ソウル大学の同窓生の卒業写真などを利用して被害者の顔を合成した不法合成映像物(ディープフェイク)を製作・流布した疑いで起訴されたパク某(40)氏に裁判所が懲役10年の重刑を宣告した。
ソウル中央地裁刑事合議31部(パク・ジュンソク裁判長)は30日、性暴力処罰法違反の疑いで拘束起訴されたパク被告に懲役10年の刑を言い渡した。 検察が求刑した量刑を減軽せずに重刑を宣告したのだ。 共犯のカン某容疑者(31)には懲役4年が言い渡された。
パク氏はソウル大学の同窓生など女性たちの卒業写真や社会関係網に上がってきた写真で性犯罪物を製作した後、テレグラムチャンネルとチャットルームを通じて流布した疑惑で裁判に付された。 パク氏とカン氏らはテレグラムを通じて会い、役割を分担して犯罪を犯し、被害者を脅迫したりもした。 現在まで確認された被害者は、ソウル大学の同窓生12人を含め、60人を超えるという。
(引用ここまで)
AIによるディープフェイクわいせつ映像が全世界で広まっていますが。
その被害の60%が韓国で生まれているとの統計がありました。
AIによるディープフェイクわいせつ動画、韓国で作られたものが全世界の過半を占める……これがIT大国ってヤツか(楽韓Web過去エントリ)
人口5000万人に過ぎない韓国で、全世界における60%分の被害が生まれている。
韓国社会におけるひどい男女分断の象徴ともいえるでしょうね。
まあ、ただのエ□好きであるって部分も否定できない事実ですが。
そして、ディープフェイク映像による被害がどれだけひどいかってことを象徴する事件がこのソウル大学卒業生による事件。
同級生らの卒業写真や、SNSに上がっている写真を使ってディープフェイク映像を作って匿名性の高いメッセージアプリ・テレグラムで流布。
さらにその映像で女性らを脅迫したって事件。だいぶ悪質。
これ、2021年の事件だったかな。
テレグラムのチャットルームにディープフェイク映像専門の「リンク部屋」があって、そこに「知人」「家族」「教師」「芸能人」なんかの部屋に向かえるって仕組みになっているとのことで。
ちょっと調べただけでも暗鬱としてくるくらいに闇が深い。
昨日、その事件の地裁判決がありまして。
主犯のソウル大卒業生パク某に懲役10年の判決。
検察からの求刑をそのまま判決にしたとのことで、一罰百戒を狙った部分もあるのでしょう。
そうしなければならないほどに、現在のディープフェイク映像による被害が大きいってことでもあるのですね。
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