アメリカが賛意を示している。それも食い気味に発表しているっていうことで、日本に悪意を持っている国以外は様子見をしているというのが実際でしょう。
 発表当時、韓国政府からは「絶対に容認しない」というコメントが飛び出してきましたが。
 おまえらが容認しないからなんだって話ですね。


 この記事でも「国際法的検討」をうたっていますが。
 あのムン・ジェイン政権ですら実効力のある対策をなにも打ち出せなかったのに、いまさらなにかができるとも思えません。
 ムン・ジェイン本人は「国際海洋法裁判所に訴えてやる!」って大見得を切ったのですが、官僚から「絶対に勝てないので……」って言われて尻すぼみ

 日本に「処理水問題について二国環境擬態を設立しろ」と迫っていたものの、完全に無視されている状態。

 そうそう、韓国人も参加しているIAEAのモニタリング過程がひとつ進んでいます。

IAEAなど海水採取、韓国も参加 原発処理水放出に向け(日経新聞)

 処理水放出前に定期的な海洋モニタリングをして変化を見定めようという話。
 東電、日本政府が行ったものと、IAEAが行ったものを突きあわせてのチェックまでするそうですわ。
 これだけ高い透明性を確保していても韓国は聞き入れないのですから、相手にする意味がないのですよ。

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韓国政府、福島から処理水の到達を検出したとしてもその後の行動指針はなにもなかった……まあ検出できないけどね

「福島汚染水放流対策が至急…放射能検出されても、対応マニュアルない」(東亞サイエンス・朝鮮語)
21日午前に開かれた国会の科学技術情報放送通信委員会の原子力安全委員会所管機関向け総合監査では、福島汚染水の放流に対する対策作りが急がれるという議員らの指摘が相次いだ。

パク・ワンジュ議員は「シミュレーションの結果、福島汚染水放流後220日が過ぎると濟州道、400日過ぎれば、西海(ソヘ・黄海)全域に拡散という結果があるが、原安委には汚染水の国内流入の監視のための計画があるだけで、放射能が検出された場合の行動マニュアルがない」と指摘した。 また、「さらに、海水放射能監視網のうち1年に最大16回まで故障した事例がある」と対策を促した。

パク・チャンデ共に民主党議員も「福島汚染水の放流による国民の不安が相当する」、「国際放射線防護委員会(ICRP)の基準に従って、国内公共施設や飲料水を管理する基準値は1mSv(ミリシーベルト)である反面、日本は20mSvと20倍以上差がある」、「汚染水に対する解釈が変わる可能性もあるが、規制する方法がない」と指摘した。
(引用ここまで)


 韓国政府はかねてから「福島からの汚染水放流に対して対策を練る」としています。
 精度の高いシミュレーションを行うとか、海水の放射性物質濃度を調べる頻度を高くするとかやってます。
 ただ、今回の国政監査で「検出してもそれ以降、どうすべきかの行動指針がない」ことが判明したのだそうで。
 ……うん、それでこそ韓国です。
 というか、検出自体不可能ですしね。不可能なのだからなにもしなくてもOKなのでしょう。官僚はそのあたりを理解しているのではないかとも感じられる施策です。

 韓国はさかんに「関係各国と連携して日本を糾弾する」ともしているのですけども。
 イ・ジェミョンも京畿道知事時代に「太平洋の沿岸各国の都市と連携する」とかやってましたね。なんでも「命がけの闘いがはじまる!」だそうですよ。
 でも、どこからも梨の礫。

 当時は「メ、メールの返信が来てないだけだから」って言ってましたが、相変わらず処理水放出に反対しているのはロシア、中国、北朝鮮、韓国だけ。


 いつになったら「反対する各国と協調して日本を封じ込める」ことができるんでしょうね?
 オンラインでのASEAN会議で「処理水が!」ってうなったことはあった のですが、カンボジア、ラオスといった親中国家ですら沈黙していたっていう。

 ムン・ジェイン前大統領も激昂して「日本を国際海洋裁判所に引っ張り出せ」くらいのことを言っていたとのことですが。
 その後、官僚から「勝ち目がない」とされて有耶無耶になりました。

 ことある度に韓国からは「強力に対応する」って強い言葉が出てくるのですが、なにひとつとして効いてませんね。
 日本政府は韓国の求める二国間協議体設置を無視して、IAEAとアメリカの賛同を得ることを優先したのは本当にうまくやったと思いますわ。
 韓国を相手にしていいことなんてなにひとつないもんな……。

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韓国メディア、「福島からのバラスト水で韓国の海が汚染される!」と大騒ぎ

カテゴリ:処理水放出 コメント:(112)
タグ: 処理水放出
日本船舶「福島汚染水」を運んでくるのに……インターネット対策書き写した政府(YTN・朝鮮語)
2011年3月、日本の福島にある原子力発電所で爆発事故が発生しました。 (中略)

日本は10年が経った今も核燃料を冷やすために冷却水を注入しており、この過程で出た汚染水を原発敷地に保管しています。
日本は来年中旬頃からこの汚染水を海に放流するために準備しています。
放射能物質を処理した後、放流するとしているが、安全性の有無は検証されませんでした。

ソ・ギュンリョル(ソウル大学原子核工学科教授)「多核種除去設備があることはあるが、濾過器の性能が不完全なために依然として放射性物質、特に三重水素は残るようになり、です。 これが放流が行われると、生態系に影響を及ぼすでしょう」

日本が汚染水を放流した後、すぐに福島近隣の9つの港で韓国に入っている船舶が問題です。
船舶は重心を維持するため、バラスト水と呼ばれる海水を満たして入れているのに、福島の近隣港でバラスト水を満たした後、韓国に入って放流すると汚染水がすぐに国内の海に流入しかねないためです。

しかし、海水部は汚染水がどのぐらい入るのか推算して見ることができる基礎統計さえきちんと用意できていません。
実際、原発事故が発生した先月2011年から最近まで、福島周辺9項目で入港した船舶は5800隻ほどだが、平衡数排出の監視が行われたのは42件、全体の0.2%に止まっていました。 (中略)

ひとまず来年から福島の近隣9項目での入港する船舶の中にバラスト水を排出する船舶を全数調査するという計画を持ち出しました。
現場で一時間以内に放射能汚染の有無を分析して措置するシステムを構築するとして、国会に装備の調達に向けた予算6億ウォンを増額して欲しいとも要請しました。
しかし、海水部の予算案に含まれた放射線測定機の性能分析表は、この2019年に作成されたインターネットブログ掲示物をそのまま写したものになりました。 (中略)

海水部は急いで予算案を作成して発生した失策だったとし、再び整備すると明らかにしたが、どんぶり勘定式の対策に血税を浪費するのではないかとの疑問が膨らんでいます。
(引用ここまで)


 えーっと。
 福島で処理水放出がはじまったあと、福島近隣の港でバラスト水を積んだ船舶がそれを韓国に入港して排出すると汚染されるって言説が、韓国で広がっているそうですよ。
 5万トンの貨物船が行き来したとして、バラスト水の積載量はその半分の2万5000トン。
 これが「外来生物の含まれたもので云々」というのであればともかく。
 2万5000トンすべて放出されてもプールに一滴を加えるかどうかのレベルですわ。

 あとまあ、これは延々と韓国が主張していることなのですが。
 ALPSの性能が充分じゃないから放射性物質が除去しきれていないというもの。
 根本的にトリチウムだけでなく、他の核種についても疑っているのですね。


 これ、実際には韓国の自白なのです。
 「我々だったらそうするぞ」っていう。
 自分たちならそうする。
 目に見えるわけでもないものに対して、手間暇とお金をかけて除去せずに放出するだろうと。
 なので、日本も同じことをするだろうという前提なのですよ。

 そんな話を相手にすることなくIAEAだけを相手にしている日本の方針は大正解ってことですけどね。
 ALPSの性能についてはIAEAからお墨付きをもらっているし、海洋放出で問題ないともされている。
 当然、アメリカとも話はすでについている
 ま、盤石です。
 このままこの方針で突っ張りきって問題ないでしょう。
 むしろ韓国側の言い分を受け入れるほうが問題ですからね、これ。

 あと韓国政府がそのバラスト水に向けての対策を出したのだけども、それがインターネット上に転がってたものだったとの話。
 これがIT大国ってヤツかぁ。
 かなり「汚染水対策」として予算を費やしているようですよ。こんな無駄金、使う余裕があるんですね?

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東京新聞「東電は処理水の放射性物質をごまかす実演をしている。印象操作だ!」→東電「そんな事実はない」

カテゴリ:処理水放出 コメント:(161)
東京電力、福島原発汚染水の安全性実演で「ごまかし」論議(ハンギョレ)
 東京電力が行っている福島第一原発の「視察ツアー」の過程で、来春に海洋放流が予定されている放射性物質汚染水の安全性を示す実演が、事実上ごまかしに近いとの指摘が出た。

 東京新聞は3日、「東京電力側が、放射性物質のトリチウムが検知できないうえに、セシウムについても高濃度でないと反応しない線量計を使い処理水の安全性を強調する宣伝を繰り返している」と報じた。新聞は「処理水の海洋放出に向けた印象操作と言われても仕方ない」と付け加えた。

 2011年東日本大震災による爆発事故で稼動が中断され、廃炉作業が進められている福島第一原発を視察する東電の「視察ツアー」には、浄化処理した汚染水(処理水)の安全性を宣伝するプログラムが含まれている。東京電力の関係者が多核種除去設備(ALPS・アルプス)で浄化した汚染水の入った瓶に、放射線のうちガンマ線だけが検出できる線量計(放射線量測定器具)を当てて「反応がない」から安全だという趣旨で説明しているということだ。

 しかし、この線量計ではベータ線が出るトリチウムを感知することはできない。ガンマ線が放出されるセシウムについても、濃度がかなり高くなければ測定できない。東京大学大学院の小豆川勝見助教(環境分析化学)は同紙に「科学的には全く無意味。ガンマ線はセシウムだと1リットル当たり数千ベクレル入っていなければ線量計は反応しない。セシウムが放出基準(同90ベクレル)の数十倍入っていても『ない』印象を与える」と話した。

 汚染水の線量計測定は、2020年7月から約1300団体、1万5000人の前で実演したと東電は明らかにした。東京新聞は「東電の実演は何ら検証をしたことにならない。こんな手法で処理水の安全性を強調したのでは『印象操作』『うそ』と受け取られても仕方ない」と批判した。
(引用ここまで)


 東電が放射性物質除去装置、ALPSを通した処理水について説明した際に「ほら、この通りにこの水からは放射線は検知されていません」というようにして実演を行った……というニュース。
 実際に報じたのは東京新聞です。

東電、トリチウムを検知できない線量計で処理水の安全性を誇張 福島第一原発の視察ツアーで(東京新聞)

 ガンマ線しか計れない線量計をあてて「トリチウムは検知できません」とした……というスクープ記事、なのですが。
 東京電力側はその日のうちに反論を掲載しています。

ご視察時の ALPS 処理水サンプルキットを用いたご説明について(東京電力・PDFファイル)

 東京電力によると、線量計をあてているのは「ガンマ線を出している核種は取り除かれている」という説明と同時に。
 ただし──

・トリチウムは公示濃度限度を超えていることを説明。
・トリチウムが出すベータ線は紙1枚で遮ることができることを説明。
・簡単に遮れるため、線量計を使っても現場でトリチウムの線量を示すことは難しい。
・同時に現在使っている線量計ではベータ線は測れないことも説明している。

 ──等を視察において語っている、と表明しています。


 どちらかというと、東京電力の説明のほうが理に適っていますね。
 東京新聞の言っていることは「処理水にベータ線を計れる線量計をあてている」という写真から、勝手に作り上げた話であってもおかしくない。

 というか、東京新聞はトップ画面に「原発のない国へ」というバナーを貼っているほどなので、その政治的な指向性が透けて見えています。

スクリーンショット 2022-10-04 23.36.21.png

 これほどまでに言い分が食い違っている以上、勘違いや聞き間違いではなく。
 東京電力と東京新聞、どちらかが確実に嘘をついているのですよ。
 それがどちらか、という話ですが。

 まあ、そこまでは踏みこまないでおきますが。
 私自身の中では決定しています。

 ちなみにこの東京新聞の記事を韓国メディアでピックアップしているのはハンギョレのみ。
 東京新聞とハンギョレは左派メディアであり、同様に原発廃止を社是としています。

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韓国地方議会「日本の福島汚染水放出は人類を脅かす重大な犯罪行為だ」として処理水放出中断を要求

カテゴリ:処理水放出 コメント:(130)
「2024年春に済州に福島汚染水到達」 市民団体が糾弾記者会見(中央日報)
日本の福島原発汚染水放出決定を糾弾する署名運動に1万人近い済州道民が参加した。

脱核・気候危機済州行動は26日、済州道庁で記者会見を開き、「呉怜勲(オ・ヨンフン)道知事は道民の意を尊重し、福島核汚染水放流阻止のための具体的対応計画を樹立すべきだ」と促した。

団体によると、8月19日から行われた福島核汚染水放出阻止のための汎道民署名運動の結果、9281人が署名に参加したことが把握された。

日本の福島原発汚染水放出決定を糾弾する署名運動に1万人近い済州道民が参加した。

脱核・気候危機済州行動は26日、済州道庁で記者会見を開き、「呉怜勲(オ・ヨンフン)道知事は道民の意を尊重し、福島核汚染水放流阻止のための具体的対応計画を樹立すべきだ」と促した。

団体によると、8月19日から行われた福島核汚染水放出阻止のための汎道民署名運動の結果、9281人が署名に参加したことが把握された。
(引用ここまで)


 済州島の「市民団体」が地元自治体に対して「日本の汚染水放出に対応せよ」と要求。
 「2024年に韓国沿岸に到達する」と主張しているので、2023年に処理水を放出をはじめたら1年かけて世界一周してから韓国に到達することは理解できているようですね。
 ただ、韓国に至るまでにどれだけ拡散するのか、ということには理解がいかないようで。

 同様に慶尚南道の道議会が日本に対して「福島放射能汚染水放流中断を促す決議」を採択したそうですわ。

慶南道議会、日本に放射能汚染水放流中断を促す(ニューシス・朝鮮語)

 なんでも「人類を脅かす重大な犯罪行為と同じだ」だそうですわ。


 ちょっと引用しておきましょうかね。
日本の放射能汚染水には、三重水素、コバルト60、セシウム137などの遺伝子組み換えや各種がんを誘発する物質が多量に含まれていることが知られており、海洋に放流される場合、最も大きな被害が予想される国は近い韓国だ
(引用ここまで・太字引用者)

 「もっとも大きな被害が予想される国は近い韓国だ」ってマスコミが書いちゃうレベルなんだよなぁ。
 福島から太平洋沖に放出する場合、もっとも遠い国が韓国だってことすら理解できていない。
 マスコミのレベルで。
 ALPSを通せばトリチウム以外は極小にできる、ってIAEAすら認めているのにね。

 ま、こんな話をしてくるからこそ、日本はIAEA以外は相手にしないという正しい戦略を執ることができるわけですけども。
 こんなのを相手から要求された「二国間協議体を設置」なんてできるわけない、ということです。  

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韓国メディア「IAEAが福島汚染水の処理過程分析を開始した」……日本側は報道すらしていないIAEAのリリースをよく見てるもんだ

カテゴリ:処理水放出 コメント:(51)
IAEA、福島汚染水処理過程分析に着手… 日本側の主張検証(聯合ニュース)
日本政府が海に放流することにした福島第一原発内汚染水の処理過程が日本側主張どおり安全であるかを検証するため、国際原子力機関(IAEA)が実験・分析作業に着手した。

IAEAは16日(現地時間)の声明を通じて、日本が福島第一原発汚染水を処理して排出する過程をめぐって独立したデータ分析作業を行っていると明らかにした。

IAEAは「全世界で招聘した専門家11人とIAEA人材などで構成したタスクフォースが原発汚染水処理・排出過程に関するデータ分析に参加する」と説明した。

続いて「1段階のデータ分析を終えれば、公共安全に関する技術的評価と規制活動及びその手続きに関する検討など2・3段階の作業が続く」とし「来年に処理された汚染水が排出される前に総合報告書が出ることができる」もの」と浮かんだ。 (中略)

IAEAのタスクフォースはこのような日本の主張を客観的に考えてみることにして実験室を稼働中だ。汚染水浄化過程だけでなく、日本の海洋環境と同じ条件で放流時にどのような影響があるかに関する実験と検証も行われている。

日本政府は汚染水を十分に希釈して30~40年間にわたって分配放流するため、周辺環境と安全に危険がないと主張するが、多量の汚染水を長期間海に流すことは前例がなく安全を懸念する声大きい。
(引用ここまで)


 韓国メディアの報道で知る「IAEAが福島の処理過程分析を開始する」というニュース。
 IAEAのリリースはこちら。

IAEA Laboratories Conduct Analysis of Treated Water from Fukushima Daiichi(IAEA・英語)

 東京電力がIAEAに申請しているものと同等の施設を構築して実験してみよう、というものだそうで。
 どことなく韓国メディアの報道は「日本の嘘を暴くことができるのではないか」という期待が込められている感じがするのですよ。
 というか、日本では一切報じられていないんじゃないかなぁ。
 それをわざわざ韓国が報じるという時点で、ね。


 ちなみに11月にIAEAの調査団が再来日して処理水放出の工程をチェックするそうです。

処理水でIAEA再来日へ 11月、安全性検証(共同通信)

 日本政府の意向としてはさらに透明性を向上させることなのでしょう。
 IAEA経由であれば調査団でもなんでもOK。
 ただし、韓国がいうような「二国間での協議体設置」は全部突っぱねると。

 韓国側は「日本が協議体設置を検討していると言っていた」って言い張っていましたが。
 ていのいいお断りの言葉であることを日本語話者は教えたほうがいいですよね。

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