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韓国野党で拡がる党内抗争「大統領選でも統一地方選挙でも負けたのはイ・ジェミョンのせいだ」「ムン派がもっと協力してくれれば!」……これこそ韓国ですね

親ムン「大統領選挙 - 地方選敗北の原因を明らかにしなければならない」 vs 親ミョン「文政権、党にも責任」(東亞日報・朝鮮語)
6・1地方選挙敗北で触発された共に民主党内の親ムン(親ムン・ジェイン)と親ミョン(親イ・ジェミョン)陣営間の対立が、イ・ジェミョン議員とムン・ジェイン政権をめぐる「評価攻防」に広がる様相だ。親ムン陣営が大統領選挙、地方選挙敗北評価とともに、イ議員とソン・ヨンギル前代表の公認過程も問題にしてから、親ミョン陣営は「敗北責任は文在寅政権と民主党自体にもある」と応酬した。民主党が今週の緊急対策委員会構成と全党大会開催時期、大統領選挙と地方選挙評価方式などを決定すると見て、両側の対立はさらに激化するとみられる。

チンムン議員らは仁川桂陽区の国会議員補欠選挙に出馬した李議員とソウル市長選挙に出馬したソン元代表公認過程について集中的に問題を提起した。 キム・ジョンミン議員は同日、KBSに出演して「民主党が民主主義をきちんとしているかという問題が核心」とし、「桂陽区、ソウル市長出馬決定の過程が正常な政党であればまともな決定でない」と指摘した。 シン・ドングン議員も同日、フェイスブックで「誰かの責任ではなく、みんなの責任という式に追い込むことは責任の軽重を遮る方式」と指摘した。

チンムンが敗北の評価を強調するのもその過程で公認過程の問題点まで明らかになるという展望がある。 あるチンムン議員は「非常対策委を構成し、なぜ大統領選挙と地方選挙で敗北したかどうかを調べてみたら自然に公認過程も見ざるを得ないだろう」とし、「特定の人を攻撃しようとするものではなく、問題解決のために必ず必要なプロセス」とした。

一方、親明陣営は大統領選挙と地方選挙敗北の根本的な原因は、ムン・ジェイン政権と民主党自体にあるという態度だ。 李議員と近いある議員は同日、東亜日報との通話で「地方選挙の敗北は、民主党が野党になっても『検察捜査権完全剥奪』を強行処理するなど与党のふりをしたため」とし、「イ・ジェミョン責任論よりも前に国民が握らせたろうそく権力を5年ぶりに取られたことから反省しなければならない」とした。
(引用ここまで)


 勝ったほうはパイの取り合いで争いになり。
 負けたほうは負けた責任の押しつけ合いで争いになる。
 ……とても、韓国です。

 まあ、ムン・ジェイン派、そしてイ・ジェミョン派それぞれの言い分も分からないではない。
 イ・ジェミョンにしてみたら「ムン・ジェイン大統領がもうちょっと大統領選挙に対して強く介入してくれたら0.7%の差は覆せたのではないか、と思うでしょうよ。
 不動産政策の間違いを認めてくれたら。
 あるいは経済政策の間違いを認めてくれたら。
 もしくは大統領選挙当時、1日の感染者が30〜50万人と新型コロナでピークに達していた感染対策の誤りを認めてくれたら……となるでしょうね。

 なにしろたったの25万票差でしたから。
 13万票をこっちに持ってくることができれば結果は変わっていたのに、と思うのは人情でしょう。


 ただまあ、当時の党内主流派であった親ムン派からしてみれば「同じ派閥でないどころか、外様としてもっとも遠い位置にあったイ・ジェミョンをそこまで支援する義理はない」ってところです。
 大統領選挙で負けただけでなく、イ・ジェミョンが党の顔となった統一地方選挙でも負けている。
 ほら見たことか、というのが親ムン派の気分でしょうね。

 とはいえ、親ムン派から大統領選に出馬できる人物もいなければ、現在の党の顔になれる人物もいないというのもまた現実なのですが。
 後継者とされていたチョ・グクもいなければキム・ギョンスもいない。
 あえていうなら元法務部長官のチュ・ミエくらいでしたが……なんとも小物。

 ま、どちらも考えているのは自分の陣営が前に出ることだけで、党勢を高めるなんてつもりがまったくないのが笑えるポイントではありますね。
 同じ党に属しているはずの双方が「食えない飯なら灰でも入れてやれ!」とばかりに責任の押しつけ合いをしている。
 いや、これこそ韓国ですわ。

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