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カテゴリ:大統領選挙2025の記事一覧

韓国の大統領最有力候補イ・ジェミョン、15年前のコーヒー豆の値段を引っ張り出して「コーヒーの原価は1杯120ウォン」と言い切ってしまう……まあ、このていどの人物ではあるのが実際です

韓国大統領「最有力」候補が「コーヒーの原価は12円」発言…業界反発「実態を全く知らない」(KOREA WAVE)
韓国大統領選に立候補している「共に民主党」のイ・ジェミョン(李在明)氏が「コーヒー1杯の原価は120ウォン(約12円)」と発言し、カフェ業界から強い反発が起きている。業界関係者は「到底納得できない原価だ」とし、市場実態を無視した発言だと指摘している。

イ・ジェミョン氏は16日、全羅北道群山での遊説中に「鶏を煮込んで売っても3万ウォンの利益しか出ないが、コーヒー1杯で8000~1万ウォン取れる。原価は120ウォンだった」と述べた。これは2019年、京畿道知事時代に「渓谷の違法営業撤去」に際し、飲食店主との交渉エピソードとして引用されたものだ。

当時使われたデータは、2011年の韓国関税庁の資料で、米国産ロブスタ種コーヒー豆10gの輸入原価が税抜き123ウォンだったという報道内容に基づくとみられる。

しかし、カフェ業界ではこれに対し、「最下級のロブスタ豆を使ってようやくその価格に届くかもしれないが、それでも120ウォンでは無理がある」と反論。ある関係者は「今や原料の価格だけでなく、最低賃金の上昇、賃貸料、配送手数料、他の原材料価格なども加味しなければならない。あまりに現実離れしている」と憤った。
(引用ここまで)




 イ・ジェミョンって人物のけっこうすべてを現しているエピソードとしてピックアップできますかね。
 地頭はかなりよい……というか、受験には向いているっぽいのですよ。
 中卒試験、高卒試験、大学への修能試験とすべて一発合格。
 難関とされている司法試験も2回目だったかで合格。
 ちなみにユン・ソンニョルは9回目に合格。

 ただ、それで大統領に向いているかっていうと……ね。
 今回の「コーヒーの原価は120ウォン」発言も「なんで大統領選挙の遊説でそれを言う必要があるの?」みたいなもので。
 自営業者に序列をつけるような発言なんですよね。



 ちょっと前に「イ・ジェミョンは自分に舌禍癖があることを把握していて、発言を抑えている」って話をしましたが、これでも抑えているんですよ。
 普段だったらこんなもんじゃない。
 もっととんでもない軽口がいくらでも出てきます。



 反論されて「文字も読めないのか!」って言い出す。
 レスバで顔真っ赤にしている還暦すぎのじいさんです。
 相当に抑えていているのです。

 それでも現状盤石です。この発言を含めても。
 大統領選挙で話題になっていますが、それも他の話題が少ないからピックアップされているっていうていど。
 しょせんは「自営業者の中のカフェ業者」にしか被害がいってませんしね。

 実際の経済をなんも知らんよねって話ではあります。
 ここのところのさまざまな原料、農産物高騰を考えられていないって時点で「大統領、それで大丈夫?」ってなりますけどね。
 ま、市井での景気動向とか知らなくても行政の長にはなれるでしょうけども。



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韓国大統領選挙:イ・ジェミョンが盤石の状況で史上初「3人以上の候補がいる大統領選挙で過半数獲得」か……行政、立法を左派が支配したあとの韓国で司法が圧迫される模様。あれ、独裁政権となにが違うのかな?

このままでは「得票率60%」の可能性……絶対権力に向かうイ・ジェミョン氏(朝鮮日報・朝鮮語)
共に民主党のイ・ジェミョン候補の支持率が、キム・ムンス国民の力、イ・ジュンソク改革新党など、保守系候補を二桁の差でリードする世論調査の結果が相次いで出ている。 李候補の支持率が50%を超えた世論調査も多数だ。 キム・ムンス、イ・ジュンソク候補が現在の世論の流れを打開する突破口を用意できない場合、イ・ジェミョン候補が2週間後の大統領選挙で得票率60%内外を記録する可能性も議論されている。 1987年の大統領直選制改憲以後、最多得票と最大得票率、2位候補と最大得票率差当選記録をすべて塗り替えることもできるということだ。 政界関係者は「現在の流れどおりならイ・ジェミョン候補が『トリプルクラウン』記録を立てて当選する可能性もある」と話した。

現在、各種世論調査を見ると、「1強(イ・ジェミョン)-1中(キム・ムンス)-1弱(イ・ジュンソク)」の流れだ。 世論調査専門家たちはイ・ジェミョン候補が70歳以上と大邱・慶北を除く大部分の年齢·地域で1位を記録する点に注目する。 (中略)

民主党は現在171議席を持っており、民主党出身のウ・ウォンシク国会議長と今回の大統領選挙でイ・ジェミョン候補に一本化した祖国革新党など野党4党の議席まで含めれば、汎民主党陣営の議席は190議席に達する。 このような民主党を掌握した李候補が、保守陣営が瓦解した状況で圧倒的得票率で当選した場合、行政権力に対して牽制勢力がまともに機能しない状況が起こる可能性があるという見方が出ている。
(引用ここまで)




 もうイ・ジェミョンの体制が万全すぎて笑いも出ない状況。
 金大中が当選した以降の大統領選挙では過半数の得票を得た候補はパク・クネだけ。この時はムン・ジェインとの1対1での戦いだったので過半数を取れたのが実態。
 熱狂的に迎えられていたムン・ジェインですら41.08%。まあ、この時は候補が5人だったのでけっこう票がばらけていたってのも大きな理由となっていますが。

 候補が3人以上いた際の大統領選挙で過半数の票獲得ができた大統領はひとりもいないのです。
 なんなら1対1の戦いだった2002年のノ・ムヒョンとイ・フェチャンでの大統領選挙もノ・ムヒョンは48.91%でしたからね。
 白票、無効票が相当に多かったんだったかな。

 保守・革新共に岩盤支持層は30%前後。
 そこから中間層、無党派層をどれだけ上積みできるかを争ってきたわけです。
 今回はイ・ジェミョンがどうこうというよりは「政権交代させよう」って意識が強いのですね。



 「イ・ジェミョンだけは無理」とする人々も少なくないのですが、それよりも「政権交代」が重要視されている。
 これが普段の選挙であればイ・ジェミョンに対する忌避感はもっと強いのでしょうけども。

 そういうのも含めて「持っている」といっていいんじゃないでしょうか。
 そのあたりについて言及したnote記事がこちら。



 イ・ジェミョンが過半数以上の得票をして、かつ国会は野党側が190議席を確保。
 行政・立法をほぼ乗っ取ったも同様の状況下で、おそらく司法に対して徹底的に圧力を加える。
 ……北朝鮮とそんなに変わらない気がしますね。
 ま、実際にどんな悪行政策を実行するかはまだ分かりませんが。



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韓国大統領選挙で公約合戦がはじまる「大統領任期を4年に短縮だ(ただし再任あり)」→「それならこっちは4年重任制+今度の大統領の任期は3年に限定だ!」……いつものやつですね

韓国大統領選挙候補の李在明氏「4年再任」改憲に金文洙氏「任期短縮」応戦(中央日報)
改憲の最大の争点である権力構造改革に関連し、李氏は大統領4年再任制と決選投票制を公約した。大統領と国会の権力関係においては、首相を国会の推薦を受けた人の中からのみ任命する「首相推薦制」の導入を約束した。また、大統領直属の監査院を国会に移管し、独立性を強化し、大統領拒否権を制限するようにして全般的に国会の権限を強化した。李氏は「議論が順調に進むなら2026年地方選挙に、どれほど遅れても2028年には国会議員総選挙で民意を問うことができるだろう」としながら任期内の改憲を約束した。

これに対して金氏は「ひとまず歓迎の意を明らかにする」として自身の改憲構想を公開した。金氏は大統領4年重任制構想を発表した。また、金氏は「2028年4月総選挙周期と大統領選挙を一致させるために今回の大統領選挙で当選する大統領の任期を5年から自ら3年に短縮する決断がなければならない」として任期短縮イシューを取り出した。
(引用ここまで)




 イ・ジェミョンは大統領制を4年重任制にする改憲を行うと言明。
 ちなみにほぼ同時に「憲法に『改憲時の大統領には新たな任期は適用されない』とされている」と自らの重任を否定。

イ・ジェミョン「大統領4年制・連続再選容認、改憲当時の大統領には適用しない」(中央日報・朝鮮語)

 残念ですが重任はない模様。
 前任のユン・ソンニョルをあれだけ「違憲大統領!」って激しく糾弾しておいて、自分は憲法違反の適用をするってなったら大騒ぎになるでしょうしね。
 ……まあ、分かりませんけどね。
 5年後に「国民投票をやってみよう」とか言い出しかねない。



 で、それに対して国民の力からの大統領候補であるキム・ムンスは「重任制に加えて、今回の大統領選挙で大統領になった者は任期を3年とすべし」と言い出してまして。
 要は「途中登板の大統領なので任期を3年としよう」って話ですね。
 その主張も分からないでもない。
 ただ、こうした公約のエスカレーションは韓国の大統領選挙ではありがちな風景なんですよね。

 2002年に大統領になったノ・ムヒョンは、選挙中に公約として「任期中の経済成長率7%!」って言い出していました。
 これは対立候補が「経済成長率6%」を公約にしていたから、腹立ちまぎれに言っただけだったって話がのちに判明しています。
 イ・ミョンバクの747公約(任期内7%成長、10年以内に国民所得4万ドル、10年以内に7大国入り)なんかもノ・ムヒョンのものを意識したものでしたね。

 なのでまあ「話半分に聞いておけ」が韓国の公約を見る際には必要で、傾向だけ見ておくのは必須なんですよって話でした。
 ちなみにイ・ジェミョンの公約のトップは「世界を先導する経済強国を作る」で要するになにも言っていないのと同じ。
 AI云々の話もしていますが、これといって具体的な方策はなし。
 今回は(今回も)「右派と左派どっちを選ぶのか」って選択だけですね。



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韓国大統領選挙2025:イ・ジェミョンへの支持率が50%を突破、「中国にも台湾にも謝々」発言も問題視されずにほぼ盤石

「D-17」無党派層33%→12%急減···中道層52%「イ・ジェミョンを選ぶ」(ヘラルド経済・朝鮮語)
6·3早期大統領選挙が近づくと「誰を支持するか決められなかった」という無党派層が今年初め30%台から現在12%まで減ったという世論調査結果が出た。 中道層のうち、共に民主党のイ・ジェミョン候補を選ぶという有権者が52%を記録した。

17日、政界によると、韓国ギャラップが今月13日から15日まで、全国の満18歳以上の男女1004人を対象に大統領選候補の支持率を調査した結果、「誰が大統領になるのが一番良いと思うか」という質問に、意見を留保した割合は12%と集計された。 李在明(イ・ジェミョン)候補は51%、金文洙(キム・ムンス)国民の力の候補は29%、李俊錫(イ・ジュンソク)改革新党候補は8%だった。

この中で意見を留保した無党派層比率推移を調べれば、昨年12月5日の12·3非常戒厳宣言直後の調査では37%、今年1月9日の初調査では33%水準を示した。 その後、無党派層の割合は30%台に閉じ込められ騰落を繰り返し、尹錫悦、元大統領が罷免された後の先月10日までも30%を記録した。

30%台を割ったのは、保守陣営で韓悳洙(ハン・ドクス)元首相の選出論が提起された時だった。 無党派層は26%を記録し、確実な減少傾向を示し、今回の5月の3週目の調査で12%まで大きく楽しんだ。

これは先週、「国民の力」候補の交替が霧散し、金候補が最終候補に決まるなど、院内政党の大統領選候補がすべて決まると、有権者が本格的に大統領候補の選択に乗り出したものと分析される。 (中略)

大統領選挙の民心「キャスティングボート」である中道層の票心でもイ·ジェミョン候補の独走が現れた。 自身の政治性向が「中道」と答えた人々のうち52%がイ・ジェミョン候補を支持した。 さらに、金候補を支持する割合は20%、イ・ジュンソク候補を支持する割合は12%と集計された。

このため、今のような誤差範囲外の格差が選挙運動の後半まで続くかどうかが注目される。
(引用ここまで)




 大統領候補に対する支持率が、おおよそどの調査でも──

イ・ジェミョン 50%前後
キム・ムンス 30%前後
イ・ジュンソク 10%前後
態度保留 10%前後

 といった結果に収束しつつあります。
 国民の力からの候補選定であまりにもごたついたことが出遅れにつながっていますね。
 年明けくらいから着々と「実質的な大統領候補」として足下を固めてきたイ・ジェミョンとの差が明白に出てしまっている部分もあります。

 で、この記事では「これまで様子見をしていた無党派層が、それぞれの指示に向けて動き出した」とありまして。
 これまで「意見留保」はどの調査でも30%前後だったのですが、今回の調査では12%になったとのこと。



 いわゆる「バンドワゴン効果」、勝者に乗ろうとする層が増えてきたってところですね。
 正直、残り2週間でこれを覆せるのかというと相当に難しいと感じます。
 いわゆる「謝々発言」はたいがいひどい発言だと思うのですが、保守系メディアしか問題視していません。
 世論調査にも影響を与えているようには見えないのですね。

 あの発言で微動だにしない、なんならちょっと支持率増えているのであればもう何を言ってもイ・ジェミョンの勝利は決まったようなもんでしょう。
 国の規模からしても、経済構造からしても外交は重要なはずなのですが「いろんな国と仲良くする」くらいの小学生でも言えそうな話しかしていない。

 背景には以前に語ったGSOMIA破棄宣言を主導したキム・ヒョンジョンが安保外交補佐官として存在を感じます。
 あと「突っこんだことをひとつもいわない」って方針が貫かれていますね。
 大統領候補の討論会とかもあるはずですが、よほど挑発されないかぎり(ここ重要)、こんな感じでのらりくらりとかわしていくつもりでしょう。

 どうやら「自分には舌禍癖がある」とは認識できた模様です。
 もうほぼ盤石だよ。どうすんだこれ。



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韓国メディア「次の大統領選挙で歴史上もっとも巨大な転換が行われる。冷戦構造が終わり、朝鮮半島の歴史が変わるかもしれない!」……イ・ジェミョンが大統領なのにぃ?

朝鮮半島の巨大な転換…6・3大統領選挙の歴史的意味【寄稿】(ハンギョレ)
 2025年6月3日に行われる大統領選挙は歴史的な選挙だ。大韓民国の歴史上最も「巨大な転換」が予想される年に行われる選挙であるためだ。それは、解放後80年にわたり朝鮮半島を押さえつけてきた冷戦体制が解体される時期に行われる初の選挙だ。6・3大統領選挙で当選した大統領は、朝鮮半島脱冷戦の政治的渦の中で国を導かなければならない重大な責務を負うことになる。 (中略)

 今回の選挙で勝った大統領は、まず「冷戦体制」を「平和体制」に変える大転換の時代的使命を担わざるを得ない。2025年は、昨年末のニューヨーク・タイムズ紙に掲載されたコラムの見出しのように、「トランプ-金正恩の第2幕が世界を揺るがす」年になるだろう。世界で唯一残っている朝鮮半島の冷戦体制の解体が始まるだろう。終戦宣言、平和協定、朝米国交正常化につながる冷戦解体のシナリオが現実のものになる可能性が高い。最近出した筆者の著書『トランプは金正恩に何を望んでいるのか』で予想したように、今秋ドナルド・トランプ大統領の平壌(ピョンヤン)訪問と、続いての慶州アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議への出席が実現すれば、80年間にわたり朝鮮半島を縛りつけてきた冷戦の足かせを解く決定的契機となるだろう。6・3大統領選挙で誕生する韓国の大統領は、トランプ、習近平、石破茂など域内の主要国の指導者が参加するAPECのホストとして世界のマスコミのスポットライトを浴び、一挙に国際的な政治家として浮上するだろう。新大統領はこの機会を積極的に活用し、冷戦時代に慣性化した受動的な姿勢から抜け出し、新しい北東アジア秩序を創出するのに主導的な役割を果たさなければならない。外交のK-イニシアチブを示すべきだ。 (中略)

新たに誕生する政権は「中道保守政府」としてのアイデンティティを確固たるものにすることで、右側には守旧ファシスト政党を政治舞台から退場させ、左側には合理的な革新政党が成長できる空間を作らなければならない。そして極端に右傾化したこの国の政治地形を左右が均衡を成す正常な形に戻さなければならない。

 新政権はまた、積極的に社会大改革に乗り出さなければならない。何よりも急がれるのは教育改革だ。尹錫悦内乱事態と医師ストライキ事態は、韓国教育が育てた最高のエリートたちがファシスト的性向を持っているという驚くべき事実を露呈した。ソウル大学法学部「内乱科」出身の法曹人たちと、国民の信頼を失った医師たちは、韓国教育の「破綻」を象徴する。韓国の教室で12年間教育を受ければ、特に「学年1位を逃さない」優等生であるほど、民主主義者ではなくファシストになる公算が大きいという事実は実に衝撃的だ。新政権は教育革命を通じて「死活をかけた戦場」でファシストを量産する極端な競争教育を根本的に改革しなければならない。 (中略)

 大転換の時代に行われる2025年の大統領選挙は、韓国現代史の重要なターニングポイントになるだろう。現在としては政権獲得が有力視される共に民主党政権が、朝鮮半島脱冷戦の新しい時代的潮流に応え、国際的には大胆なバランス外交を展開し、国内的には果敢な社会改革を成し遂げなければならない。この時代的課題に今回も応えることができなければ、また、その結果「文在寅(ムン・ジェイン)トラウマ」の上に「イ・ジェミョン・トラウマ」が重なるならば、民主党の運命だけでなく大韓民国の未来が奈落に落ちるだろう。

 要するに、6・3大統領選挙は冷戦寄生勢力と脱冷戦平和勢力の対決であり、ファシズム勢力と民主勢力の対決であり、守旧勢力と改革勢力の対決だ。脱冷戦、民主、改革勢力が圧勝し、朝鮮半島の平和、大韓民国の民主主義、韓国社会の改革を必ず成し遂げなければならない。これからの大統領選挙は、永久平和を定着させ、民主主義を守り、社会改革を敢行する「勇気とビジョンの政治指導者」を選ぶ選挙にならなければならない。大統領選挙後に繰り広げられる朝鮮半島の巨大な転換を想像し、胸が熱くなる日々だ。
(引用ここまで)




   ユン・ソンニョル政権はダメだった。
 ムン・ジェイン政権もいうまでもなくダメだった。
 でも、次の大統領こそは最高の大統領になるに違いない!

 ……っていうハンギョレの妄想コラム。
 「ムン・ジェイントラウマ」で調べてみたんですが、これといって用語としては確立していない模様。
 なんかこう、不動産政策でダメだったってことを話しているっぽいですね。

 それにしてもムン・ジェイン政権もダメだったんだ。あれだけ期待して、「ムン・ジェインが大統領になればすべて解決する!」とかやっていたのに(笑)。



 で、今度もこれに似たような戯れ言を垂れ流していると。



 今年のAPECは韓国で開催されるとのことで、そこで堂々の主役となるのだってのもなかなかにすごいお話。
 「外交のKイニシアチブを発揮すべきだ」ですか。
 そこまですごい主役になれるんだったら、カナダ開催のG7に招待してもらったらよいんじゃないですかね。
 6月15日からなので、就任すぐですが。

 もしも韓国が「世界から注目され、必要不可欠なピース」であると認識されているのであれば、なおのこと「就任すぐでも是非来てください」って話になると思います。
 ま、現実には現時点までで招待されているのはオーストラリアとウクライナだけの模様ですけどね。

 あと北朝鮮関連にはイ・ジェミョンはほとんど触れたがらないと思われます。
 違法送金とかしていましたが、あれは大統領候補として自分に箔をつけるためのもので別に北朝鮮にはこれといって興味ありません。
 ムン・ジェインみたいな無理筋の擁護とかはしないと思うんですよね。
 支持層が騒ぎ出せばまた別なんでしょうけども。

 いやぁ、よいですね。来月の大統領選居でとてつもない大統領が生まれるらしいので。
 当面はにやにやしながら見ていればよいと思います。巻きこまれないかぎりは面白い観察対象といえますから。



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イ・ジェミョンが大統領になったらどのような政治をするのか……実は「政策を持たない人物」なので予想が難しい。ただ分かるのは「政敵を作って叩く」手法を繰り返すだろうってこと

ビジョンが消えた韓国大統領候補の遊説場、目立つネガティブ攻勢(中央日報)
李在明候補は金候補について「内乱に成り行きで同調した、しなかったと言葉を変える人」(13日、蔚山)と述べ、民主党の選挙対策委員会(選対委)は金候補を「尹錫悦(ユン・ソクヨル、前大統領)が支持して全光焄(チョン・グァンフン、サラン第一教会牧師)が操縦する極右内乱勢力のアバター」と非難した。李在明候補は国民の力などに向けては「内乱勢力を必ず捜し出して法廷に立たせるべき」(14日、昌原)とも話した。 (中略)

実際、民主党が12日に発表した10大政策公約は、過去の大統領選挙に比べて具体性が落ちるという指摘があった。20日ごろ発表する公約集にも数値などは入れない予定だ。選対委で政策を担当するある議員は「数値を提示すれば執権後に負担になるため大きな方向性だけを提示する」と話した。
(引用ここまで)




 イ・ジェミョンが大統領になったら、どんなことをしはじめるのかって話をしてみましょうかね。
 実はそんなに見えていないです。
 先日発表された公約とかも「うっす!」ってなるくらいに薄い。
 いまのところ「黄色い封筒法導入」「AI関連への投資集中」「週4.5日労働」くらいかな。
 あと今回は公言していませんがベーシックインカムを標榜しているので、基本的に「大きな政府」主義です。

 公約集が明日16日に発表される予定ではありますが。
 そちらもなんというか薄味なものになると思われます。
 まあ、イ・ジェミョンの政治的方向性がなにもないのでしかたないというか。

 ムン・ジェインのような北朝鮮への極端なこだわりとかもないですし。
 経済的に韓国をどうこうするって方向性とかも持ってはいません。



 そもそもなんのために政治家になったかっていうのも「敵を叩き潰すために政治家としての力が必要だったから」なんですよね。
 実際、敵を設定してはそれを潰すってスタイルを貫いています。それしかしていないというべきか。

 具体例としては……直近では国会議員への逮捕同意案が、共に民主党所属議員の造反多数で可決されましたね。



 その粛清のために親ミョン派(親イ・ジェミョン派)以外は徹底して総選挙で非公認にするなんてことをやってました。
 そんな人間が「私は分断を宥和させる統合大統領になる」とか言ってんだからバカバカしい話なんですが。

 なのでそれがいい方向に向かうのであれば、よい大統領になる可能性もなくは……いや、ないな。
 大統領になっても敵を設定してそれを叩くって手法を続けると思います。

 外交では日本を目の敵にするでしょうし。
 内政では大企業を目の敵にするでしょう。特に金融関連。
 かつて「弱者に低金利で貸し出さない金融機関は正義ではない」とか言い出したことがありますね。



 極貧家庭の息子として生まれたルサンチマンが「金のあるところ」に向かっているのです。
 それ以外の政治手法を持たない人物です。もう当選自体はしょうがないので、日本としてはつきあいを最低限にするしかないですね。
 それ以外の防衛手段がないです。5年の任期は長いよなぁ……。



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イ・ジェミョン、再度「中国にも台湾にも謝々。台湾有事に韓国はなにも関係ない。中ロともよい関係を維持する」と大統領選挙遊説で断言……マキャベリの「中立を標榜する君主」そのものだね

イ・ジェミョン「中国・台湾にシェシェ、間違ったこと言ったのか?」…親中論議、真っ向から反論(韓国経済新聞・朝鮮語)
共に民主党のイ・ジェミョン大統領候補が「私は中国にもシェシェ(『感謝する』という意味の中国語)し、台湾にもシェシェした」として「日本大使には『感謝します』と言った。 間違っていたのか」と述べた。 過去の親中論争に正面から反論したのだ。

イ候補は13日、大邱の東城路での遊説で「私は台湾と中国が争おうがどうしようが、私たちと何の関係があるのかと言ったが、間違ったことを言っただろうか」と述べ、「日本大使にも“セッセ(韓国語で手を合わせる意味)”しようとしたけど、通じなさそうだったから『カムサハムニダ』と言った」と話した。

さらに、「国民がより豊かに暮らすようにしよう、国益を守ろうとすることが外交ではないか」とし、「いつも国益を中心に韓日米協力、韓米同盟を結び、中国・ロシア関係もよく維持し、物も売って協力もしなければならないのではないか」と述べた。
(引用ここまで)




「わたしは断言してもよいが、中立を保つことはあまり有効な選択ではないと思う。中立でいると、勝者にとっては敵になるだけでなく、敗者にとっても助けてくれなかったということで敵視されるのがオチなのだ」
──ニッコロ・マキャヴェッリ


 イ・ジェミョンが去年3月の総選挙での遊説で「中国にも謝々、台湾にも謝々と言っておけばいい。両岸問題になぜ我々(韓国)がなぜ介入するのか。台湾海峡がどうなっても、我々には何の関係もない」と述べたことを、当時のエントリでお伝えしています。



 当時から中国には絶賛され、韓国の保守派から「こいつやべえよ」って話になってましたが。
 それを再度、大統領選での遊説でリプレイするかのように述べています。  



 要するに中国にも台湾にもアメリカにも、なんだったらロシアにもいい顔をしておこうって話をしているのですが。
 じゃあ、米韓同盟どうするんだよって話なんですよね。

 そのあたりを語っているnote記事もありますので、ご参照ください。



 もう、言動がマキャベリがいうところの「中立を標榜する君主」そのもの。
 「日米韓関係は重要だ」「米韓同盟は重要だ」って言っているんですけど、それはあくまでも「我々の国益を最優先したもの」「物を売る相手を確保するため」の方便でしかない。
 そんなことをやっている輩を受け入れることは「中立をよしってするってこと?」ってなるんだよな。

 というわけで日本の敷く対中防衛網の外にいてもらうしかないわけです。
 インドくらいの力があればまた別なんですけどね……。

 あと台湾には「多謝」な。台湾では「謝々」よりもこっちがポピュラー。
 いや、台湾に嫌がらせ的に使っている、って可能性もあるか。



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マキアヴェッリ語録(新潮文庫)
塩野 七生
新潮社
2016-05-20

韓国旧与党、世論調査で優位な候補を無理矢理に「我が党の大統領候補である」とすげ替えてしまう……そうしたインチキを嫌う風潮を感じ取れなかったか。実質的に韓国の大統領選挙は終了しました

「これがどうして一本化なんだ」…国民の力 議員団体チャットで集団反発(韓国経済新聞・朝鮮語)
国民の力の中で、大統領選候補の再選出後の嵐が激しくなっている。 指導部が10日の記者会見で「親韓系(親韓同勲系)の一部議員だけが反発している」と党内の葛藤を一蹴したが、親韓系だけでなく多数の議員も公開批判に出たことが確認された。

韓国経済新聞の取材を総合すると、この日の午前、国民の力に親しい議員だけでなく、カン・ミングク、ナ・ギョンウォン、アン・チョルス、ユン・サンヒョン、チョ・ウンヒ、クォン・ヨンジン、イム・ジョンドク、ソ・ミョンオク議員など多数の議員が「第22代国会」テレグラム団体チャットルームで指導部のキム・ムンス大統領選候補交替強行に対して憂慮を表わし「指導部は最後の努力を尽くせ」と公開糾弾に出た。

この日、康民国議員は「何のための一本化か。 イ・ジェミョンの治下では生きられないという切迫感のためではないか」とし、「今日の午後にでも両候補を直接訪ねなければならない」と提案した。
(引用ここまで)




 えーっと、旧与党である国民の力が「大統領候補一本化」という名の下に、キム・ムンス前労働部長官(大臣に相当)からハン・ドクス前国務総理へのすげ替えを決定しました。
 そして、国民の力の大統領選挙はほぼ終了しました。
 イ・ジェミョンの大統領当選は95%かそれ以上になったと言って過言でないでしょう。

 キム・ムンス側は裁判所に「国民の力で選出された大統領候補であることの地位確認と、取消効力停止を求める仮処分申請」を行い、裁判所はそれを認めました。

裁判所、キム・ムンス氏「候補選出取り消し効力停止」仮処分今日の審問(聯合ニュース・朝鮮語)

 ぐだぐだがすぎる……。
 国民の力本部としては世論調査で数字を持っているハン・ドクスを持ってきて、勝ち筋を増やしたいってところなのでしょう。



 ただ、キム・ムンスは国民の力での予備選を戦い抜いて勝った候補なんですよね。
 それを無理矢理に交代させようってところが筋がよろしくない。

 韓国国民が旧与党である国民の力に求めているのは「公正な対応」なのですよ。
 少なくとも見た目はそうしてほしいっていう。
 ユン・ソンニョル大統領は公正な手順を経ずに戒厳令を発令し、そして弾劾されたわけです。
 その悪質なリプレイをやっているように見えてしまっているのですね。

 韓国における20〜30代はあくまでも公正な手続きを求めているとの話を何度かしています。
 国民の力からの候補はここを突破口にできる可能性がありました。
 イ・ジェミョンが嫌われているのは、さまざまな裁判にかけられているにもかかわらずあたかも問題がない人物のように振る舞っている部分。
 つまり、特恵ではなく、公正な手続きを経た候補が残るべきであると考えているはずです。

 ですが、今日の「候補をすげ替える」とする宣言でイ・ジェミョンと同じレベルに、ユン大統領の戒厳令発令と同じレベルのところまで落ちてしまったわけですよ。
 なんもかもを公正なものにして「天下に恥じるところのない大統領候補」となることが最後の勝ち筋だったのですが。
 それをすっかり捨ててしまったのです。終わりですよ。



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 中味は長編記事。最新の記事は「条約も約束も三権分立も無視する韓国、その理由である「正統性」とは? そして日本はどのように対応すべきか 」となっています。


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