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カテゴリ:半導体関連の記事一覧

SKハイニックス、日本に半導体工場を建設へ……SKグループ会長の主張する「アレ」が決め手だったのかも?

SKハイニックス、日本に半導体工場建設へ···米国の圧迫が強まりそう(ハンギョレ・朝鮮語)
SKハイニックスが日本東北部宮城県に数十兆ウォンをかけてメモリー半導体生産工場(ファブ)を建てる方案を推進していることが確認された。 韓国半導体企業が日本国内の現地生産基地を造成するために大規模な投資を断行する初めての事例だ。 ただし、日本投資が可視化することにより、自国内のメモリー投資を要求する米国の圧迫が激しくなり、今後の投資先を巡る国内企業の算法も一層複雑になる展望だ。

20日のハンギョレの取材を総合すると、SKハイニックスは日本の東北地方にある宮城県にメモリー半導体ファブ建設を推進中だ。 財界関係者は「最近SKグループのチェ·テウォン会長も直接該当地域を訪問したと聞いている」と話した。 宮城県は九州·北海道とともに日本政府が半導体産業の中心地として育成中の3大拠点の一つだ。

投資規模は数十兆ウォン水準と言われている。 国内龍仁·湖南半導体クラスターで推進される数百兆ウォン規模の投資に比べれば、日本には相対的に小さな規模の生産基地を構築する方案だ。 宮城県ファブはハイニックスが現在新規投資を計画している国内龍仁・湖南半導体クラスター建設を原案通り推進しながら、追加で国外に作る生産拠点だ。
(引用ここまで)




 以前から韓国企業による日本への半導体工場建設は取り沙汰されていました。
 SKハイニックス、サムスン電子に日本政府から粉をかけているのではないか、とされる記事は浮かんでは消える状態でしたね。
 サムスン電子は横浜に後工程のテストラインを作っていますが、SKハイニックスはこれまで日本に投資をしたことはありませんでした。
 ただ、ぽつぽつと「日本に投資するのでは?」との話は出てました。

日本で韓国SKのメモリー工場構想浮上 SKは「検討したことない」(日経新聞)

 これは今年2月の記事。
 SKハイニックスからは「検討したことはない」との否定声明があったのですが。
 まあ、実際には用地選定からやってたのでしょうね。



 龍仁半導体クラスタ構想は延々と語られているものの、いつになったら竣工できるのか分かったもんじゃないのが実情です。
 特に電力周りは本当に絶望的。
 なので、韓国以外にも工場を確保したいってのは念願だったのでしょう。

 東北電力では女川原発2号機が再稼働して、東通原発1号機が審査中。
 ベース電力があるのなら、ってことなんでしょうね。

 ちなみにもうひとつ、日本への投資が行われる要因があります。
 分かりませんかね?
 SKグループ会長のチェ・テウォンはかねてから日韓経済共同体を提唱しています。
 そりゃもう飽きるほどに主張してきてます。



 そうした「日韓経済共同体」を主張するのであれば「まず隗よりはじめよ」、ってことで規範を示す意味もあるはずです。
 投資額は数十兆ウォンレベルとのことなので一棟だけ建設してみようってところですかね。
 観測気球を打ち上げている部分もあるでしょうが、おそらくは本決まりかなぁ。
 TSMC熊本工場やラピダスの速度感を見て「(遅々として進まない韓国よりも)投資する意味がある」と判断しても不思議ではないと感じます。



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韓国メディア「日本のフィジカルAI半導体投資に台湾企業はパートナーとなっても韓国の出番はない」……そりゃファウンドリのシェアで10倍の差をつけられてりゃそうなるでしょ

台湾は連れてきて韓国は呼ばなかった……896兆を解く日本の狙い(韓国経済新聞・朝鮮語)
日本と台湾の半導体同盟が一層強固になっている。 台湾TSMCの日本生産拠点である熊本に、日本と台湾企業が共同で次世代半導体技術を開発する研究拠点が建設される。

既存の協力が半導体生産施設誘致と供給網確保に集中したとすれば、今後はフィジカル人工知能(AI)用半導体の設計·組み立てと試作品開発まで協力範囲が広くなる展望だ。

27日付の日本経済新聞によると、日本の三井不動産は熊本県に「フィジカルAI·半導体基盤センター(PASTEC)」を設立する。 新センターは、熊本県合志市に造成される半導体産業集積地「熊本サイエンスパーク」に入る。 三井不動産は2030年の完工を目標に推進されるサイエンスパークの事業者に選定された。

センターには日本の半導体装備·素材企業と組立受託業者、大学だけでなく台湾企業と研究機関も参加する。 共同利用型クリーンルームを構築し、フィジカルAI用半導体の組み立て技術と低コストパッケージング技術を共同で開発する。

特に、TSMCが熊本で生産するAI半導体を活用して試作品を作る案が推進される。 TSMCは熊本第2工場で2028年からAIや自動車などに使われる先端半導体を量産する計画だ。

日本と台湾の半導体協力は、これまでTSMCの日本工場建設を中心に進められてきた。 日本政府は莫大な補助金を投入してTSMC熊本工場を誘致し、ソニーやデンソーなど日本企業も投資に参加した。 これを契機に台湾半導体企業と素材・装備業者の熊本進出が相次いだ。

今回の共同開発拠点の設立で、両国の協力は単なる生産基地の構築から研究開発と技術生態系の造成段階へと進化することになった。 台湾は世界最高水準の半導体生産技術を、日本は製造装備と素材、自動車・ロボット産業の競争力を提供する相互補完構造だ。
(引用ここまで)




 熊本地震の前日にアップされた記事なんで、そのあたりはあまり関係ないのですが。
 そもそもがフィジカルAIに関連した投資に関する記事ですしね。

 韓国経済新聞が「日本は多大な金額を半導体に投資するのに、台湾をパートナーとして選んで韓国は選ばなかった」とする記事。
 記事内にはそうした記述はないのですが。
 まあ……うん。
 韓国を選ぶ利点はないかなって。

 ソニーセミコンダクタソリューションズも協業先としてTSMCを選択しています。
 あれも明白にフィジカルAIの「眼」を狙ったものですよね。
 投資額が大きくなりすぎるってのも大きいんでしょうけども。



 半導体製造をTSMCに頼る。
 地政学リスクを日本に頼る。
 Win-Winってヤツですね。

 フィジカルAIについてはかなり地産地消が望めます。
 車載用半導体もそうですし、産業用ロボットについても同様。
 JASMのおかげでかなり熊本の雇用や周辺商圏も潤っているようですし。
 そうした波及効果をいろんなところに及ぼせるのもありがたい。

 サムスン電子もちょこっと日本に投資したことはありますが、後工程のテストラインを組んだくらい。



 本気でやるならきっちり参入すればいいんですよ。
 やろうとしていないから日本から相手にされていないだけで。

 そもそも半導体ファウンドリビジネスのシェアはTSMCが72%。
 サムスン電子は6.5%でしかない(26Q1)。もはやシェア二桁すらキープできなくなったのですから、そりゃTSMCをパートナーとして選ぶでしょ。



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韓国メディア「熊本の地震でTSMCの工場もソニーのイメージセンサ工場もいつ稼働するか分からないんだって!」と報道……ちょっと恣意的じゃないかな?

カテゴリ:半導体関連 コメント:(79)
地震で停止した熊本のTSMC…「いつ再稼働するか分からない」(中央日報)
30日、熊本県菊陽町にあるTSMCの日本子会社JASM第1工場は、外部車両や人の出入りがほとんどない静かな様子だった。2日前に熊本を襲ったマグニチュード7.1の強い地震の影響だ。半導体産業の復興を掲げる日本政府が、世界最大のファウンドリー企業である台湾TSMCと意欲的に進めてきた半導体工場も、生産への支障を避けることはできなかった。

工場は28日の地震発生直後、生産ラインの稼働を停止し、従業員を避難させた。TSMCは、建物の安全性は確認され、電力・用水・安全システムも正常に稼働していると明らかにした。ただし、製造設備については点検や調整作業が続いており、揺れが大きかっただけに正常化までには時間がかかる見通しだ。工場前で取材に応じた関係者は、「いつ工場が再開されるかは分からない。本社が判断する」と話した。

近くにあるソニーセミコンダクタマニュファクチャリングの熊本テクノロジーセンターも同様の状況だった。同センターは地震発生直後から生産活動を停止している。
(引用ここまで)




 いやぁ……ひどい記事だなぁ。
 「地震で停止した熊本のTSMC」って記事タイトルの最初の画像これですからね。

スクリーンショット 2026-07-31 23.24.56.png
(画像引用元・冒頭記事から画面キャプチャ)

 まるでTSMC熊本工場(JASM)がこうなっているかのような記事構成。
 ちなみにJASM熊本工場の状況はXで報告されています。



 建物自体の被害はなし。
 機器の調整には時間がかかるだろう、とのこと。
 第2工場の建設については29日(地震の翌日)には再開しているそうです。

 まあ、JASMのある菊陽町は震度5強。
 それならこんなもんでしょうね。
 工場の免震構造もほぼ最新のものでしょうし。



 また、イメージセンサを製造しているソニーセミコンダクタソリューションズグループからは企業サイトにリリースが出ています。

令和8年熊本地震の影響について(第2報)(ソニーセミコンダクタソリューションズグループ)

 来週火曜日、4日から操業再開予定。
 中旬には通常の稼働水準に復旧する見込み。
 ソニーの工場はJASMのそれよりは古いので免震構造もそこまで最新のものではない、ってことかなぁ。
 でもま、どちらにせよ震度5強ならこんなもんかと。
 なお、どちらも人的被害なしの模様。

 JASMの関係者は「いつ再稼働するか分からない」って本当に言ったのかも知れませんが。
 そりゃまあ、地震で止まった3日目だったら「まだ分からない」ってのは実際でしょうが。
 それを大々的にピックアップして記事タイトルにするとかだいぶ「恣意的」であるなぁ……と感じます。



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韓国メディア「NVIDIAのジェイスン・ファンが日本を訪問している? 6月には韓国・台湾訪問だけで日本パッシングだったのに!」

「ジャパンパッシングじゃなかったの?」……「ジェンスン・ファン、今度は日本に行く」(週刊朝鮮・朝鮮語)
最近、韓国と台湾を相次いで訪問しながらも、日本は訪問せず、いわゆる「ジャパンパッシング」論難が提起されたジェンスン・ファンNVIDIA最高経営者(CEO)が今週日本を訪問する。 NVIDIAと日本のゲーム会社セガ(SEGA)の協力30周年記念行事に参加し、日本企業との協力拡大に乗り出す見通しだ。

13日、エヌビディアジーフォースジャパンのエックス(X・旧ツイッター)によると、ファンCEOは15日、東京・秋葉原で開かれるエヌビディア・セガパートナーシップ30周年記念ゲリライベントに参加する。 行事には里見治則セガCEO、入間尻正一郎前社長、「バーチャファイター」開発者である鈴木裕も一緒に席を占める。 (中略)

今回の訪日は最近浮上した「ジャパンパッシング」論難と相まって一層注目されている。ファンCEOは昨年10月と今年6月、韓国を訪れ、三星電子やSKハイニックスをはじめ、主要半導体企業、政府関係者らと会って、協力拡大への意志を強調した。 台湾でも約2週間滞在しTSMCとフォックスコンなど主要企業経営陣と会合したが、日本は訪問日程から除外され、現地ではAI・半導体協力で日本が疎外されるのではないかという憂慮が提起された。
(引用ここまで)




 先月、エヌビディアのCEOであるジェイスン・ファンが台湾、韓国を訪問した際に、韓国メディアは嬉々として「日本パッシング論」を取り上げていたのですよね。
 大元は日経だったのですが。

NVIDIAのCEO、日本を素通り 歴訪の韓台に劣るパートナーの魅力(日経新聞)

 この記事を受けて「韓国ではSKハイニックス、サムスン電子がある。台湾にはエヌビディアのチッを製造しているTSMCがある。日本にはなにもないのだ!」って本当に楽しそうに報じていたんですよね。

「韓国は時間を割いて訪問したが」日本メディア、ジェンソン·ファンの日本パッシングに衝撃(アジア経済・朝鮮語)

 ジェイスン・ファンは今回の訪日が端から予定されていたので6月には来なかったのでしょうね。
 それで「日本パッシングがどうのこうの」とか言い出しているの、マヌケな話ではあります。
 日経も韓国メディアも。 



 神田のやきとん店ではキオクシア、東エレ、信越化学工業、住友電気工業の経営者がいたとのことでした。

神田、秋葉原が「エヌビディア劇場」に-革ジャンCEOの人心掌握術(Bloomberg)

 日本を無視できるわけがないんですよね。
 韓国メディアや日経は「半導体材料はTSMCの顧客であってエヌビディアには関係ないのだ」とか語っていたのですが。
 最新プロセスを使って作ってもらう以上、支配的な素材・材料・製造装置を持っているメーカーを無視できるのかって話なんですよね。

 まあ、韓国が嬉々として報道するような状況ではないんだよ、ってことでした。
 韓国にとっては残念なことにね。



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韓国メディア「TSMCの日本工場は着工から2年半で量産、ラピダスも2年で試作ラインを立ち上げた。サムスンもSKハイニックスも23年に工場構想を出しているのにいまだに工場の着工すらできていない……」

日本、2年間で建設した半導体工場···韓国、7年以上かかる理由(同行メディア時代・朝鮮語)
台湾の世界最大の半導体ファウンドリー(委託生産)企業TSMCは2021年10月、日本の熊本県工場の建設計画を公開した。 工事は2022年4月に始まり2024年2月に終えられた。 発表後、2年4ヵ月ぶりに工場が竣工したわけだ。 日本政府は約4760億円(4兆2000億ウォン)の補助金と土地だけでなく、税制優遇を提供し、規制まで緩和した。

一方、サムスン電子の龍仁先端システム半導体国家産業団地は2023年に発表されたが、3年が過ぎた今まで着工もできなかった。 電力・用水関連許認可問題などが足を引っ張った。 早くても今年着工し、2030年に竣工することができる。 計画樹立から完成まで7年がかかるわけだ。

SKハイニックスが京畿道龍仁市処仁区遠三面に415万平米(約126万坪)規模で構築中の「半導体クラスター一般産業団地」は約80%の工程率を記録中だ。 当初、SKハイニックスは2019年の計画を発表したが、許認可、土地補償問題などで着工が遅れ、2022年に工事が始まった。 最初のファブ(fab·半導体生産工場)は昨年2月に着工し、来年2月に最初のクリーンルームがオープンする予定だ。 計画発表から竣工まで7年がかかるわけだ。

ある地方自治体関係者は「龍仁半導体クラスターに対する工業用水供給と関連して驪州市が補償策などが用意される時まで許認可を出さなかった」として「SKハイニックスが驪州産業団地造成と地域社会貢献プログラムを約束し用水許認可を得た」と話した。 続けて「サムスン電子の平沢半導体工場も送電塔を建設する過程で、自治体の許可を得るのに5年かかった」と述べた。
(引用ここまで)




 2023年にサムスン電子、SKハイニックスが622兆ウォンを費やして「龍仁半導体クラスター」を造成するとのニュースが出てまして。
 えー、いろいろと問題が出てましてまだ着工すらしていません。
 計画発表から3年か。

 当時からいろいろと「なんでソウルにほど近い(約40km)ような龍仁市にそんな工場群を作るのだ」って話はありまして。
 「発電所に近い部分で作るべきでは」「というか、送電線ができなくて電力供給できない」って話が当時から盛んに出てました。



 なんでソウルに近い場所にしたかっていうとですね。
 ソウルが近くないと人材が集まらないからです。
 「地方? この半導体学科を卒業した私がなぜそんなところに」ってなって行ってくれない。事例を出したら辞めてしまうので。いや、本気で。  かつ、いろいろと計画不備やら予定になかった政権交代やらで遅れが生じている、と。



 それに比べてTSMCの熊本工場(JASM)は着工から2年で竣工。
 量産まで2年半でした。まあ、これは枯れた技術(28nm)での操業を目指していたからってのが大きな部分でもありますが。
 それにしても官民一体となって一気に造成、機材搬入まで怒濤でしたね。
 着工から開所まで1年10ヶ月でした。

 ラピダスも「最先端プロセスである2nmを目指している」わりには、かなり速度感がありましたね。
 着工が2023年9月。
 試作ライン稼働は25年4月でした。
 量産予定は2027年度後半。
 正直、そこまで期待していなかったのですが「これはだいぶ進捗すごいな」ってなってます。

 そんなこんなで韓国側にも「日本で工場立ち上げしない?」って話も出ているようです。
 ただ、アメリカ・韓国での工場造成を優先しているとのニュースが出てますね。
 TSMC、マイクロンは相当に日本での投資を増やしていますが。
 ぎりぎりのところに追いこまれている、って認識が速度に出ている感じかな。



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韓国メディア「TSMCが最先端の半導体工場を日本に?」と大きく報道……そりゃまあ「日本の半導体? 倒したはずでは?」ってなるわな

カテゴリ:半導体関連 コメント:(67)
TSMC、日本初「3ナノ」半導体量産計画…日本は大規模支援を検討(中央日報)
世界最大ファウンドリー(半導体委託生産)企業のTSMCが熊本県で日本初となる回路線幅3ナノ・メートル(ナノは10億分の1)の最先端半導体を量産する計画をまとめ、政府に伝えたと、読売新聞が5日報じた。日本政府は日本国内半導体製造力量を強化することができると判断してTSMCに対する追加支援を検討する予定だ。

当初TSMCは現在建設中の熊本第2工場で6~12ナノ半導体を生産する計画だったが、3ナノ半導体に計画を変更した。3ナノ半導体は人工知能(AI)データセンター、自動運転、ロボットなど次世代産業に活用される核心技術に挙げられるが、まだ日本国内では生産されていない。

半導体は微細化するほどデータ処理能力と電力効率が改善されるが、高度な技術が要求されるため大規模な投資が必要となる。これを受け、投資規模も6~12ナノ半導体生産計画当時に策定した122億ドル(約1兆8000億円)から170億ドルに大幅に増える見込みだ。これに先立ちTSMCの熊本第2工場に最大7320億円の補助金を決定していた日本政府も、今回の計画を日本半導体生産力を強化する機会とみて追加支援を検討する計画という。 (中略)

台湾は世界先端半導体の大部分を生産しているが、両岸関係が悪化して中国の軍事的脅威に露出しているだけに生産拠点を安全な他国に分散している。特に地理的に近く国家間関係も良好で関連産業インフラが整っている日本が最適な代案に挙げられる。 (中略)

すでにTSMCは2022年に熊本に約21万平方メートル規模の第1工場を建設して12~28ナノの半導体を生産中であり、現在は第1工場の1.5倍に相当する32万1000平方メートル規模の工場を建設中だ。第2工場は2027年から6~12ナノ半導体を生産する計画だった。
(引用ここまで)




 TSMC(JASM)の日本における第2工場が以前の予定とは異なり、3ナノの最先端半導体を生産するものになるのではないかとの報道は以前からされていました。
 元々は6ナノになるとされていたのですけどね。



 第2工場決定のニュースは熊本にはだいぶ追い風になるんじゃないでしょうか。
 まあ、ほぼ熊本はすべての選挙区ですでに自民党からの候補が圧倒済なんでそこまでの意味はないかも知れませんが。

 3ナノは超最先端ではないですが、相当に最先端のもの。
 これまでTSMCの超最先端はほぼアップル専用みたいな形になっていて、他社への枠が全然ないなんてことも多々あったのですが。
 そのフォローのための最先端の需要もまだまだあるとみているってことですかね。

 で、韓国メディアも大量にこのニュースを報じています。



 以前から韓国メディアは「なぜどこもかしこも日本に投資するんだ!」って言ってましたが。



 逆になんで韓国に投資するなんて思えるのやら……。
 日本は素材・製造装置の面ではまだメジャープレイヤーです。
 韓国はメモリ製造があるから、製造装置や素材についての投資はあるていどされるでしょうけども。
 それ以外だと韓国に投資する理由がないんだよなぁ。

 ラピダスも思っていた以上に順調にロードマップをこなしています。
 滞っているとされていた民間側の投資もあるていどの額が見込めるようになっているとのこと。

ラピダスへの民間出資、想定上回る1600億円超に 米IBMも検討(日経新聞)

 正直、あんなにちゃんと成果物が出せるとは思っていなかったので、ちょっと期待できるフェーズに入ってきていますね。
 中国勢も韓国の技術を取りこんで無視できない勢力になりつつあるので、しばらくは戦国時代が続く感じだなぁ。
 なお、インテル(略)



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韓国に建設予定の70兆円を超える半導体メガクラスター、環境大臣が「場所を移して再生可能エネルギーで地産地消すべきだ」とか言い出してしまう……ええっと、太陽光発電で半導体工場を安定操業させる……か。未知のテクノロジーとか発見した?

【社説】半導体戦争の足引っ張る韓国気候エネルギー環境部長官の発想(中央日報)
韓国気候エネルギー環境部の金星煥(キム・ソンファン)長官が26日にメディアとのインタビューで「いまからでも竜仁(ヨンイン)半導体クラスターを電力が多い地域に移さなければならないのではないかとの悩みがある」と明らかにした。サムスン電子とSKハイニックスが竜仁に入居する場合に必要な電力は原発15基分、約1500万キロワットに達する点を上げ、「企業がエネルギーが生産される場所に行き、避けられない場合だけ送電網を利用する構造に制度を変えなければならない」と述べた。いわゆる「エネルギー地産地消」構想だ。しかしこれは半導体産業の現実と国家戦略のタイムテーブルを十分に考慮した発想なのかは疑問だ。

竜仁半導体クラスターは2019年4月に文在寅(ムン・ジェイン)政権が「システム半導体ビジョン2030」を発表しながら初めて輪郭を表わした。その後尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権時代の2023年3月に国家産業団地に確定した。政権をまたがって推進されてきた国家核心戦略事業だ。汝矣島(ヨイド)に相当する777万平方メートル規模で、電力と用水確保に向けた発電所と送電網、導水管路まで国家計画に反映されており、補償と行政手続きもすでに進行中だ。こうした状況で「いまからでも移すことができる」という主張は少なくとも10年を見据えて推進される半導体産業の時間感覚とは正面から衝突する。

竜仁の代替として議論される全羅北道(チョンラブクド)のセマングムが果たして半導体産業を後押しする基盤を備えているのかも確かめなければならない。セマングムに電力を100%再生可能エネルギーで充当するよう設計されたRE100産業団地を造成し、半導体生産施設の一部を移転しようという主張が与党からも出ているが、再生可能エネルギーは半導体工場が要求する「常に安定した電力」ではない。太陽光と風力は間欠性を避けることができず、結局原発とLNG発電、大規模送電網に依存するほかない。場所を移すからと問題が消えるのではなく、同じインフラを改めて構築し時間と費用が増えるだけだ。
(引用ここまで)




 おっと、面白いことやろうとしてますね。
 韓国では半導体メガクラスター構想ってものがありまして。
 民間主導(要するに普通の企業による投資)で700兆ウォンとも1000兆ウォンともいわれる半導体製造施設と、研究施設を京畿道の龍仁市を中心に建設するとの話。

 去年あたりに本格的に始動して、用地買収が行われている段階です。
 まあ、700兆ウォンっていったところで、「2047年までの累計投資額」なので韓国の半導体関連企業が通常の投資しててもそのくらいの額にはなるんですけどね。
 それをひとつの地域に集中させるってのがわりと注目されている部分です。



 で、その半導体メガクラスター構想を「発電所のあるところで最初からやり直そう」ってイ・ジェミョン政権の大臣が言い出したってのが冒頭記事。
 いや……まあ、いいけどね。
 この半導体メガクラスター構想には政府の支援もちょぼちょぼ入る予定です。主として税制優遇だけども。

 で、どこに移すかっていうと「セマングムがいい」って言い出しているとのこと。
 ……(笑)。
 湿地にメガソーラー設置して、鳥の糞でどうにもならなくなったあそこじゃないですか。



 これがそのソーラーパネルのなれの果てなのですが。



 ここの近隣に半導体工場移して、再生可能エネルギーでメモリ作れですって。
 いや、なんも知らない輩は気楽でいいですね。
 半導体工場に太陽光発電導入しろ……か。

 そんな安定しない電源でなにをさせるつもりなのやら。
 あとやっぱり夜間はバッテリーで電源供給ですか? 原発10基分以上ともされる電力をバッテリーでまかなう風景とか、ちょっと見てみたいですけどね。

 韓国では普通にあることなんでしょう。なんか日本では知らないひみつのテクノロジーとかあるんでしょうね。
 これごり押しして韓国の競争力を下げたりしたら面白いのですが。
 まあ、さすがに取り下げるかなぁ……。



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 また、楽韓noteマガジンを発刊しました。月に6〜800円くらいになる有料記事が全部読めて月額500円。だいぶお得になってます。



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韓国メディア「日本が本格的にフォトレジストの対中輸出停止をするなら韓国企業にもチャンスが!」……ええっと、なんで韓国企業がそれを採用しないかって考えたことある?

日本がフォトレジスト輸出制限中国の先端半導体に打撃(朝鮮BIZ)
中国と日本の外交紛争が極限に向かうなか、日本が非公式に半導体製造に必要な核心素材の輸出を制限したと伝わっている。中国が自国民に日本訪問の自制を勧告するなど報復措置を断行すると、日本もこれに対抗して中国の半導体産業に打撃を与える意図とみられる。日本のこうした動きに対し、韓国の半導体素材業界は代替供給の可能性に神経をとがらせているとされる。 日本は半導体素材であるフォトレジストの市場シェアの70%以上を占めている。 (中略)

5日、業界によれば、日本がフォトレジスト輸出を制限したとの情報が伝わるなか、中国の半導体企業がサプライチェーン多角化の方策を検討中とされる。台湾の工商時報は「日本が中国へのフォトレジスト供給を中断したとの知らせが業界に伝わっている」とし、「フォトレジストのような原材料を確保できなければ、SMICや華虹半導体といった中国大手の半導体先端工程の生産ラインは生産量を減らすか、1カ月以内に完全に稼働を停止する可能性もある」と報じた。 (中略)

ドンジンセミケムやSoulbrain Co.など韓国の半導体素材企業は状況を注視しているとされる。両社は2019年の日本の輸出規制対象だったフッ化水素やフォトレジストなどの国産化を成し遂げた企業だ。半導体素材業界の関係者は「日本の措置が現実化し、韓国企業の供給可能性を中国でも検討中と聞く」とし、「適切な代案がないためだが、恩恵の度合いはさらに見極める必要がある」と述べた。
(引用ここまで)




 11月末くらいから台湾メディア発で「日本が中国へフォトレジストの輸出規制をしている」って話が何度か出ています。
 で、それを受けて韓国メディアが拡散している、って状況。
 ちょっと前に楽韓Webでもピックアップしてますね。



 ただまあ、だいぶ眉唾な話。
 木原官房長官も「貿易管理の状況について申し上げれば、報道にあるようなフォトレジストに関する変更は行っていない、と聞いています」とのこと。



 3分50秒過ぎくらいから。
 若干、「完全にない」って言いたくない雰囲気を感じますかね。



 で、そこにさらに「中断したとの話は伝わっている」となっていて、かつ中国がそれに対応しようとしているとのニュース。
 ちなみに朝鮮BIZは朝鮮日報のビジネス紙。
 10月だったかにChatGPTでの自動翻訳で日本語版を出しています(リンク先は日本語版)。

 こう言ってはなんなんですが、台湾メディアってけっこう韓国メディアと同じくらいにトバすんですよね。
 正直な話。
 それもあって、「どうだかなー」と思っているのですが。

 現状、高性能半導体製造に用いられるフォトレジストはほぼ100%が日本製です。全体を見ても90%以上。
 純度が違うんで、ね。
 なので、実際に中国にとって日本製の製造機器や材料はチョークポイントではあるのです。
 レアアース規制に踏みこまないのはこのあたりだろうなぁ。
 他にも露光機も輸出禁止にされたら困るわな。

 記事最後にあるようにフォトレジストについては韓国勢も製造してたりするのですが、実は原材料を日本から輸入していたりもします。
 純度については……うん。ムン・ジェインが雄々しく発表しなかったことでお察しください。

 あとどの記事を見ても「日本企業は世界のフォトレジスト市場で70%以上のシェアを持っている」ってしているんですが。
 まあ、70%以上は90%以上を内包しているといえなくもないか(笑)。



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