中国が2月1日から韓国発入国者を対象にコロナPCR(遺伝子増幅)検査を義務化する。中国は中国発入国者対象防疫水位を高めた韓国と日本にビザ発給中断で対応した後、今月29日、日本国民にはビザ発給を再開したが、韓国に向けて報復水位を高めている。
駐中韓国大使館は、中国政府が外交経路を通じて2月1日から韓国発中国到着直航航空機搭乗客全員を対象に入国後PCR検査を義務化すると通知したと31日、ウェブサイトに公示した。PCR検査の結果が陽性である場合は、自宅または宿泊施設から隔離する必要があります。中国が今月8日、入国者対象コロナ検査と施設隔離義務を全面廃止した後、特定国家発入国者を対象に新たな防疫措置を適用するのは今回が初めてだ。 (中略)
中国は最近、日本に加えた防疫報復措置を解除した。今月29日から日本国籍者向け中国行きビザの発行を再開した。当時、韓国人ビザ発給再開の可否は一切言及しなかった。
(引用ここまで)
中国が日本に対してはビザ発行を再開し、韓国に対してはビザ発行停止をしたまま。
さらに昨日から韓国からの入国者に対してはPCR検査を義務化。
この措置、中国の日韓への態度の違いとして韓国では大きく報じられています。
ビザ発行時点で「なぜだ?」みたいな報道が少なからずありましたね。
中国、日本のみ「ビザ報復」解除‥韓国は維持(MBC・朝鮮語)
日本へのビザ発行停止を発表してからわずか19日で解除。
その一方で韓国に対してはビザ発行停止をしたままで、さらにPCR検査も義務化。
なぜこのような違いが生まれたのだ……と。
まあ、これで「中国は韓国にだけ厳しい措置をしているんだ」みたいに煽ったほうがPVは上がるのかもしれませんが。
実際は──
・日本は中国に対するビザ発給停止をしていない(水際対策あり)
・韓国は中国に対してビザ発行停止をしており、中国からの入国者にPCR検査を義務化している
日本に対してビザ発給停止を宣言してしまったのは、いわば中国の勇み足。
しかも、一般ビザの発給停止ですから、相当に重い措置。
たぶん、駐日中国大使館あたりから「いや、それはやりすぎだ」って報告が行ったんじゃないですかね。
実はなんか「ビザ発給停止解除」をする前から、必要な分のビザはこっそりと発給していたらしいという話も聞いてます。
要するに相互主義に基づいて韓国に対して厳しい措置をやっているだけ、というオチなのでした。
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