13日、ニューデイリー取材を総合すると、A氏は2020年5月ユン・ミヒャン(無所属議員)と共に国会に入って4級補佐官として働いた。 A氏はその後、昨年初めまで議員室で勤務していたものの一身上の理由で辞めた。 ただ、非営利民間団体を通じてユン議員とはずっと一緒に活動しているという。
A氏は同日、ニューデイリーとの通話で、自分が関与した国家保安法違反疑惑を国情院が捜査中のことによる見解を問う質問に「ノーコメント」と答えた。 「疑惑を否定しているのか」との質問にもA氏は、同じ答弁で一貫した。
ユン・ミヒャン議員室関係者は、関連質問に「取材に応じない」と答えた。 ユン議員は数回連絡を試みたが、連絡が無かった。
文化日報は11日、国情院がA氏の国家保安法違反の疑惑を捜査中だと報道した。 国情院はA氏が2016年ごろ、ベトナムで北朝鮮関係者と接触したものと把握して、以降ソウル市内でインターネットを使って北朝鮮に乱数表(暗号文)報告をしたと見ている。
A氏が、北朝鮮報告を送ったのは、国会議員補佐官として勤務していた時期と重なることが分かった。
尹議員とA氏は国会に入る前から同じ非営利民間団体で一緒に働いた仲間だった。 尹議員が代表としていた「金復東の希望」でA氏は運営委員として活動した。 また、他の運営委員である安某氏も尹美香(ユン・ミヒャン議員室で秘書官として勤務した。 (中略)
今回の疑惑をきっかけに、ユン議員の夫キム・サムソク氏の過去も再照明される。 キム氏は1994年妹の金恩珠(キム・ウンジュ)とともに「兄妹スパイ団事件」の主役として活動する裁判に持ち込まれ、懲役4年に資格停止4年刑を最高裁で確定された。 (中略)
一方、北朝鮮から指令を受けて活動してスパイ団疑惑を受けている地下組織'ㅎㄱㅎ'と、昌原(チャンウォン)で組織された自主統一民衆電位などの存在が知られ、'スパイ'の論議が政界まで伸びていく姿だ。 特に芸能界従事者もかかわったことで取り上げられており、論争はさらに強まる見通しだ。
(引用ここまで)
正義連の元理事長であり、現在は国会議員(共に市民党→共に民主党→無所属)のユン・ミヒャンの議員補佐官が北朝鮮のスパイであるとして国家情報院(国情院、旧CIA)から捜査を受けているというニュースが出てきました。
まあ……あり得るだろうな、という印象。
そもそもユン・ミヒャン本人、周辺には常に北朝鮮の影がちらついています。
というか、挺対協、正義連そのものが北朝鮮の日韓離間策によって設立された、もしくは設立後に絡めとられたのではないかと考えています。
ユン・ミヒャン夫妻は脱北者に対して「北朝鮮に帰れ」と詰問した、とされています(ユン・ミヒャン本人は否定)。
また、ユン・ミヒャンの夫であるキム・サムソクは妹と共に北朝鮮の工作員と日本で面会し、スパイ行為を行ったとして懲役4年の実刑を受けたことがあります(兄妹スパイ団事件)。
ただし、その後に再審が行われて一部の罪に関しては無罪となっています(国家保安法については有罪確定で懲役2年、執行猶予3年)。
さらにキム・サムソクの妹の夫(義理の弟)も同様に国家保安法で有罪になっている人物。
このように「北朝鮮と強いつながりがあるユン・ミヒャン」だったわけです。
そして今回は議員補佐官として働いていた人物がベトナムに行った際に北朝鮮関係者と会っていた……という疑惑。
まあ、ほぼ確定しているのですが。
以前から韓国ウォッチャーにとっては正義連(挺対協)と北朝鮮の関係というものは常識だったのですが。
ようやく大っぴらに語れる時代になった、という感じですかね。
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