李在明候補は金候補について「内乱に成り行きで同調した、しなかったと言葉を変える人」(13日、蔚山)と述べ、民主党の選挙対策委員会(選対委)は金候補を「尹錫悦(ユン・ソクヨル、前大統領)が支持して全光焄(チョン・グァンフン、サラン第一教会牧師)が操縦する極右内乱勢力のアバター」と非難した。李在明候補は国民の力などに向けては「内乱勢力を必ず捜し出して法廷に立たせるべき」(14日、昌原)とも話した。 (中略)
実際、民主党が12日に発表した10大政策公約は、過去の大統領選挙に比べて具体性が落ちるという指摘があった。20日ごろ発表する公約集にも数値などは入れない予定だ。選対委で政策を担当するある議員は「数値を提示すれば執権後に負担になるため大きな方向性だけを提示する」と話した。
(引用ここまで)
イ・ジェミョンが大統領になったら、どんなことをしはじめるのかって話をしてみましょうかね。
実はそんなに見えていないです。
先日発表された公約とかも「うっす!」ってなるくらいに薄い。
いまのところ「黄色い封筒法導入」「AI関連への投資集中」「週4.5日労働」くらいかな。
あと今回は公言していませんがベーシックインカムを標榜しているので、基本的に「大きな政府」主義です。
公約集が明日16日に発表される予定ではありますが。
そちらもなんというか薄味なものになると思われます。
まあ、イ・ジェミョンの政治的方向性がなにもないのでしかたないというか。
ムン・ジェインのような北朝鮮への極端なこだわりとかもないですし。
経済的に韓国をどうこうするって方向性とかも持ってはいません。
そもそもなんのために政治家になったかっていうのも「敵を叩き潰すために政治家としての力が必要だったから」なんですよね。
実際、敵を設定してはそれを潰すってスタイルを貫いています。それしかしていないというべきか。
具体例としては……直近では国会議員への逮捕同意案が、共に民主党所属議員の造反多数で可決されましたね。
その粛清のために親ミョン派(親イ・ジェミョン派)以外は徹底して総選挙で非公認にするなんてことをやってました。
そんな人間が「私は分断を宥和させる統合大統領になる」とか言ってんだからバカバカしい話なんですが。
なのでそれがいい方向に向かうのであれば、よい大統領になる可能性もなくは……いや、ないな。
大統領になっても敵を設定してそれを叩くって手法を続けると思います。
外交では日本を目の敵にするでしょうし。
内政では大企業を目の敵にするでしょう。特に金融関連。
かつて「弱者に低金利で貸し出さない金融機関は正義ではない」とか言い出したことがありますね。
極貧家庭の息子として生まれたルサンチマンが「金のあるところ」に向かっているのです。
それ以外の政治手法を持たない人物です。もう当選自体はしょうがないので、日本としてはつきあいを最低限にするしかないですね。
それ以外の防衛手段がないです。5年の任期は長いよなぁ……。
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中味は長編記事。最新の記事は「条約も約束も三権分立も無視する韓国、その理由である「正統性」とは? そして日本はどのように対応すべきか 」となっています。
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