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カテゴリ:LK-99の記事一覧

韓国の「自称常温超伝導物質」、特許申請するも「超伝導物質じゃないんでしょ?」と拒絶されてしまう

カテゴリ:LK-99 コメント:(31)
隠して、別れて「どこかで見たような」……「LK-99」に酷似した米スター科学者の没落(朝鮮BIZ・朝鮮語)
国際学術誌「サイエンス」は毎年末、「今年の革新」と「今年の失敗」を選定する。 1年間に発表された科学研究成果のうち、革新をもたらした成功的な研究と失敗に終わった研究や科学を選定することだ。 大半が米国や欧州、日本のような科学先進国の成果や研究が選定されるが、昨年は韓国も記事に名を連ねた。 残念ながら成功とは程遠い「今年の失敗」項目だった。

サイエンスが選定した「2023年今年の失敗」には常温超伝導体に対する研究が名前を上げた。 昨年、韓国科学界を強打したクォンタムエネルギー研究所の「LK-99′」がその一つだ。 しかし、LK-99よりサイエンスがより多くの紙面を割いて紹介した常温超伝導体がある。 まさに米国ロチェスター大学のランガ·ディアス教授が作ったと主張した常温超伝導体「CSH」だ。 サイエンスは「年初に革命的だと歓迎されたディアス教授の研究成果が論文撤回で虚しく一年を終えた」と説明した。 (中略)

米国科学界がディアス教授の超伝導体論文で騒々しい間、韓国では国内研究陣が開発したと主張した常温超伝導体「LK-99」で一騒ぎが起きた。 クォンタムエネルギー研究所とクォン·ヨンワン高麗大教授、ウィリアム&メリー大のキム·ヒョンタク教授らは昨年7月、常温超伝導体である「LK-99」を開発したとし、論文事前公開サイトに研究結果を発表した。

しかし、8ヵ月が過ぎた今も、LK99の実体どころか、これを立証する研究データや研究論文すら公開されていない状態だ。 ディアス教授が論文データを学生たちに隠したように、クォンタムエネルギー研究所やクォン·ヨンワン教授、キム·ヒョンタク教授のいずれもデータを公開していない。 キム·ヒョンタク教授は4日(現地時間)、米ミネソタ州で開かれた米国物理学会3月ミーティングで口頭発表を通じて「LK-99″に硫黄を追加した「PCPOSOS」という新しい超伝導体物質を公開したが、やはり実物は公開せず、同僚検証を経ていないデータだけを発表した。 (中略)

ディアス教授とLK-99研究陣は様々な面で似ているが、今置かれている状況は全く違う。 ディアス教授は窮地に追い込まれている。 ロチェスター大学は4回にわたってディアス教授の研究不正行為に対する調査を進め、最後の4次調査の結果、問題が発見され、今はディアス教授の講義と研究を阻んでいると伝えられている。 ディアス教授が2026年までに受け取ることにした33万ドルに達する米国国立科学財団(NSF)の研究費支援も中断される可能性が高い。

「LK-99」研究陣は超伝導体の実物とデータ公開を先送りしながら多様な活動を続けている。 権寧完(クォン·ヨンワン)教授は、複数の上場会社に投資家や役員として名を連ねており、その間、同社の株価は乱高下した。 クォンタムエネルギー研究所は、延世(ヨンセ)大学とともに超伝導体の開発計画を発表した。
(引用ここまで)


 LK-99についてのニュース、というかUSO(Unidentified superconductive Object)について韓国メディアの語っているニュース。
 去年の夏、LK-99はネットを中心に話題となりました。
 「材料が簡単に集められる」「製造が容易」「レシピが公開されている」ことから、大きな施設を持たない私人でも再現実験ができたことが大きな要因として挙げられるでしょう。
 実際に発表直後のコミケでも「LK-99配布します」なんてことがありましたね。

 その一方で科学界で話題になっていた「常温超伝導物質」がもうひとつありまして。
 C-S-H系と呼ばれる高圧超伝導。著者はランガ・ディアス助教授。2020年10月にNature誌に論文が掲載されてタイム誌の「次世代を担う100人」に選出されるなどしたものの「データが揃っていない」等の不備から編集者権限で2022年9月に論文を撤回させられました。

 んで、去年3月には新たに「水素・窒素・ルテチウム化合物は室温超伝導となる」とする論文を出したのです。
 LK-99と一緒になって扱われたので覚えている読者もいるかもしれませんね。


 で、こちらも11月には論文撤回に追いこまれました。
 その経緯をnature誌が記事にしています。

Superconductivity scandal: the inside story of deception in a rising star’s physics lab(nature・英語)

 論文がnature誌に掲載されたことを除けば、LK-99とほとんど同じ経緯を辿っていますね。
 こうして追試、再現試験が行われて論文で語られている事象が再現できるか否かが最大の関門となるのです。

 LK-99、PCPOSOSについていうならnature、Science誌に論文を投稿したものの、掲載を拒否されたとのことでしたから、査読を通り抜けることすらできなかったのでしょうね。
 あ、それと韓国国内でLK-99の特許を申請したそうですが。

LK-99研究陣、特許不発? 新しい超伝導体も実物なしで映像だけ(韓国日報・朝鮮語)

 「超伝導体かどうか定かではない」として突っ返されたそうです(笑)。
 ま、そりゃそうですね。

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韓国の「超伝導関連企業」、株価が1000%上昇していた……ただし、「自称常温超伝導物質」のPCPOSOSに失望売りも

カテゴリ:LK-99 コメント:(54)
「期待が大きければ失望も大きい」…ひどい目にあう超伝導体株(韓国経済TV・朝鮮語)
<アンカー>
超伝導体の株価が連日ジェットコースターに乗っています。
昨日(5日)は、これまで上昇の勢いに乗っていた超伝導体のテーマ株が軒並み急落しました。
キム記者、アメリカで開かれた超伝導体関連の発表会で、なぜ失望的な反応が出たのですか?

<記者> 国内研究陣が新しい常温·常圧超伝導体を開発したと主張したが、既存物質と大きな差がなかったためです。
特に実物は見せず、該当物質を撮った動画だけを公開したのですが。 業界だけでなく投資家に失望感を与えた背景になりました。 (中略)

現場参加者たちは該当物質が超伝導体という明確な証拠がなく、すべての内容が推測に過ぎないと酷評を出しました。 実物を公開しないため信頼性も落ち、公信力のある機関の検証を経ていないという批判も多かったのですが。 (中略)

これまで超伝導体関連株が急浮上したのは、国内研究陣が超伝導体だと主張する物質「PCPOSOS」に対する期待感のためだったのですが。

新星デルタテックは年初から研究発表前日(4日)まで株価が200%上がったことが明らかになりました。 今年コスダック市場でエンケムとエコアンドドリームに次いで騰落率3位を記録しました。 昨年7月初めに範囲を広げてみると、新星デルタテックの株価は1000%以上上昇したことが把握されます。

コスダック時価総額の順位も昨年は50位圏外でしたが、株価が大幅に上昇し、5位(約5兆790億ウォン)まで上がったが、1日で8位から10位(約2兆8900億ウォン)に下がった状況です。

この他にも超伝導体関連株に挙げられる銘柄が一斉に下落傾向を見せました。 昨日、西南(-18.04%)とアセンディオ(-18.57%)、CCS(-12.10%)などが12~18%台下落しました。 超伝導体研究発表に対する失望感が高まり、差益実現の売り物が大挙あふれたものと分析されます。 (中略)

新星デルタテックのイム·グァンホン副社長は4日、6000株を売りました。 先立って先月23日にも8000株を売り渡した経緯があります。
西南のイ·ホヨプ副社長も先月29日、会社の株式10万1000株を場内で売り渡した。
役員たちが自社の株式を大量に売り渡したというニュースが伝わり、投資心理がさらに萎縮したものと分析されます。
(引用ここまで)


 「真のLK-99、硫黄を添加したPCPOSOSは常温常圧下において超伝導性質を示した」

 4日のアメリカ物理学会で韓国人研究者はそのように発表したのですが。
 そして一部の韓国人は「先生、ありがとうございます」「これで全世界が韓国を崇拝するだろう」みたいは物言いをしていたのですが。

 現実を相手にしている投資家からは嫌気されて、新星デルタテックは一気に14%の下落。
 そりゃまあ、そうですよね。
 昨日も書いたように、LK-99の発表となにが違うんだってレベルのもの。
 新しい材料は1600倍に拡大してようやく「完全浮揚……してる?」ってくらいの画像くらい。


 それでピンニング(磁石上で逆さにしても固定されるマイスナー効果のひとつ)が実現したって言い出しているんですよ。
 そりゃまあ失望売りにもつながりますわ。

 韓国メディアの多くも「セルフ検証だけで新材料ゼロ。自称電気抵抗ゼロ」って形で報道しています。

LK-99研究陣、またセルフ検証…「PCPOSOS」部分浮揚·電気抵抗ゼロも確認不可(朝鮮BIZ・朝鮮語)

 でもまあ、それ以前に1000%上昇したってことなので株価対策としては成功裏に終わったといっていいんじゃないでしょうかね。
 新星デルタテックの1年間の株価の動き、こうですからね。

スクリーンショット 2024-03-06 13.08.31.png
(画像引用元・Bloombergから画面キャプチャ)

 LK-99だけじゃなく、PCPOSOSでも(株価を)盛り上げることができた。
 最初からこれを狙っていたとしたら大成功といえると思います。

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韓国人研究者が「これが本当の常温常圧超伝導物質だ!」とアメリカ物理学会でLK-99後継のPCPOSOSを発表……前のとなにが違うんですかね、これ

カテゴリ:LK-99 コメント:(42)
LK-99の後継の「PCPOSOS」が米学会で発表「常温超伝導体」主張(聯合ニュース・朝鮮語)
常温·常圧超伝導体「LK99」を作ったと主張した国内研究者たちが他の常温·常圧超伝導体を新しく開発したとし、関連研究結果を海外学会で公開した。

彼らは映像を通じてこの新しい物質が超伝導体の特性である磁石の上の空中浮揚を見せたとし、他の研究室を通じて「ゼロ(0)抵抗」を測定する再現実験もしたと明らかにしたが、科学界では依然として公信力のある検証を経ず、彼らの主張をまともに評価しにくいという見解だ。

5日、X(旧ツイッター)などソーシャルメディア(SNS)によると、LK99研究に名を連ねた米ウィリアム·アンド·メリー大学のキム·ヒョンタク研究教授は現地時間4日午前8時12分、米ミネアポリスで開かれた米国物理学会(APS)3月学会超伝導体セッションで常温·常圧超伝導体だと主張する物質「PCPOSOS」研究結果を発表した。

発表は先立って、緑で公開した通り、PCPOSOSという物質がゼロ抵抗、マイスナー効果(超伝導体が外部磁場に反発する現象)、磁石の上での部分負傷など超伝導体の特性を示したという主張が盛り込まれた。

特定の状況では、サンプルが磁石の上で完全に浮く空中浮揚を見せたりもしたとし、1600倍拡大した写真を見せたりもした。

彼は空中浮揚映像撮影とゼロ抵抗実験などが「SCTL」という他の研究室で進行されたと発表し、他のところでも再現結果が出てきたということを強調した。

ただ、ゼロ抵抗データは先立ってLK-99と同様に雑音信号が大きく明確に把握することが難しく、検証機関として紹介したSCTLがどんなところなのかについても特別な説明がなかった。 (中略)

同日の発表現場では、人波が殺到し、傍聴を希望した一部は発表会場の内部に入ることができないほどだったという。

研究者たちはソーシャルメディアに発表資料をリアルタイムで掲載するなど大きな関心を示したが、昨年のLK99発表に比べて大きく進展した内容は出てこなかったという評価が多かった。

特にLK-99開発陣が学会発表を選びながら常温常圧超伝導体サンプルを現場で公開するのではないかという期待も大きかったが、映像公開だけを選び失望したという声もあった。 (中略)

国内の専門家たちは、今回の学会発表が学術的に発表内容を認められるという意味ではないとし、拡大解釈を警戒した。

韓国超伝導低温学会長の崔敬達(チェ·ギョンダル)韓国工学大学教授は、連合ニュースとの電話インタビューで、「学術大会の発表は、一定の要件さえ満たせば誰でもできるもので、学会でその内容を認めた。承認手続きを踏んだという意味ではない」と述べた。

チェ教授は「常温常圧超伝導体を実際に開発したとすれば、標準研究院のような第3の機関で該当物体の物性だけを測定すれば簡単に検証されるだろうし、論文を発表する時もそのような機関の測定値を一緒に提示すればさらに信頼性が高まるだろう」とし「著者たちがまだそのようにしていないので、まだ主張に過ぎないと見る」と話した。
(引用ここまで)


 LK-99に硫黄を添加することで「今回こそ常温常圧の超伝導物質だ」とされているPCPOSOS。
 アメリカ物理学会で発表の機会があり、いくつかの画像、動画が公開されました。
 「学会で発表された=学界で認められた」ではないことに注意が必要です(Xのコミュニティノート風)。


pcpososlevitation.jpeg

 うん、微妙。
 これ、なにがLK-99と違うのって話ですね。
 ぴょこぴょこと端っこだけが持ち上がるパターンと、微妙に完全浮揚している画像。

 記事そのものも「彼らが常温常圧超伝導物質だと主張している」って扱いですし、記事に出てくる研究者も「これだけじゃねえ……」ってなってます。
 もちろん、発表している側は「これが常温常圧超伝導物質だ!」ってやっているんですが。
 まあ、その方向でがんばるならがんばれよ、くらいしか言い様はないかな。


 あ、それと「動画がYouTubeに上がっているかな?」ってPCPOSOSで検索してみたら「ついに彼らが登場しました。大韓の歴史を一気に変える『この発表』、もうすぐ世界が大韓民国を崇拝します」ってタイトルの動画があって、リアルにほうじ茶吹きました。
 この時期、鼻に入るのきついわ……。

 冒頭記事のコメントでも似たようなものが多数ありますね。
 「研究者ががんばって世界を揺るがす発明をしたのに否定的な話をしてどうするのだ」と。
 ファン・ウソクの際のような陶酔にも似た気持ち悪さの度合いはだいぶ少なくなってはいるのですけども。
 「人類の夢を韓国から!」みたいな願望があるのでしょうね。

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韓国の研究者が開発した「自称常温超伝導物質」であるPCPOSOS、明日アメリカ物理学会で発表される

カテゴリ:LK-99 コメント:(49)
議論の常温·常圧超伝導体研究結果、4日に米物理学会で公開(聯合ニュース・朝鮮語)
常温・常圧超伝導体「LK99」を作ったと主張する研究者たちが4日、海外学会で新しく開発したと主張する常温·常圧超伝導体関連研究結果を公開する。

3日、米物理学会(APS)によると、LK99研究に名を連ねた米ウィリアム・アンド・メリー大学のキム·ヒョンタク研究教授とクォンタム·エネルギー研究所の研究陣は、現地時間4日午前8時(韓国時間午後11時)、米ミネアポリスで開かれるAPS3月学会超伝導体セッションで常温・常圧超伝導体だと主張する物質「PCPOSOS」研究結果を発表する。

キム教授は連合ニュースに「この発表が一つの独立的な研究であるだけに新しい論文と見れば良い」として「発表は録画され学会側で6ヶ月間公開するので誰でも見ることができる」と明らかにした。

発表の抄録によると、研究者たちはPCPOSOSという物質がゼロ抵抗、マイスナー効果、磁石の上での部分浮上など超伝導体の特性を示したと主張した。

既存の超伝導体とは異なり、一部だけが浮く部分浮上現象に対して、彼らは磁石の磁場が不均一に現れたもので、これが2種超伝導体で現れる特性だと分析した。

2種超伝導体は上部臨界磁場と下部臨界磁場が存在し、これらの磁場境界で超伝導特性が現れる。

磁石を動かすと空中浮揚位置が回るが、これらはこれを超伝導体特性である「磁気線速固定(flux pinning)」と解釈した。

これと関連した空中浮揚映像2編と磁石映像2編も公開する予定だと彼らは抄録に明らかにした。

今回の発表は一時、抄録が撤回されたと伝えられ、取り消しになったのではないかという観測が出たりもした。

これに対してキム教授は「誰かが名前を詐称して抄録取り消しメールを送り、学会に知らせて正常化した」と説明した。
(引用ここまで・太字引用者)


 真・LK-99であり、常温常圧超伝導物質である(と主張している)PCPOSOSについて、アメリカ物理学会で研究発表が行われます。
 この記事で「くすっ」ってきてしまったのは「クオンタムエネルギーセンターが常温常圧超伝導物質であると主張している物質『PCPOSOS』の研究成果を発表する」って聯合ニュースが書いてしまっているところ。
 まあ、韓国国内の認識もこういうものなのでしょうね。

 以前紹介した動画でも「99%USO(Unidentified superconductive Object=偽超伝導物質)なのは間違いないけど、残り1%に期待している」って日本の研究者が述べていましたが(17分すぎ)。



 正直な話をすると「どこかで信じたい部分がある」のは実際なんですよね。
 誰がどう考えても嘘なんですが。
 コメントでは「特許を出しているのだからファン・ウソクとは違う」とかあるんですが、ファン・ウソクも特許は取ってたんだよね。あと「大韓民国が世界最一流国家として誕生することになりそうです、研究陣に賛辞を送ります」とかもあって苦笑。
 気分は分からないでもないよ。


 っていうかですね。
 「常温常圧超伝導物質である」としていた、LK-99についての言及がゼロ。
 まあ、国内外のありとあらゆる大学、研究機関から否定されている。
 上記の動画でも「うちでもやってみたけど全然だめだったっすわ」って述べていましたね。

 で、「いや、実はこの硫黄を加えたPCPOSOSこそが本物の超伝導物質です」とか言われても誰が信じるんだよって話です。
 「アメリカ物理学会で発表される」っていっても持ち時間は13分
 ポスター発表で横に立つってヤツじゃないので、それなりには「発表会」の体裁はあるようですが、実際にはアブストを出せば誰でも参加できるていどのもの。

 個人的には「がんばってほしい」とは思うのですが、どう考えてもねぇ……。

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韓国メディア「LK-99騒ぎで韓国学会は困惑している。アメリカ物理学会でも13分しか枠がもらえなかった。2001年の日本の超伝導物質は4時間の大々的な特別セッションだったのに」

カテゴリ:LK-99 コメント:(68)
学界も困惑……騒々しい「超伝導体テーマ株」(朝鮮日報・朝鮮語)
昨年上半期までは「常温超伝導体」という概念は一部の物理学者の関心事でした。 しかし、今では株式をする人なら誰でも一度は聞いたことがある話になりました。 昨年夏、国内研究陣が常温超伝導体「LK-99」を開発したと主張し、超伝導体のような話が入った関連株は急上昇と暴落を繰り返しました。 その後、静かだった常温超伝導体が再び話題を呼んでいます。 (中略)

常温超伝導体イシューが再び復活したのは、LK99を開発した米国ウィリアムアンドメリー大学のキム・ヒョンタク教授とクォンタムエネルギー研究所のイ·ソクベ代表などが来月4日、米国物理学会(APS)学術大会で新しい常温超伝導体「PCPOSOS」研究成果を発表するという便りのためです。 研究所側は、PCPOSOSがLK-99に硫黄(S)を加えた新しい物質だと明らかにしました。 先立ってLK-99論文が正式学術誌ではなくオンライン事前公開サイトを通じて出てくる過程で浮上した混乱に対して謝罪したりもしました。 今回は違うということです。

学界では荒唐無稽だという立場です。 昨年12月、国内専門家で構成した「韓国超伝導低温学会LK99検証委員会」は公式的にLK99が常温超伝導体という根拠がないと結論付けました。 ある物理学界関係者は「学会は誰もが申請すれば研究成果を発表できる席」として「APSホームページを見ればクォンタムエネルギー研究所発表時間が13分と出ているが、誰もが抄録さえ出せば発表が可能な一般セッションということを意味する」と話しました。 実際、APSは2001年にもう一つの超伝導体を発見したという日本の研究チームを招待し、4時間の特別セッションを開いたことがあります。
(引用ここまで)


 真・LK-99ことPCPOSOSの学会での発表まであと10日あまり。
 韓国からは「アメリカ物理学会で発表するのだから、今度こそは本当に違いない」みたいな期待が出ているのですが。
 根本的にどんなものであっても学会で発表はできるんですよ。大きな学会だとステージはひとつだけじゃないし。
 音楽の大型フェスみたいなもので、メイン会場から場末の会場までいろいろあるのですね。

 記事中に「2001年には日本の他の超伝導物質について4時間のセッションが行われた」とありますが、これはおそらくMgB2のことかな。
 これは学会に招待されたもので、ちょっと検索してみたらシンポジウムが午前1時まで続いたとかありました。
 約40Kで超伝導になるっていうMgB2は学会にかなりの衝撃を与えたのですね。


 それに比べてPCPOSOSは13分。
 まあ、これが実際の立場でしょう。
 というか「アメリカ物理学会で発表した」とかいう権威付けに利用しようとしているわけですよ。

 論文も同様なのですが、「学会誌で発表された」ってものを利用する詐欺師が山ほどいるのです。
 今回も間違いなくそれ。
 あと「アメリカの科学誌がLK-99を肯定的に評価した」って話でまた株価が乱高下したそうなのですが。

新星デルタテック株価市場の12%台急上昇、米国科学専門誌LK-99肯定評価(ビジネスポスト・朝鮮語)
ポピュラーメカニクスはこの日に出した記事で「多くの論争があった物質であるにもかかわらず、科学者たちは常温超伝導体候補物質としてLK-99に対する研究を続けている」と述べた。

続いて「LK-99は超伝導体分野に対する人類の理解を広げてくれている」とし「成功すればそのまま良いものであり、失敗しても超伝導体研究でLK-99式以外の方向に研究を進めればよいという教訓を得ることができる。だから」と話した。
(引用ここまで)

 「超伝導というものを一般に広めてくれたことはいいことだ」「成功も失敗もどちらも糧になる」って書かれているレベルなんですが……。
 これを「肯定的評価」って受け止められるのがすごいわ。
 もはやなんにでも噛みつく状況になってますね。

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韓国人「今度の真・LK-99であるPCPOSOSこそ本当に常温超伝導物質だ。その証拠に磁石の上で部分的に空中浮遊した!」……またそれか

カテゴリ:LK-99 コメント:(56)
LK-99に続く「次世代」常温超伝導体が出るか…PCPOSOSの正体は(マネートゥデイ・朝鮮語)
2023年7月「常温常圧超伝導物質」LK99を開発したと主張し、全世界を騒がせたキム·ヒョンタク米国ウィリアム&メアリー大学物理学科教授とクォンタムエネルギー研究所研究チームが他の超伝導体主張物質「PCPOSOS」を持って来月演壇に立つ。

米国物理学会(APS)が公開した日程によると、ウィリアム&メリー大学物理学科のキム·ヒョンタク教授、クォンタムエネルギー研究所のイ·ソクベ代表などは3月4日(現地時間)、米国ミネソタ州ミネアポリスで開かれる米国物理学会年次会議で超伝導体主張物質「PCPOSOS」の実験結果を公開する。

キム教授研究チームがAPSに事前公開した発表要約本には「常温·常圧で超伝導特徴を示す物質『PCPOSOS』を合成した」と明示した。 研究チームによると、PCPOSOSは既存のLK-99に硫黄を追加した物質だ。 PCPOSOSを磁石の上に置くと、ゼロ抵抗とマイスナー効果(完全反磁性)など超伝導物質の特性が現れたと説明した。 また、物質が磁石の上で部分的に空中浮揚したという結果を出した。
(引用ここまで・太字引用者)


 LK-99騒動はまだ収まっていない、ということでクオンタムエネルギーセンターがいうところの真・LK-99であるPCPOSOSについてのお話。
 ちょっと詳細が出てきたのでピックアップしておきましょう。

 記事の太字部分。
 物体が部分的に空中浮遊した、というもの。
 ……それただのLK-99なのでは。
 発表当時のLK-99の画像がこちら。

スクリーンショット 2023-12-07 12.01.28.png

 見ての通り、微妙に浮いています。その画像のわかりやすさから、ネットで話題になったわけですが。
 本物の超伝導物質であれば、そうはならんから。  


 超伝導について分かりやすい動画があったのでピックアップしましょう。
 日本の物質・材料研究機構 ── NIMSにGizmodoのリチャードが訪問したものです。



 途中に「マイスナー効果で磁石がピン留めされる」シーンがあり、逆さにしてもピン留めされたままなのがわかります。
 これがまっとうな超伝導物質であり、「その上で磁石が浮く(ピン留めされる)」のであり、磁石の上で物質の一部がぴこぴこするなんてていどのものは超伝導物質ではありえないんだよなぁ。

 おまけに今度は「硫黄を加えた」ってしていますが、LK-99が超伝導物質っぽい動きを見せたのはまさに「硫黄を含んだ不純物(CuS2)が一定の温度で電気抵抗が下がる」からだったというオチでした。
 なんというか、実物を見る前からオチが分かっているのですが。
 まあ、株価対策にはそうせざるを得ないのでしょう。

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韓国の「自称・常温超伝導物質LK-99」関連株が強気の上げ、ついにコスダックの時価総額10位を見据える位置に

カテゴリ:LK-99 コメント:(57)
タグ: LK-99 PCPOSOS
「LK-99」は超伝導体なのだろうか? CCS、新星デルタテックなど関連株が連日強気(租税日報・朝鮮語)
昨年、科学界を熱くした常温常圧超伝導体候補物質(LK99)と関連した論難が続いている中で「超伝導体関連株」が連日強勢だ。

LK-99論文の著者の一人であるキム・ヒョンタク教授は、クォンタムエネルギー研究所の研究陣とともに今年3月4日、米ミネソタで開かれる米国物理拡大(APS)学術大会で、PCPOSOSの超伝導性を実験した結果を発表する計画だと伝えられ、「超伝導体関連株」は連日揺れている。

5日午後2時19分現在、CCSは2日に続き、5日の取引で上限値を達成した。 シンソンデルタテック(13.56%)、パワーロジックス(5.45%)なども上昇している。

シンソンデルタテックは、いつの間にかコスダック時価総額10位を狙っている。 1年間で株価が10倍以上跳ね上がり、コスダック時価総額上位株が大挙離脱したためだ。
(引用ここまで)


 先日も書いたように、いまひとつ不調である韓国株式市場を横目に、あのLK-99関連株が躍進しています。
 その大きな理由となるのが、過日の「LK-99は常温常圧超伝導物質ではないかもしれないが、新たに硫黄を使った真のLK-99であるPCPOSOSは常温常圧超伝導物質である」との会見。

韓国人「LK-99は超伝導物質ではなかった。しかし、今度のPCPOSOSは超伝導体だ! 3月にあるアメリカの学会で発表するぞ」(楽韓Web過去エントリ)

 以降、「超伝導関連株」とされている新星デルタテックの株価は上げに転じて、いまではコスダックの時価総額株価で10位を狙う位置にきているとのこと。

 ……まあ、その……なんだ。
 がんばれ。
 どこでも連想買いってよくあることなんですよ。
 コロナ禍で外出が少なくなった巣ごもり需要でネット系の株が買われたように。
 でも、このLK-99関連については、なんの根拠もないんだよなぁ。


 そもそもこの騒動自体がインサイダー取引に利用されている……というよりは、利用が目的だったのではないかって疑惑があります。
 以前にLK-99を製造したとされているクオンタムエネルギーセンターの名称について商標登録が進んでいるとの話をしましたが。
 そもそもLK-99自体が商標登録されていますしね。プレプリントの論文、LK-99に全部®(○にR。登録商標のResisteredを意味する)がついていますし。

 別に「商業目的で研究するな」なんて1ミリも思いません。
 ただ、いろんなものが「用意周到すぎる」のですよね。
 んで、けっきょくLK-99については「反論を予定している」はずが一切のアナウンスなし。
 いきなり「新物質のPCPOSOSこそが本命です」って言い出して、それも「詳細は特許に触れるのでサンプルもデータも公開できない」ですからね。
 まあ、このパターンは99.9999%の確率で詐欺です。3月の学会での発表とやらを楽しみにしておきましょう。

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韓国人研究者「LK-99は超伝導物質ではなかった。しかし、真・LK-99であるPCPOSOSこそは常温超伝導物質だ。ただし、特許の問題でサンプルもデータも出せない」

カテゴリ:LK-99 コメント:(62)
LK-99を作ったイ・ソクベ「開発した物質は超伝導体である…」「検証を受ける」(聯合ニュース・朝鮮語)
常温·常圧超伝導体「LK99」を作ったと主張する企業家クォンタムエネルギー研究所のイ·ソクベ代表が9日、会社が開発した物質に対して「超伝導体である」とし「合法的手続きにより国内外専門家の客観的検証手続きを進める」と話した。

イ代表はこの日、ソウル西大門区延世大学で開かれた量子産業融合先導団(QILI)ビジョン宣布式で「超伝導体に対する精密な理論を確立し商用化と基礎研究が必要な状況」とし、このように主張した。

イ代表が公式席上に姿を現したのは7月、LK99論難がふくらんで以来初めてだ。

イ代表はLK99の代わりにここに硫黄を追加した物質である「PCPOSOS」を開発し抵抗が超伝導体特性を示すことを確認したと主張した。

彼は「昨年8月18日、これを再現した物質を作って確認し、他にも多数抵抗が0の再現資料を確保した状態」と話した。

関連物質について一緒に研究中の米国ウィリアム·アンド·マリー大学のキム·ヒョンタク研究教授が今年3月、学会で発表する計画だとも紹介した。

同氏は、「故崔東植(チェ·ドンシク)高麗(コリョ)大学教授の液体状態方程式理論をもとに、この物質を作った」とし、「20年にわたる実験と調整を経て、物質を開発した」と説明した。

イ代表は昨年7月、論文が事前公開サイトを通じて出てくる過程で起きた混乱に対して「問題になった部分は謝罪申し上げる」とし、交差検証中に論文が上がることになったと明らかにした。

現在、学術誌の審査を受けており、LK99公開後に提起された関連質問を全て受け、審査が続いていると彼は主張した。 (中略)

同日の行事は事前申請した記者10人余りと一部参加者にだけ公開され、イ代表とQILI側は研究に支障をきたす恐れがあるとし、相当数の質問に答えなかった。

イ教授は学術的質問と商用化に関する質問だけを受けることをご了承くださいとし、「コカコーラも知的財産(IP)を公開せず、テスラもIPを出さない」と説明した。

イ代表は「量子コンピュータを保有した延世大学先端インフラが(物質開発に)役立つだろう」とし「整理ができれば商用化や材料発掘に対して産業界や多様な利害関係者に協業を要請するだろう」と話した。

イ代表は行事が終わった後、記者たちと会いサンプルや抵抗測定データを別途公開しない理由について「企業なので特許などの問題があり公開することは難しい」と話した。
(引用ここまで)


 さて、LK-99についてもっとも詳細に報じ続けているのが楽韓Webではないかと思われるのですが(笑)。
 韓国の国内外ほぼすべての学術機関が「LK-99は超伝導物質ではない」との結論にすでに至っています。

 しかし、arXivに上がったプレプリント論文における原著者のひとりであるクオンタムエネルギーセンターのイ・ソクベ代表、そして内紛で袂を分かった高麗大学のクォン ・ヨンワン教授それぞれが「真・LK-99はありまーす」とばかりに新たな物質を提示しています。

韓国人「LK-99は超伝導物質ではなかった。しかし、今度のPCPOSは超伝導体だ! 3月にあるアメリカの学会で発表するぞ」(楽韓Web過去エントリ)

 今回、会見したのは「LK-99に鉛を加えた」PCPOSOSなる物質を開発したクオンタムエネルギーセンターのイ・ソクベ代表側。
 ちなみに年末にはクォン教授も「LK-99は間違いなく超伝導物質だ」なんて話をしてましたね。


 さてさて、新しいLK-99である「PCPOSOS」が超伝導物質なのかどうか。
 だいぶ眉唾です。
 冒頭記事の太字部分ありますよね。

 「特許関連でデータを出すことは難しい」

 って部分。
 これ、典型的な超伝導物質詐欺の連中が使うパターンなのです。
 「重要なデータなので公開できない」っていう。
 もうこの時点で99.9999%ほど詐欺。
 コーラもテスラもIPを出していない、はよかったね(笑)。

 サンプルを出して「はい、こちらのように『電気抵抗ゼロ』『マイスナー効果』を達成しております」って見せたら一発なのにね。
 論文自体は後回しにするにしても。

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