韓国は、エネルギー輸送の要衝ホルムズ海峡の事実上の封鎖の影響を受けないルートを通じて、2億7000万バレル以上の原油供給を確保した。韓国大統領府の姜勳植(カン・フンシク)秘書室長が15日、発表した。
姜氏はカザフスタン、オマーン、サウジアラビア、カタールの4か国歴訪から帰国後、「4か国歴訪により、年末までに2億7300万バレルの原油輸入を確保したことを国民に報告する」と述べた。
姜氏によると、この量は韓国の原油需要の3か月分以上を賄えるという。
(引用ここまで)
昨日もちらと書いた「韓国はホルムズ海峡を通らないルートでの原油、2億7000万バレルを調達した」との話。
この2億7000万バレルって数字をちょっとチェックしてみましょうか。
韓国にとってこれがどのくらいの数字なのか。
結論から書くと、ざっくり3ヶ月半分くらいにしかならないのです。
韓国における原油の年間調達量は9億バレル前後とされています。
しかも、これが「いつ届くかは分からない」とされている数字でしかない。
……いや、これはきついな。
年内はまだ8ヶ月半あるのに、調達できた原油は3ヶ月ちょいでしかないのですよ。
ちなみに日本の年間消費量ははだいたい11億バレルていどとされています。
経済規模の違いほどには違わないのは、日本はそもそも消費電力が小さいからですね。省エネの意識が国民に行き渡っていて、先進国の中でも圧倒的に省エネ。
あとバカみたいな円高の時に、工場が外に出てしまったので日本国内でそこまで電力消費が必要とされていない部分も大きいですかね(ため息)。
韓国では電力公社が原価割れで電力を供給しているので、農家がハウスで重油を燃やさずに電力暖房を導入しているほどです。
ま、結果として韓国電力公社の負債が200兆ウォンを超えたりしているわけですが。
あと原油も問題なんですが、韓国の場合はもっと大きな問題が天然ガスの輸入。
韓国ではLNG火力が23.4%と原子力、石炭に次ぐ大きさとなっています。
カタールからの輸入分だけで全体の20%前後。UAEが1%前後。
それからオマーンからの輸出が11%前後。こちらはLNGを出す港がイランから遠いのでなんとかなるんですかね。弾道ミサイルで狙われたらどうにもならない気もしますが。
日本は高市総理が「年明けまで目処がついている」としています。
これは備蓄分放出も含めたものでしょう。
石油確保、年明けまでめど 高市首相「代替調達を拡大」(時事通信)
韓国は頑なに「備蓄放出はしない」としていますが。
なんででしょうかね。不思議でしかないのですが。
あと日本はアジア各国に原油調達を支援するとして1.6兆円を支出すると表明しています。
これが「日本が消費する製品のある東南アジア向けの手当」なのですね。
医療関連の製品は多くが東南アジアでの製造となっています。
アレな人々が騒いでいる透析関連の製品なんかも少なからず東南アジア製ですね。
この報道でまた噴き上がっていた人がいましたが、そうした製品の調達に成功してほしくないんですかね?
まあ、政権を批判することさえできればなんでもいいんでしょうけども。
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