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カテゴリ:大統領選挙2025の記事一覧

韓国の左派教授、「政権交代したら復讐してやる!」とつい本音を漏らしてしまう……韓国の政権交代は易姓革命ですからね

李在明関連書籍を相次いで出版した国防大学校の現職教授、監察受けるや職員に暴言「政権変わったら復讐してやる」【独自】(朝鮮日報)
韓国国防部(省に相当)傘下の国防大学校の現職教授が同校の事前承認を得ずに、李在明(イ・ジェミョン)前・共に民主党代表の大統領選挙組織が主管した外部行事に出席したり、同氏を取り上げた本を相次いで出版したりしたため、内部監察を受けていることが14日に確認された。この過程で、監察・行政関係者などは、この教授から数回にわたり「(李在明氏が大統領に当選して)政権が変わったら復讐(ふくしゅう)してやる」「このままでは置かない。関係者を全員捕まえてやる」という趣旨の暴言を浴びた、と主張しているという。

 本紙の取材を総合すると、国防大監察室はこのほど、多数の補職教授(教育・研究以外の学内職務も担う教授)を務めてきたA教授に対する監察に着手したことが把握された。国防大が「出席を許可しない」との決定を下したのにもかかわらず、A教授は10日に国会で行われた外交・安保討論会に発題者として出席していたことが分かった。共に民主党議員らの主催による李在明氏の大統領選挙支援組織「民主M(ミリタリー=軍事)フォーラム」や共に民主党国防安保特別委員会などが主管した行事だった。A教授は学校側に「国会主催行事」と説明していた。しかし、A教授が関連資料を添付しなかったため、国防大は出席を許さなかった。A教授は先月も共に民主党政策討論会に出席した際、「立法調査処(省庁の一つ)の行事に出席する」と申告していた。特定職公務員である国防大教授は政党および政治団体に加入できず、学校の事前承認なしに外部活動に出席することはできない。A教授は先月6日にも承認なしに共に民主党国防安保特別委員会主管行事に出席した。

 また、A教授は学校の承認なしに李在明氏を支持する趣旨の本を出版したことについても、監察対象になっている。A教授は14日、他の教授ら8人と共に、李在明氏を取り上げた本を共同で出版した。A教授は2022年の大統領選挙時も国防大の承認なしに李在明氏をテーマにした本を2冊出していた。21年にA教授らと共に本を出した金潤泰(キム・ユンテ)元韓国国防研究院(KIDA)院長は、現職時に李在明氏の大統領選挙政策開発などに関与したとして今年1月に起訴されている。A教授は昨年12月3日の非常戒厳宣布後、メディアとのインタビューや時局宣言文などを通じ、尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領の弾劾などを主張していたことも分かった。

A教授の外部活動が活発になるや、国防大は先月27日、「(出席)承認がなされていなかった対外活動に数回出席し、服務規定に違反した」と告知した。ところが、「監察調査に出席してほしい」と告知した職員たちに対してA教授は暴言を浴びせたと学校側では把握しているという。本紙が入手した音声ファイルによると、A教授は通話中にある職員に「そっちの味方になったら不利だ」「無事ではいられないだろう」と言っている。また、この音声ファイルでは、外部活動に対する事実関係を把握しようとする監察将校に対して、A教授は「国会を通じて資料を受け取らせてやる」とも言っていた。これは、共に民主党議員室を通じて資料要請を過度に行い、圧力をかけるという意味だと受け止められている。A教授は本紙の電話取材に「(職員らと)公に話をしたことはない」と言ったが、その後、「正当な対外活動に対して(監察するという)職権乱用行為に出たことに腹が立ち、『法的告発する』という趣旨で話した」と答えた。
(引用ここまで)




 ユン大統領の罷免を受けて、韓国社会は順調に分断が進んでおります。

 この2年半、韓国の左派は国会を圧倒的な勢力で支配しながらも、決定的な活動ができずにいたのですね。
 大統領拒否権は国会で2/3の賛成がないと覆せない。
 何度、大統領夫人に対する特別検察官設置を可決しても大統領拒否権に阻まれる。
 不法ストを合法化しようとする黄色い封筒法も同様に拒否される

 ユン大統領の任期が終わる27年まで同じやりとりが続くのだろうと予想されており、かつイ・ジェミョンは司法リスクを抱えたままでいつ公民権を失ってもおかしくない状況だったのです。
 それがユン・ソンニョル大統領が暴発してしまって戒厳令を発令。
 もうイ・ジェミョンあたりは小躍りしてたでしょうね。
 「ヤツの政治生命を刈ってやった!」って。



 そして小躍りしていたのはイ・ジェミョンにかぎらなかったわけです。
 記事の防衛大学校教授のような「イ・ジェミョン支持派」にとっては我が世の春が唐突にやってきたってところ。
 ついつい、「政権交代したら復讐してやる」といった「本音」が出てしまってもやむを得ない。
 ただ、ユン・ソンニョル大統領は就任からの2年半もの間、延々と左派から針のむしろに座らせられてきたって部分もあるので、暴発したのも理解できないではないのですが。
 そのあたりの事情をnoteにて解説していますので、そちらもごらんください。



 ま、そんなこんなでユン大統領は罷免され、イ・ジェミョンは司法リスクから脱することに成功。
 あと50日ほどでおそらくはイ・ジェミョン大統領が爆誕。
 これまで保守派が占めていた公的機関における所長等のポジションはすべて首が切られて刷新することになります。
 ユン政権下で進められてきたプロジェクトもほぼすべて消滅するでしょう。
 迎日湾のガス田プロジェクトとかいの一番に潰されるかな。

 この記事の教授も監査してきた輩に復讐することになるのでしょう。
 それが韓国の政権交代、易姓革命の常ですからね。しかたない。



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 中味は長編記事。最新の記事は「イ・ジェミョンとトランプがぶつかり、米韓同盟が消滅する日 」となっています。


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イ・ジェミョン、こっそりと党内予備選のやりかたを変更。そうそう、こういうのがイ・ジェミョンってもんですよね

ライバルが息もできない共に民主党予備選、李在明前代表の推戴に他ならない(朝鮮日報)
 6月3日に投票が行われる大統領選挙に向け、共に民主党は候補者を選ぶ予備選挙を党員投票と世論調査を50%ずつ反映させる形で行うことを決めた。党費を支払う党員110万人に加え、共に民主党支持層と無党派の国民100万人の世論調査を選挙人団とする形で候補者を選ぶという。2002年の大統領選挙以来、共に民主党は一般の有権者も予備選挙で一票を投じる方式により候補者を選んでいたが、それを今回は世論調査に変更した。一般の有権者も投票に参加すべきと求める非明系(非李在明系)の要求を黙殺したのだ。党員投票と「逆選択防止」の世論調査だけで候補者を選出すれば、共に民主党を掌握している李在明(イ・ジェミョン)前代表が間違いなく有利になるだろう。

 ゲームのルールとなる予備選挙方式を決めるには候補者による事前の協議と同意が必要だ。ところが非明系の金斗官(キム・ドゥグァン)候補陣営は「(事前に)何の議論も協議もなかった」と明らかにしている。一方的な通告だったのだ。金東兗(キム・ドンヨン)京畿道知事の陣営は「盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領や文在寅(ムン・ジェイン)大統領を生み出した共に民主党の国民予備選挙原則を破壊した」と批判している。2002年の予備選挙で当時の盧武鉉候補は当初の支持率はわずか3%だったが、一般国民投票方式で旋風を起こし、大統領選挙の勝利にまで至った。今回の予備選挙ルールを決めた特別党規委員長は李在明前代表が任命した人物だ。選手が審判を選んだようなものだ。

 李在明前代表は現時点で圧倒的に支持率が高いが、それにもかかわらず今回の選択を行ったのは2021年の予備選挙の経験が影響している。当時李在明候補は予備選挙で過半数の得票を得て1位になると見込まれていたが、大庄洞不正疑惑が表面化し、李洛淵(イ・ナクヨン)候補に逆転されそうになった。決選投票までもつれかねなかった経験が作用し、今回は100%自らの勝利が保障される予備選挙方式を選択したのだ。 (中略)

党内でも李在明前代表に対するけん制や批判の声は完全に消え、「李在明代表は共に民主党の父」「(非明系が)動くのなら党員と共に殺してやる」など北朝鮮のような独裁国家で見られる忠誠競争、非民主的な言動が次々と表面化した。非明系が息もできない大統領選の予備選挙ルールも決まった。それならむしろ推戴すればよいはずで、本当に予備選挙が必要かとまで考えてしまう。
(引用ここまで)




 イ・ジェミョンは現在のところ共に民主党内の候補としては他を圧倒する状況となっています。
 イ・ジェミョンと有象無象らってところですかね。
 一時はムン・ジェインの後継者ともされていたキム・ギョンスなんかも名乗りを上げているのですが、ドルイドキング事件で有罪判決を受けて収監(のちに特赦)されてからこっち、まったく勢いはなし。

 それでも予備選に万全を期して、「一般国民からの投票を受け付ける」としていたこれまでの予備選の方式を廃止して、「党員投票と世論調査で決定する」との方式に変更。
 前回の予備選ではテジャンドン不動産開発疑惑が一気に拡がって、過半数の得票を割りそうになったのですよね。
 危うく決選投票に持ちこまれるところになるほどに薄氷の勝利だったので、このようにしたのでしょう。



 朝鮮日報もなかば呆れながら社説を書いていますが、まあそれくらいにイ・ジェミョンも今回の選挙に本気だってことでしょう。
 もはや国会は親ミョン派(イ・ジェミョン派)で満たされていて、非主流派であるとされていたのも過去の話。
 党代表ってことで公認権を使ってこの状況を作り上げている。
 この状況下で党内予備選で薄氷の勝利とかになることすらもはや許されないのですから、そりゃ予備選の方式くらい変えるでしょ。

 まあ、それが有権者からどう見られるかってのはまた別の話。
 一応、「公平な予備選をやった」って設定で貫き通すのでしょうけどね。
 むしろ頼もしさを感じますわ。
 イ・ジェミョンたる者、こうでなくっちゃいけない。
 こすからいやりかたをしてこそイ・ジェミョンですよ。韓国の大統領にふさわしい人物といえるのではないでしょうかね(投げやり)。



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イ・ジェミョン一強の韓国大統領選挙……最後の鍵は無党派層と「イ・ジェミョンだけはイヤだ」とする韓国人の気分?

「李在明一強」の韓国大統領選…勝敗のカギは「反・李在明勢力の連帯」と「無党派層」(KOREA WAVE)
与党「国民の力」側は、大統領選候補が最終的に一本化されれば、2022年の大統領選と同様に保守票の結集が進み、接戦に持ち込めるとの期待を抱いている。

注目されるのは、各種調査でおよそ30%前後に達する無党派層の動向だ。これらの票がどの候補に流れるかによって、「イ・ジェミョン大勢論」に揺らぎが生じる可能性がある。

特に今回の調査では「支持する候補はいない」「わからない」「無回答」とした回答が27%に上った。無党派層の割合は年初から24~36%の間を推移している。

イ・ジェミョン氏と2位以下の候補との支持率の差は20ポイント程度あるが、この無党派層の票が勝敗の決定打になるという見方もある。

また、いわゆる「イ・ジェミョン嫌悪感」も無視できない要素だ。NBSの大統領候補好感度調査では、イ・ジェミョン氏に対して「好感が持てない」と答えた割合が62%に達している。

こうした背景から、イ・ジェミョン氏の支持率は30%台前半で安定しているものの、意見を保留している層がそれと同等あるいはそれ以上に存在し、支持拡大には限界があるとの指摘も出ている。

「時代精神研究所」のオム・ギョンヨン所長は「ユン・ソンニョル氏罷免から時間が経つにつれて『イ・ジェミョンへの牽制論』が広がる可能性がある。今回の大統領選も1~2ポイント差の接戦になる公算が大きく、国民の力としても勝負できる選挙だ」と分析した。
(引用ここまで)




 イ・ジェミョンの支持率はおおよそ35%前後で推移していて、与党候補との1対1の対決でもだいたい現状では勝利しています。

イ・ジェミョン38% vs キム・ムンス13%···二者対決では与党候補すべてにリード(租税ニュース・朝鮮語)

イ・ジェミョン 対 キム・ムンス 48:31
イ・ジェミョン 対 ホン・ジュンピョ 47:31
イ・ジェミョン 対 ハン・ドンフン 47:24


 ダブルスコアまではいかないものの、まあ余裕で勝利しているように見えます。
 これはまだ現与党・国民の力からの候補が一本化されていないからって部分も大きいですね。
 一本化されたらそっちに乗ろうって思っている人も少なからずいるでしょうし。  



 んで、なんだかんだいっても「イ・ジェミョンに対する嫌悪感」が最大の問題かなぁ。
 現状でも前科4犯。
 noteで書いたように根本的なウソつき。



 普通の感覚であれば嫌いますわな。
 逆説的にいうとそれだけ政治的な手腕に長けているってことでもある。

 逮捕されそうになったことを恨んで、党代表として自分に忠誠を誓っているミョン派ばかりを公認するなんてところも韓国政界では普通のことですしね。
 まあ、それを無党派層がどう見るかが鍵ですかね。

 とはいえ、現状では90%かそれ以上の確率でイ・ジェミョンでしょう。
 よほどのことがなければ……なんですが。
 そのくらいの「よほどのこと」をやらかしそうではあります。



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韓国人「政権交代すべきだ」→約半数 「イ・ジェミョンが次の大統領だ」→32%……どうしてもイ・ジェミョンがいやだって層は多いんだよなぁ

政権交代48%、政権継続37%···イ・ジェミョン 32%、キム·ムンス 12%(聯合ニュース・朝鮮語)
次期大統領選挙で政権交代が行われるべきだという回答が48%、政権再創出が行われるべきだという回答が37%と集計された世論調査の結果が10日、出た。

エンブレインパブリック・ケイスタットリサーチ・コリアリサーチ・韓国リサーチが7日から前日まで満18歳以上の男女1千1人を対象に行った全国指標調査(NBS)結果によると、大統領選挙構図認識と関連した質問に対する回答がこのように集計された。

次期大統領の適合度は、共に民主党のイ・ジェミョン元代表が32%、雇用労働部のキム・ムンス元長官が12%を記録した。 ホン・ジュンピョ大邱市長は7%、オ・セフンソウル市長と「国民の力」のハン・ドンフン前代表はそれぞれ5%を記録した。

政党支持率の場合、民主党が34%、国民の力が33%で誤差範囲内だった。
(引用ここまで)




 イ・ジェミョンの支持率が微妙に伸び悩んでいる、って世論調査の結果。
 ざっくりとこんな結果です。

●政権交代について
・政権交代すべき 48%
・国民の力が政権を維持すべき 37%

●次期大統領は?
・イ・ジェミョン 32%
・キム・ムンス 12%
・ホン・ジュンピョ 7%
・ハン・ドンフン 5%
・オ・セフン 5%

●支持政党は?
・共に民主党 34%
・国民の力 33%

 微妙。
 だいたい、政権交代すべきだって声は50%前後になっています。
 国民の力からの候補が大統領になって政権を維持すべきとするのは35%前後。
 この力関係はどの世論調査を見ても変わりません。



 おおよそ過半数が政権交代を求めているっていうのが実際のところです。
 でも、イ・ジェミョンの支持率はそれにははるかに及ばない。
 今回も32%でしかない。

 「政権交代はすべきだ。でもイ・ジェミョンだけはいやだ」って層が確実にあるんですよね。
 公職選挙法違反に問われた件で高裁で無罪判決を受けている。
 かつ、ユン大統領が憲法裁判所で全員一致で罷免された。
 そんな追い風がある中でも32%。
 伸び悩んでおる。

 ムン・ジェインは退任直前だった際の支持率が45%。
 どんなに下がっても35%ほどでした。それなのに、これだけの追い風を受けてもイ・ジェミョンは32%。
 ……まあ、けっきょくのところイ・ジェミョンに代わる候補もいないので、なんとかなるとは思うのですけどね。
 唯一の不安点としてお伝えしておきましょう。  



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2ヶ月後の韓国大統領選挙に向けて各党がスタート。与党・国民の力からの候補は……なんとも小粒感。イ・ジェミョンの対抗馬になれるか?

イ·ジェミョン側「5月の遊説が多いので裁判を外してほしい」裁判所「すでにかなり減った」(朝鮮日報・朝鮮語)
テジャンドン・ウィレ・ペクヒョンドン・城南FC事件で被告人として裁判を受ける共に民主党のイ・ジェミョン代表の裁判が来月にも予定通り進行される。 イ代表側は「来月には選挙遊説があるので裁判を除外できるようにしてほしい」と要請したが、裁判所は「すでにあまりにも多く抜けた」として許可しなかった。 (中略)

この日、裁判更新手続きを終えた裁判所は来月13日と27日を公判期日に追加指定した。 これに対しイ代表側は「27日は大統領選挙1週間前」とし「選挙遊説期間なので期日を除いてほしい」と要請した。 検察側が「裁判をそのまま進めるべき」と反対すると、イ代表側は「大統領選挙という日程は被告人個人の問題ではない」と対抗した。

裁判所が正確にどんな日程があるのかと質問すると、イ代表側は「まだ決まっていないのに色々な討論会とか国民に知らせなければならない選挙自体行事がたくさんある」と話した。 すると裁判所は「具体的日程が決まれば裁判所に関連資料を提出し、必要な場合はあらかじめ許可を受けなさい」としてひとまず計画どおり期日を指定した。 期日は予定通り進行するものの、欠席理由書を提出する場合、状況によって許可できるという可能性を表わしたのだ。
(引用ここまで)




 大統領選挙が6月3日に決まりました。
 大統領が罷免されてから60日以内とされている最終日ですね。
 これは与党・国民の力がなんとかぎりぎりまで大統領選挙期間を伸ばして、自分たちの予備選をアピールしたいって意向が働いているため。

 それとイ・ジェミョンになんか舌禍を起こしてほしいってのもあるんじゃないかなぁ。
 時間があればあるだけ、イ・ジェミョンの舌禍の危険性は上昇しますから。
 注目されればされるほど、口が滑りやすくなるのがイ・ジェミョンの根本的性質。
 自由になにか言わせれば言わせるだけ可能性が広がります。

 さすがにここからなんらかの裁判で判決が出るとは思えないので、司法リスクについてはクリアしていると見てもよいでしょう。



 で、国民の力で出馬しようとしているのがホン・ジュンピョとアン・チョルス。

ホン・ジュンピョ「本選だけ見て走る…イ・ジェミョンかホン・ジュンピョかを問う」(国民日報・朝鮮語)
アン・チョルス、4度目の大統領選への挑戦を宣言…「イ・ジェミョンを超える唯一の候補」(聯合ニュース・朝鮮語)

 ホン・ジュンピョは現職の大邱市長。
 アン・チョルスはユン大統領に対して出された弾劾決議案で与党の国会議員として最初から賛成していた人物ですね。
 んー、どちらも小粒感が拭えない。

 ホン・ジュンピョ、アン・チョルスのふたりともムン・ジェインとの大統領選挙に負けた人物なのですよ。
 あとアン・チョルスは譲り癖がついている。2012年は出馬を途中で取りやめ。2022年もユン候補(当時)に統一するために譲っています。
 2011年のソウル市長選でもパク・ウォンスンに道をゆずり、2021年にも同じように道を譲っている。

 んー、イ・ジェミョンの対抗馬にはなれない……かな。
 だいぶきついと思う。



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韓国、大統領罷免決定で6月の大統領選挙モードに移行……与党の出遅れは致命的か、イ・ジェミョン大統領誕生のカウントダウン開始へ

大統領選で政権交代:56.9%···国力·民主支持率は軒並み下落(ニュース1・朝鮮語)
次期大統領選挙で「政権を交替しなければならない」という世論が56.9%で、6週間にわたり誤差範囲外で「政権延長論」を上回った。 国民の力と共に民主党の政党支持率は共に下落した。 (中略)

「政権党の政権延長」は0.8%p下落した37%だった。 (中略)

政党支持率は両党ともに下落した。 共に民主党は先週対比2.5%p下落した44.8%、国民の力は0.4%p下がった35.7%と集計された。 2週間連続で誤差範囲外で共に民主党が優勢だった。 (中略)

補正予算(補正予算)を巡る対立や国民年金構造改革関連の議論で、進展が見られずにいることも、支持率下落の原因として挙げられた。
(引用ここまで)




 さて、イ・ジェミョンの公職選挙法違反に対する高裁判決。
 そしてユン・ソンニョル大統領に対する弾劾審判。
 どちらも結果が出て一段落。

 韓国は大統領選挙モードになりつつあります。
 投開票日は6月第1週ではないかとされています。
 共に民主党からの候補はほぼイ・ジェミョンで一本化されてリードを広げている状況。
 一応、党内予備選もやるとは思いますが、しゃんしゃん予備選で終わりでしょう。

 一方でいまだに迷走しているのが国民の力。
 抜きん出た候補はいませんし、「弾劾が終わるまではユン大統領のまま」って建前で事前に 「次期選挙に立候補する」と宣言した候補もいません。
 明らかに出遅れています。



 先月26日にイ・ジェミョンに対して無罪判決が出た時点で「次期大統領はイ・ジェミョン。当選確率は現時点で85%」って話をしましたね。
 弾劾が成立した現在では90%オーバーまできています。
 よほどのことがないかぎり、次期大統領はイ・ジェミョンで決定したといっても過言ではない。

 ……まあ、イ・ジェミョンはその「よほどのこと」を起こしかねない人材ではあるのですけども。
 それでも、ほぼ決まり。
 というか、国民の力側の出遅れは致命的です。建前にこだわらずに「我こそは次期候補!」ってやっていればよかったんですけどね。そんな胆力もなしにこの情勢をひっくり返すことはできません。

 唯一の希望は弾劾が決まったにもかかわらず、「与野党共に支持率を減らした」状況。
 共に民主党は47.3%→44.8%。
 国民の力は36.1%→35.7%。
 下落幅は共に民主党のほうがかなり大きい。

 国家予算から予備費を削ったことが、共に民主党の支持率に影響していますね。
 山火事で情勢が変わるか……難しいかな。

 note.comで書いているイ・ジェミョンのまとめ記事もごらんくださいな。
 楽韓Web的にはイ・ジェミョン政権に向けて準備を整えつつある、ってところです。



 あとこちら新作。イ・ジェミョンがついてきたウソを羅列しています。



 まあ……もうね。
 今週末には東アジア情勢にどんな影響を与えるかについての記事を書く予定ですが。
 もう、暗澹たる気分になりつつありますわ。



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イ・ジェミョン「光の革命で大韓民国は民主主義を復活させた」……そのクソダサフレーズ、最後まで使い続けるんだ?

李在明「光の革命」でこの地の民主主義劇的復活···国民に尊敬と感謝」(KBS・朝鮮語)
共に民主党のイ・ジェミョン代表は憲法裁判所が尹錫悦大統領を全員一致で罷免決定したことに対して「ろうそく革命に続く光の革命で、韓国国民はこの地の民主主義を劇的に復活させた」と明らかにしました。

イ・ジェミョン代表は今日(4日)午前、宣告直後に国会本庁党代表室で緊急立場発表のための記者会見を行い「戒厳軍の銃刀に倒れていった済州4・3、光州5・18英霊たちが、銃刀とタンクの前に対抗した国民たちが、不当な命令を拒否した将兵たちの勇気が今日この偉大な光の革命を導いた」としてこのように話しました。

イ代表は「大韓民国民主共和政を守って下さった国民の皆様に心より尊敬と感謝の言葉を申し上げる」と付け加えました。

イ代表は「現職大統領が再度弾劾されたのは、二度とあってはならない大韓民国憲政史の悲劇だ」としたうえで、「私自身を含む政界すべてが深く省察し、責任を痛感しなければならないことだ、これ以上憲政破壊の悲劇が繰り返されないよう、政治が国民と国家の希望となるよう最善を尽くす」と述べました。

さらに、「世界の歴史上、非武装の国民の力で平和裏に非道な権力を制圧した例は大韓民国が唯一だ」としたうえで、「世界は韓国の大韓民国を再評価し、K-民主主義の力を羨望することになるだろう」と述べました。

そして、「我々が力を合わせれば、国際社会の信頼を迅速に回復し、むしろ危機を機会にすることができる」と強調しました。
(引用ここまで・太字引用者)




 さて、ユン大統領の罷免を受けてイ・ジェミョンがさっそく動きはじめました。
 国民向けの談話を発表。
 これまでユン弾劾の先頭に立ってきたわけですから、その資格はあるんじゃないですかね。
 ただまあ、自分関連の裁判をすっぽかしているのはどうかと思いますが。

「証人・李在明」4回目の不出廷に検察「原則通り勾引手続きを」 大庄洞事件裁判(朝鮮日報)

 こうした裁判三昧の日々もあと60日で5年間停止するわけです。
 イ・ジェミョンにとっては我が世の春ですね。



 で、どうやら今回の選挙フレーズは「光の革命」で決定のようです。

 ひ か り の か く め い
 ひw かw りw のw かw くw めw いw

 まあ、単芝生やされてもしかたないというか。
 パク・クネ弾劾の際のろうそく革命は誰ともなしに言い出したのですよ。それぞれがろうそくを持ってデモ集会場に駆けつけたのも実際でしょう。
 左派がデモや集会を主導したのは間違いありませんが、国民的な支持があったのもまた間違いありません。

 そうした支持の弱さ、さらにはイ・ジェミョン本人への指示の弱さを覆い隠すために、こうしたフレーズを用いているのでしょうね。
 意図的に。
 だっさ。

 サムネイル画像はWikimediaから引用・改変してます。変なのできた(笑)。

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光の戦士
Nippon Columbia Co., Ltd./NIPPONOPHONE
2022-02-23

韓国憲法裁判所、ユン大統領への弾劾を認容。ユン大統領は失職決定。60日以内の大統領選挙、イ・ジェミョン大統領就任確率は90%!

憲裁、裁判官全員一致でユン・ソクヨル大統領罷免(聯合ニュース・朝鮮語)
憲法裁判所が4日、尹錫悦(大統領)を罷免した。

ムン・ヒョンベ憲法裁所長権限代行はこの日午前11時22分頃「尹錫悦大統領を罷免する」という弾劾審判宣告注文を読んだ。罷免の効力は直ちに発生し、これを基点にユン大統領は職位を失った。
(引用ここまで)




 憲法裁判所は弾劾を認容し、ユン・ソンニョル大統領の失職が決定しました。
 憲法裁判官全員一致、8:0での認容。
 これで60日以内に大統領選挙が行われ、投開票の翌日に新たな大統領が決まります。
 それまではハン・ドクス首相が大統領代行として執務を行います。

 判決内容を見てみると、ユン大統領の主張をほぼすべて否定しています。

 ユン「戒厳令発令は大統領の職務としてのものなので違憲ではない」
 憲法裁「違憲であり、戒厳法に違反している」

 ユン「野党が国政を麻痺させていたからやむなく戒厳令を発令した」
 憲法裁「その判断自体は尊重するが、一方的な責任とはいえない」

 ユン「国会の解除議決があり、即座に解除したので影響はない」
 憲法裁「解除議決は国民のおかげ。戒厳令発令の重大性に影響しない」

 ほとんどの言い分を否定しています。  


 この宣告内容でなんでここまで宣告を引っ張ったのかって疑問はありますが。
 全員一致で認容にするためにすりあわせていたってことなんでしょうかね。

 ともあれ、これでイ・ジェミョンの大統領就任確率は90%にまで上昇したといえるでしょう。
 与党・国民の力にこれといった候補はいません。
 一方で共に民主党にもイ・ジェミョン以外の候補がいるかといったら……いませんね。

 イ・ジェミョンアレルギーがあるとはいえ、イ・ジェミョンを外したら国民の力からの候補に負けそうですし。
 まあ、よほどのことがないかぎりイ・ジェミョン大統領が60日以内に誕生します。
 速報からやってきましたが、とりあえずこれにて追記終了。

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