「法歪曲(わいきょく)罪」と「裁判訴願制」施行初日、曺喜大(チョ・ヒデ)大法院長(日本の最高裁判所長官に相当)が法歪曲罪で告発され、大法院長が事実上の「被告発人第1号」となった。理由は大法院が昨年5月に李在明(イ・ジェミョン)大統領の選挙法違反事件を有罪趣旨で破棄差し戻しする際、7万ページの記録を出力し事件を検討すべき法的義務を果たさなかったためだという。今回告発を行ったのはこの事件とは全く関係ない弁護士だが、警察は告発を受理し捜査を開始した。法理の歪曲を理由に裁判官や検事を処罰可能とする法歪曲罪が導入されれば、現在の共に民主党政権を支持する側がこれを利用するとの見方が現実となった。
法歪曲罪は刑罰不遡及の原則から施行前の捜査・裁判には遡及適用されないため、昨年5月の裁判を今回施行された法歪曲罪で処罰することはできない。ところがこの弁護士は「大法院が記録を見ていない状態は今も続いている」として告発に踏み切ったという。単なる詭弁(きべん)だが、今後法歪曲罪がいかに利用されるかの予告とも考えられる。この弁護士は先日から進歩系(革新系)のユーチューブに何度も出演しているという。
娘の名義を使って融資を受けソウル市瑞草区のマンションを購入した容疑で起訴され、12日に大法院で議員職剝奪に相当する判決を受けた共に民主党の梁文錫(ヤン・ムンソク)前議員は「大法院が基本権を看過した部分があれば、憲法裁判所の判断を仰ぎたい」と述べた。同日施行された裁判訴願法に基づき事実上の四審を利用するという意味だ。梁文錫前議員が裁判訴願を請求し、確定判決の効力停止を求める仮処分申請を憲法裁判所が 受け入れた場合、判断が出されるまで大法院判決は効力停止となる。裁判訴願が政治家の任期延長の手段として悪用される懸念は以前から指摘されてきたが、施行初日からこれが現実として議論される見通しとなった。
(引用ここまで)
先月の26日から韓国国会では3日連続で「法歪曲罪」、「裁判訴願制」、「大法官増員」の3つ、いわゆる司法3法を強行採決しました。
どれも法曹界から「司法権侵害」「憲法違反」「司法の独立侵害」などの意見が出ています。
どんなものかはこちらのnote記事をご参照ください。
イ・ジェミョン大統領が高速で認可して、すべてが超速で施行されたと。
あんだけ対米投資関連法案でぐだぐだやっていたのはなんだったのかって言われるのも当然でしょうね。
個人的に注目しているのは「大法官(最高裁判官)増員」です。
14人制だった大法官を26人にまで増員したものです。
え、なんでか……ですか?
そうですね……。
ベネズエラのチャベス政権では最高裁判事を20人から32人に増員しています。
ハンガリーのオルバン首相は憲法裁判事を11人から15人に増員。
そして、イ・ジェミョン大統領は大法官を14人から26人に。
さて、この3人の共通点はどこか、って話になると思います。
後顧の憂いを断つってのが独裁者のやりかたなんでしょう。
増員比率でいえばイ・ジェミョンが最大ですね。
で、さっそく実質四審制となる、憲法裁への請願が開始されてその一番手が共に民主党の国会議員。
娘の名義借りでマンション購入の不動産融資を受けたとのことで大法院での有罪。
本来だったら議員失職となるものの、憲法裁に訴えることで「時間稼ぎ」をしているわけですね。
さらに「去年5月にイ・ジェミョンへの有罪(前提の高裁差し戻し)判決を出した大法官は、法歪曲罪を適用されるべきだ!」と騒いでいる弁護士がいるとのこと。
朝鮮日報は「不遡及の原則から施行前の判決には適用されない」ってしていますが。
韓国ではそんな原則、幾度となく打ち破ってきたじゃないですか。
やってみせなよ!
どうせ、この司法3法が強行採決された時点で三権分立なんて終わってんだから。
note.comで楽韓noteを開設しています。中味は楽韓Webを濃厚に仕立てた長編記事。最新の記事は「 韓国国会で「間違った判決は裁判官に懲役10年」「実質4審制」「最高裁判官を倍増」と憲法違反&司法権侵害の立法連発……なぜ? 」となっています。
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