2023年7月「常温常圧超伝導物質」LK99を開発したと主張し、全世界を騒がせたキム·ヒョンタク米国ウィリアム&メアリー大学物理学科教授とクォンタムエネルギー研究所研究チームが他の超伝導体主張物質「PCPOSOS」を持って来月演壇に立つ。
米国物理学会(APS)が公開した日程によると、ウィリアム&メリー大学物理学科のキム·ヒョンタク教授、クォンタムエネルギー研究所のイ·ソクベ代表などは3月4日(現地時間)、米国ミネソタ州ミネアポリスで開かれる米国物理学会年次会議で超伝導体主張物質「PCPOSOS」の実験結果を公開する。
キム教授研究チームがAPSに事前公開した発表要約本には「常温·常圧で超伝導特徴を示す物質『PCPOSOS』を合成した」と明示した。 研究チームによると、PCPOSOSは既存のLK-99に硫黄を追加した物質だ。 PCPOSOSを磁石の上に置くと、ゼロ抵抗とマイスナー効果(完全反磁性)など超伝導物質の特性が現れたと説明した。 また、物質が磁石の上で部分的に空中浮揚したという結果を出した。
(引用ここまで・太字引用者)
LK-99騒動はまだ収まっていない、ということでクオンタムエネルギーセンターがいうところの真・LK-99であるPCPOSOSについてのお話。
ちょっと詳細が出てきたのでピックアップしておきましょう。
記事の太字部分。
物体が部分的に空中浮遊した、というもの。
……それただのLK-99なのでは。
発表当時のLK-99の画像がこちら。
見ての通り、微妙に浮いています。その画像のわかりやすさから、ネットで話題になったわけですが。
本物の超伝導物質であれば、そうはならんから。
超伝導について分かりやすい動画があったのでピックアップしましょう。
日本の物質・材料研究機構 ── NIMSにGizmodoのリチャードが訪問したものです。
途中に「マイスナー効果で磁石がピン留めされる」シーンがあり、逆さにしてもピン留めされたままなのがわかります。
これがまっとうな超伝導物質であり、「その上で磁石が浮く(ピン留めされる)」のであり、磁石の上で物質の一部がぴこぴこするなんてていどのものは超伝導物質ではありえないんだよなぁ。
おまけに今度は「硫黄を加えた」ってしていますが、LK-99が超伝導物質っぽい動きを見せたのはまさに「硫黄を含んだ不純物(CuS2)が一定の温度で電気抵抗が下がる」からだったというオチでした。
なんというか、実物を見る前からオチが分かっているのですが。
まあ、株価対策にはそうせざるを得ないのでしょう。
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