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韓国での検事総長VS.ムン・ジェイン政権の抗争に決着か。左派紙も「ユン総長が判定勝ちした」と書かざるを得ない状況へ

「判定勝ち」の韓国検察総長…公正性問題・検察不信・反感が克服すべき課題(ハンギョレ)
 憲政史上初の現職検察総長に対する懲戒、これを不服としてユン・ソクヨル検察総長が行った文在寅(ムン・ジェイン)大統領と張り合った法廷闘争の勝者は、ユン総長だった。自分が主導したチョ・グク前法務部長官の妻、チョン・ギョンシム教授事件の捜査が一審で有罪判決を受けたのに続き、懲戒執行停止まで受けたユン総長は、復帰後、自分の考えを迷わず行動に移すものとみられる。

 ユン総長の任期はあと7カ月しか残っていないが、懲戒の不当性が確認され、いつにも増して力を得た状態だ。 (中略)

 もちろん、ユン総長が前途洋々というばかりではない。職務復帰後、大田(テジョン)地検の月城(ウォルソン)原発事件を指揮し「生きた権力に対する捜査」を強調するだろうが、最高検察庁の国政監査で政治参加を示唆した発言に足を引っ張られる可能性が高い。「退任後、政治はしない」という宣言・約束がない限り、文在寅政権と対立し勝利した野党の大統領候補として人気はさらに上がるだろうし、「政治家を目論む検察総長」の捜査指揮には公正性問題がつきまとうことになる。来年初めに発足する高位公職者犯罪捜査処(公捜処)も危険要素だ。ユン総長が「裁判部の政治傾向分析文書」の作成を指示したという職権乱用の疑いなどが公捜処の第1号事件になるという話が、早くも政界から流れている。ユン総長は職務に復帰し判定勝ちを収めたが、これを「検察の勝利」と解釈するのは性急かもしれない。ユン総長が文大統領と対立する姿から、司法府の判断とは別に検察に対して不信感と反感を覚える世論も少なくないからだ。
(引用ここまで)


 昨日のユン・ソンニョル(ソクヨル)検察総長への懲戒に対する執行停止申請を認めた裁判所の決定。
 そして、一昨日のチョン・ギョンシム教授への懲役4年の実刑+法定拘束という結果から、ムン・ジェイン政権VS.検察当局という抗争はユン総長の勝利に終わりそうだ、という話。
 これを政権に近しい左派紙であるハンギョレが書いている。
 どれだけ政権に対して大打撃であったかということがよく分かりますね。

 一応、最後には「完全勝利ではない、判定勝ちだ」「来年発足する公捜処がユン総長を捜査するかもしれない」「政治的中立が保たれていない」だのなんだのって書いていますが。
 まあ、負け惜しみ。
 裁判所が懲戒の停職2ヶ月に対して認めたのは、一審判決から30日後までの執行停止。
 つまり、本裁判になってかつ判決が出て、それから30日後までは執行停止のまま。
 おそらくは本番の裁判でも似たような判断が下されることでしょう。
 当初から検察官の大多数から反対の声があがり、かつ法曹界からも「これは無理筋が過ぎる」と指摘されていたことですから。

 11月頃まではハンギョレも「(職務停止&懲戒委開催の最大の理由となった)裁判官監査について究明せよ」とか社説で言っていたのですが。

[社説]検察の「裁判官査察」疑惑、迅速な究明が必要だ(ハンギョレ)

 チョン・ギョンシム教授への判決、およびユン総長への停職2ヶ月が認められなかったという裁判所によるふたつの判断を見て、さすがに政権側に理がないことを悟ったということなのでしょう。

 この状況から攻めれば攻めるだけユン総長の名声が上がり、ムン・ジェイン大統領のレイムダック化が進んでいく。
 政権側はこのあたりで矛を下げるべきだ、というアドバイスなのかもしれませんね。


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