オリンピック射撃金メダリスト出身のチン・ジョンオ国民の力議員は9日、国会で「体育界不正国民情報提供センター」中間発表記者会見を行い、大韓射撃連盟会長選任問題をはじめバドミントンとテコンドーなど種目で70件余りの体育界不正情報提供が受け付けられたと明らかにした。
特にチン議員は自身が長く携わった大韓射撃連盟に対して「新任会長選任過程で十分な検証がなされず、それによって選手褒賞金未払いなどの問題が発生した」と主張した。 陳最高委員が明らかにした射撃連盟の選手褒賞金の未払い規模は計3億7870万ウォンだ。
チン議員は「選手たちにまず支給されるべき成果金を職員に先に支給したという情報提供が入ってきた」として「特に内部職員に成果褒賞金数千万ウォンを手続き·承認なしに支給したという疑惑がある」と主張した。
(引用ここまで)
パリオリンピックで金メダルを獲得した女子バドミントンの選手が「バド協会はなにもしてくれない」と糾弾したなんてことがありました。
パリ五輪で健闘が目立つ韓国代表、しかしバド女王が「協会はろくにサポートもしてくれない!」と爆弾発言(楽韓Web過去エントリ)
それを受けて射撃の選手だった国会議員がスポーツ関連団体について調べたところ、70件以上の不正情報を把握したとのニュース。
中でも射撃連盟がメダルを獲得した選手への報奨金を3億7000万ウォン以上未払いの状態であることを把握したとのこと。
まあ、韓国ではよくあること。
協会、連盟においてメダル獲得した選手がウリではない場合、こうなる確率が高いでしょうね。
韓国のスポーツ競技団体には主流と非主流があり、どちらに属しているかであからさまに対応が異なります。
もちろん、時々それらの構造が裏返って非主流が主流になったりすることもありますが。
それであっても「過去を水に流して一本化」とかにはなりません。
なぜってそれが韓国のウリというものですから。
実際、ロンドンオリンピックの水泳で銀メダルを獲得したパク・テファンは報奨金をもらうことができずにテレビ通販番組に出るなどして糊口をしのいでいました。
ロンドンの銀メダリスト、パク・テファンがメダル報奨金をもらえずに通販番組に出演(楽韓Web過去エントリ)
まあ、そんなパク・テファンもドーピングでキャリアを終えてしまったのですけどね。
最近では水泳競技の解説とかやっているとのこと。
ま、それが白日の下にさらされるのはよいことではないでしょうか。
ネタにもなりますしね。
Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローはこちらから→Follow @rakukan_vortex