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ついに在韓米軍が韓国政府に「THAADミサイルの正式配備を認めろ!」と詰め寄る。韓国政府関係者「まるでアメリカと中国、どちらを選ぶのかと言われたかのようだった」……それではここでTHAAD配備にまつわるグダグダをまとめてみよう

米国、韓国にTHAADの正式配備を要請か(朝鮮日報)
 昨年末にワシントンで開催された韓米統合国防対話(KIDD)において、米国が慶尚北道星州の基地に臨時配備されている米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」の正式配備を急ぐよう、韓国側に要請していたことが29日までに分かった。ある韓国軍関係者は「この会議で米国は2日間にわたり2回以上、THAADの早期配備を要求してきた」「しかし韓国側は環境影響評価など、民主的な手続きが必要との原則的な回答しかしなかったようだ」などと明らかにした。韓国軍内部では「軍のトップ同士の会議であるKIDDで米軍がTHAAD配備を要求したことは、中国への圧力に韓国も参加するよう求めてきたことに他ならない」といった見方も出ている。米国は先日、韓国政府に対し、中国の通信機器最大手・華為技術(ファーウェイ)に対する禁輸措置に参加することや、南シナ海における航行の自由作戦への支持などを要求してきたという。これに加えてこれまで落ち着いていたTHAAD問題まで表面化したことで、米中間の利害関係が鋭く対立する問題の全てにおいて、韓国政府は選択を迫られる状況に追い込まれている。 (中略)

 米軍は兵士の劣悪な居住環境改善などを理由に、星州基地の改修に向けた協議を韓国軍と進めてきたが、交渉は全く進展していない。陸路の開放を求める米軍と、これに難色を示す韓国政府の間で折り合いがつかず、話し合いはずっと平行線を続けてきた。そのため米軍は宿所用のコンテナを星州基地に運び込んだようだ。

 在韓米軍THAAD砲兵部隊は2017年4月と9月の2回にわたり、慶尚北道星州基地に必要な装備を分散して搬入したが、それでも現場では野戦(臨時)状態での運用が続けられてきた。そのためレーダーや発射台など核となる設備は配備されたものの、発電施設や兵士の居住に必要な施設は今も設置されていない。影響で兵士たちは臨時に改装されたかつてのゴルフ場クラブハウスで食事や宿泊を行っている。これに加えてTHAAD配備に反対する活動家らによる抗議行動の影響で、陸路を通じた資材の搬入も制限されているため、必要な物資の補給も円滑に行われていない。

 韓国国防部は2017年11月、それまでゴルフ場だった星州基地施設の1回目の補修工事を完了したが、劣悪な環境は改善されていない。そのため今もクラブハウスのロビーやロッカールームなどには野戦用の簡易ベッドが設置され、兵士たちはそこで生活している。またボイラーの水漏れやエアコンの故障といった問題も相次いでおり、トイレなどの基本施設も足りない状況だ。このような不満が報告されたことで、国防部は昨年、米軍兵士のため2段ベッドを持ち込み、トイレなどの改修も行ったが、根本的な解決には至っていないようだ。上記の韓国政府関係者は「今も何人かの米軍兵士が狭い空間で不便な生活を強いられている」「われわれが見ても環境は非常に悪い」と伝えた。米軍はTHAADに必要な発電施設用燃料を毎週2-3回ヘリコプターで空輸している。しかし発電量が足りないので、この問題を解決するため昨年11月にはTHAADに使用するバッテリー用車両をヘリで空輸した。 (中略)

 星州基地の入り口には今もおよそ10人の活動家が抗議行動を続けており、資材や機器などの搬入の様子を見守っている。上記の韓国政府関係者は「活動家の人数は以前に比べてかなり減ったが、それでも周辺住民などによる抗議行動は続いている」と伝えた。韓国軍などからは「中国の顔色をうかがっているわけだが、最終的にはいつかTHAADは配備されるだろう」「米軍の不満をいつまでも見て見ぬふりはできない」などの声が上がっている。
(引用ここまで)

 在韓米軍がTHAADミサイルを設置してから2年ほどになりますかね。
 ちらっと韓国でのTHAAD配備への道、みたいなものをまとめておきましょうか。

 2017年5月の当初は2基のランチャーのみで暫定配備だったのですが、北朝鮮ミサイル危機を受けて7月には残りのランチャー4基も配備されてフルセットになりました。
 そもそもムン・ジョンイン特別補佐官が暫定配備のあとに「在韓米軍であろうと大統領であろうと法を超えられない。環境アセスメントを1年以上、できれば2年はする」って言っていたのですよ。2017年の6月でした。
 で、7月28日には「徹底的にやるからTHAADのフルセット配備は当分は無理だ」って大統領府から宣言がありまして。
 その夜に北朝鮮がICBMの発射テスト。
 未明にはムン・ジェインがTHAADの追加配備決定していたっていう。
 ぶれっぶっれでしたね。まあ、これはいい意味での君子豹変だったと思いますけども。

 THAAD配備についてムン・ジェインは大統領選挙中から「環境評価を」と言い続けてきましたが、選挙戦後半になってからは「外交的に解決し、安全保障と国益を同時に守る腹案がある」とか言い出して「おっと、こいつからは鳩山臭がするぜぇ!」って話になったことを覚えています。
 これも強烈な印象だったなぁ……。

 で、中国がそれに反発して韓国への観光客を送らなくなったり、ロッテグループをあからさまに取り締まって中国からロッテマートを撤退に追いやったりしてましたね。
 慶尚北道の星州にあったロッテグループ所有のゴルフ場をTHAAD配備の基地として供出したためです。
 中国はTHAAD配備が云々されるようになった時点で「配備されたら中韓関係は一瞬で破壊される」と警告していたのですから、それを忠実に履行しただけなのですけども。

 で、フルセット配備になってからこっち、ゴルフ場への唯一の道に施設検問所を設置して資材搬入を阻止しているのですよ。
 一応、地元住民もいるらしいですけどね。90歳の老婆を前面に押し出して強制排除を免れるを止めたなんてこともやってました。
 どっかで見たことのある風景ですが、ああいった連中がやることって基本的に共通しているんだろうなぁ……。
 ちなみにこの連中がTHAAD配備反対の理由として挙げていたのは「強い電波で農作物がダメになる」「ミツバチが全滅する」「住民が癌になる」というようなものでしたが、なぜか韓国政府が電波強度を計測しようとしたら「勝手に計測するな!」と激オコで中止に追い込まれたのでした。
 最終的には計測が行われて「人体に影響があるレベルではない」と判明。

 で、さすがにアメリカ政府、在韓米軍共に現状の劣悪なTHAAD基地の状況をなんとかしろと言い始めたと。
 いまだに韓国政府は「環境アセスメントが終わっていないし、今年中にも終わりそうにない」って言い続けているのですが、さすがにもう時間切れ……。
 というか、米軍側も夏までにはまともなエアコンの効いた宿舎を作りたいというのも本音でしょうね。
 こんな部分から駐留への嫌気が差してくる、なんてことはよくあることでもありますけどねー。

"ついに在韓米軍が韓国政府に「THAADミサイルの正式配備を認めろ!」と詰め寄る。韓国政府関係者「まるでアメリカと中国、どちらを選ぶのかと言われたかのようだった」……それではここでTHAAD配備にまつわるグダグダをまとめてみよう"へのコメントを書く

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